昨日に続きIPOネタです。
IPO投資に本気で取り組もうと思って、色々と投資ブログやサイトを見ています。
IPOで当選確率を上げるには、まず多くの証券会社の口座を準備することが重要ですが、調べてみるとそれ以外にもやれることがありそうです。
IPOの当選確率を上げる方法
- 主幹事から申し込む
- 抽選対象株数が多い順に申し込む
- ポイントを活用する
- 抽選タイミングがずれる証券会社でも抽選する
主幹事から申し込む
IPOの当選確率を上げるには、複数の証券会社からIPOの抽選に申し込むのが最も効果的なようですが、さらに当選確率を上げることもできるようです。
まずは主幹事証券会社から申し込むこと。
IPO株を引き受ける割合は証券会社によって異なり、一律ではありません。
中でも主幹事と呼ばれる証券会社の割合が高く、平均すると80%くらいの引受割合となるようです。
主幹事証券会社:80%
幹事証券会社A:10%
幹事証券会社B:5%
幹事証券会社C:3%
幹事証券会社D:1%
幹事証券会社E:1%
上記のような割合となっていることも多く、単純に引き受けた株数を比較すると主幹事と平幹事証券会社DやEとでは当選する確率は80倍も違うことになります。
銘柄によって引受割合は違うものの、主幹事が最も多くのIPO株を持っていることは間違いないので、同じIPOの申込をするなら、主幹事証券会社に積極的に申し込む必要があるということですね。
主幹事となる証券会社は野村證券が最も多く、ついでSMBC日興証券や大和証券、最近はSBI証券の主幹事銘柄の割合も増えてきています。
抽選対象株数が多い順に申し込む
あと、抽選対象の株数が多い順に申し込むのも重要なようです。
各証券会社ではIPOの抽選に回す割合が異なります。
野村證券やSMBC日興証券が10%であったり、大和証券が20%、SBI証券では64%、マネックス証券やカブドットコム証券では100%がネット抽選用に回ってきます。
大手の証券会社では、優良顧客向けにIPOを与える「裁量配分」ということを行っており、ネットの抽選用に回す割合が低くなっています。
引き受けた株数が多くても、配分割合が低いと、結果的に抽選対象の株数は少なくなるということもありえますので、抽選対象株数が多い順に資金が許す限り申込をするのが良さそうです。
上で例にあげた引受割合で、仮に各証券会社を以下とすると、抽選に回ってくる株数の割合は以下のようになります。
野村證券(配分割合10%):80%→8%
SMBC日興証券(配分割合10%):10%→1%
大和証券(配分割合20%):5%→1%
SBI証券(配分割合64%):3%→約2%
マネックス証券(配分割合100%):1%→1%
カブドットコム証券(配分割合100%):1%→1%
配分割合を加味しても、主幹事の株数が多いことには変わりなさそうです。
ただ、主幹事以外はあまり割合が変わらなくなるので、ネット抽選への配分が多いマネックス証券やカブドットコム証券などは引受株数が少なくてもあなどれないことがわかりますね。
なお、実際の抽選ではこれにさらに各証券会社でのIPO申込数も当選確率に関係することになります。
口座数が多い証券会社ほど抽選の倍率は高くなりますので、大手の野村證券、ネット証券最大手のSBI証券などは熾烈です。
また申込口数ごとに抽選をすることになり、資金量が多い投資家が有利なSBI証券はさらに当たりづらくなります。
引受株数や配分割合が少なくても、口座数が少なくIPO参加者が少ない証券会社だと当選確率が意外に高いということもあるようです。
穴場と言われる証券会社は東海東京証券やいちよし証券、岩井コスモ証券などでした。
ポイントを活用する
IPO独自のポイントがあるSBI証券を利用したり、自社のポイントプログラムのポイント残高に応じてIPO当選確率が上がる大和証券をうまく利用することで当選確率を上げることもできます。
SBI証券にはIPOチャレンジポイントというポイントがあり、IPOの抽選に落選するとポイントが1ポイントたまります。
SBI証券のIPO申込では、IPOチャレンジポイントを使用して申し込むこともでき、ポイント上位の人にはIPOが当選します。
つまり、IPOの申込を続けていれば、いずれはIPO当選をすることができます。
大和証券では、抽選時に完全抽選のあと、抽選に落選した人の中から再度抽選をするチャンス抽選という、敗者復活戦のような抽選制度があります。
チャンス抽選の当選確率はポイントプログラムの残高によって、当選確率が最大で10倍まで上がるしくみになっていて、ポイントを多く持っているとIPOが当選しやすくなります。
ポイントをためるには通常売買手数料を多く支払うか、債券などを多く買付する必要がありますが、大和証券の株を持っていると、株主優待でポイントをもらうことができます。
株主優待でポイントをためることで、大和証券のIPO当選確率を高めることができます。
チャンス抽選の当選確率10倍は大きいので、こちらも狙っていく必要があります。
なお、大和証券の株主優待の権利確定は9月末となっています。
抽選タイミングがずれる証券会社でも抽選する
あと、抽選タイミングがずれるいわゆる「後抽選」と呼ばれる証券会社だと、他の証券会社で抽選に外れた後でも申込・抽選をすることができ、チャンスが増します。
後抽選の証券会社は楽天証券や松井証券のようです。
やれるところからやって当選確率を上げていく
このように見ていくと、色々とIPOの当選確率を上げる方法はあるようです。
IPO投資で稼いでいる猛者の人たちはこのような地道な努力を積み重ねて、当選確率を上げているんですね。
対策するのに時間やお金がかかるものもあるので、私もまずはやれるところからやっていって、徐々に当選確率を上げていきたいと思います。
やはりまずは申し込みの順番や優先順位付けをきちんとできるようにして、資金移動をスムーズにできるようになるところから始めたいです。
三井住友銀行の口座は必要な気がしているんですよねー