おおかた予想はしていましたが、maneoで償還期限を迎えた案件について、延滞が発生しました。
合計2件、私の投資額は約140万円です。
内容を紹介します。
<目次>
延滞発生案件その1:不動産事業者OO社向け
不動産事業者OO社向け案件で、延滞が発生しています。
*この当時は金融当局の規制により、借り手の詳細及び不動産の詳細は匿名化されています。
事業者OOに対する貸付総額は12億7,000万円、9月分の利息は回収できましたが元本は回収できず、遅延となりました。
おそらくはもともと、リファイナンスを前提とした案件だった可能性があります。それが一連のmaneoの問題でファンドを組成できなくなり、今回の元本未回収につながったのでしょう。
担保物件は北海道に3ヶ所、収益還元で評価額49億4,500万円ですが、先順位が34億3,200万円あります。
土地建物面積&収益還元査定ということから考えると、商業施設でしょうか。
現在、詳細状況の確認中とのことで、2週間を目処に次の連絡がある予定です。
延滞発生案件その1:不動産事業者FE社向け
不動産事業者FE社向けの案件でも、遅延が発生しています。
事業者OOに対する貸付総額は12億円、こちらも先のOO社と同様、9月分の利息は回収できましたが元本は回収できず、遅延となっています。
担保物件はこちらも北海道で2ヶ所、評価額26億1,000万円、先順位11億8,600万円。
こちらも詳細の確認中で、2週間後に連絡がある予定です。
さすがに事前に分かっていたのでは?
maneoに関する一連の問題を受け、リファイナンスできなかった案件が次々に遅延になっているのが現状です。
これら案件もおそらくそうだったと思うのですが、であればもう少し前に分かりそうなもので、リスク情報を投資家に連絡することはできなかったのか、疑問に思います。
(穿った見方をすれば、そんな人的資源さえも今のmaneoには残っていない、ということかもしれませんが)
延滞が発生しましたので、債権回収業務は業務委託契約に基づき、パルティール債券回収に移ることになります。
個人的な意見ですが、縁もゆかりもない事業者の、それも一部はあまり質の良くない債権回収を突然行うことになったわりには、パルティールはがんばっていると思います。
この2案件、いずれも第二順位ながら不動産担保がありますので、なるべく早く・なるべく多くの回収ができることを期待して、急がずに待っておきます。
(雑所得は年をまたいで損益を相殺できないので、できれば損失は均して欲しいところ)
また進捗がありましたら、記事にします。