融資型クラウドファンディング、「CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)」の話題です。
CAMPFIRE Ownersは、有名なクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」から生まれた融資型のサービスです。
他の事業者とは異なる案件を募集するのが特徴ですが、今回もまたそういった案件でした。
<目次>
温泉プロバイオティクス企業が手がける、品薄の除菌剤
一つ目の案件は、アルコール除菌剤開発ファンド。
大分県別府市に拠点をおき、温泉微生物の研究と化粧品などの製造販売を行う「SARABiO温泉微生物研究所」が投資先になります。
本来は温泉プロバイオティクス発想のヘアケア、スキンケア、ボディケア製品を製造販売している会社ですが、足下のコロナ禍に対応するため、供給不足のアルコール除菌剤の開発を行うことになりました。
今回のファンドは、そのアルコール除菌剤の開発費用を融資するものです。
【CAMPFIRE Owners 公式サイト】(広告リンク)
アルコール除菌剤開発ファンドの詳細
ファンドの詳細は以下の通りです。
・アルコール除菌剤開発ファンド
予定利率:年利6.0%(元利一括償還)
運用期間:約18カ月
募集総額:2,000万円
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利率6.0%は悪くありませんが、担保無し、個人連帯保証のみ、18カ月元利一括償還と条件的には不安があります。
CAMPFIRE Ownersの場合、融資はリコースローンで行われます。
アルコール除菌剤開発のビジネスがこけたとしても、SARABiO温泉微生物研究所がデフォルトしなければ元本は償還されますので、この点をどう考えるかが投資判断の分かれ目になると思います。
また、このファンドでは優待も付いています。
20万円以上投資した場合、地獄蒸しドリップコーヒーや入浴剤、スキンケアローションなどがプレゼントされます。
特許出願中の「ゼロすむ」も同時募集
もう一つの案件は、不動産賃貸の初期費用をゼロ円にする「ゼロすむ」ファンドです。
・不動産賃貸初期費用ゼロ円「ゼロすむ」ファンド
予定利率:年利6.0%(元利一括償還)
運用期間:約11カ月
募集総額:3,000万円
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資金の使途は、入居時の初期費用の立て替え資金です。
入居時に必要なまとまった資金を立て替え、毎月の家賃に上乗せして支払っていくというビジネスモデル(特許出願中)。
初期費用の用意が難しい若年層を中心に、3,000件を超える申し込みがあるそうです。
金融資産が少ない入居者を受け入れることは、大家側としてはリスクになりますが、そこは保証会社を入れることでリスクを管理。
さらに、賃貸物件の契約手続きをスマホ1台で行えるという特徴もあります。
(「ゼロすむ」が希望者に代わって物件の仲介会社や管理会社に問い合わせ、電子契約可能ならそのまま契約まで完結できる)
不動産事業はまだまだIT化が遅れているとのことですが、この事業は今後の賃借契約を考える上でも興味深いものだと思います。
【追記】CAMPFIRE Ownersでのキャンペーン情報
CAMPFIRE Ownerrsでは現在、(おそらく)サービス開始以来初となるキャンペーンが開催中。
5/21~6/15の期間に投資した合計の投資額に応じて、Amazonギフト券がプレゼントされます。投資額の合計と、プレゼントされるAmazonギフトの額面は以下の通りです。
最大キャッシュバック1%はなかなか太っ腹で、私を含めて投資の後押しになるのではないでしょうか。