現在、世界中には数え切れないくらい多くの企業が存在しています。
我々日本人は世界の企業となると把握できないので、多くの人は日本企業に投資をします。
やはり、自国の企業の方がよく知っている企業ですし、日本の市場はまだ十数年は伸びる可能性を秘めていますからね。
しかし、そうは言っても日本の上場企業というのは3500社以上存在し、日本だけで考えても投資対象が多すぎて困ると思います。
こんなにたくさんの企業がある中で、優良株を探すとなるとちょっと一苦労ですよね。全部を見るわけにはいきません。
しかし、楽天証券のスクリーニング機能を使うと優良株を簡単に検索することができちゃいます。
こんな便利な機能を使わないのはとっても損です。
そして、スクリーニング機能(条件を絞った検索機能)をうまく使いこなすことができると自分専用の優良企業リストを比較的簡単に作ることができます。
(関連記事:投資をしたい優良企業のリストを作っておくと管理が楽)
今回は楽天証券のスーパースクリーナーを使いこなして自分の探したい条件の株を探す方法をお教えいたします。
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楽天証券のスクリーニング機能(スーパースクリーナー)の使い方
- まずは楽天証券にログインします。
- 楽天証券ログイン後のページの上部タブにある国内株式を選びます。
- 国内株式のタブの下にあるスーパースクリーナーを選びます。
- スーパースクリーナーページの左にある詳細検索項目を設定していきます。検索条件追加を押して下さい。
- 詳細条件はかなり多岐に渡って設定することができます。なのであなたが重視する指標を入れることでオリジナルのスクリーニングをかけることができます。今回はまず、バフェットが重視するというメジャーな指標であるPERを設定します。詳細条件をクリックし、詳細条件の中からPER(株価収益率)(予)(倍)というものを選びましょう。別にPER(株価収益率)(倍)でもいいのですが、PERはなるべく将来のもので考えた方が良いでしょう。
- PER(株価収益率)(予)(倍)を選択すると、例えば30以下というような形でスクリーニングをかけることができます。今回はPER20以下に絞って検索します。上限に20と入力しましょう。
- PERが20以下の企業のスクリーニングが完了しました。
- 再度詳細検索項目を選ぶことで、PER20以下かつ別の条件を設定することができます。詳細検索項目のPERの下の検索条件追加を押しましょう。
- 次にROEを設定してみましょう。こちらもPERと同様でバフェットが重視する指標ですね。ROE(自己資本利益率)(%)を選択してください。
(関連記事:ROE~株主利益の指標~)
- PERと異なり、ROEは一般的に大きければ大きいほどいいので下限を設定しましょう。そうすることでその数値以上の企業をスクリーニングにかけることができます。今回はROEの下限を10に設定してみました。
- PERが20以下かつROEが10以上の企業が351件ヒットしました。ちょっと多いですね。さらに条件を追加してみましょう。
- PERやROEを選んだ時と同様に検索条件追加を押して、今度は最近値下がりしたものを検索条件に追加してみます。値下がり率(%)を選択します。
- 値下がり率に関して、今回は3か月前と比較して10%以上株価が値下がりしている株という設定をしました。これで、PERが20以下かつROEが10以上かつ3か月前と比較して10%以上株価が値下がりしている株をスクリーニングにかけることができました。
- すると、42件のヒットがありました。ここまで減ると結構チェックしやすいですね。あとは知っている企業を見てみたり、絞った中でも指標が良い株を詳しく調べたりしてみると良いでしょう。
スクリーニング機能を過信するな
楽天証券のスクリーニング機能はかなり素晴らしいのでうまく使いこなすときっと優良株を絞り込むことができます。
しかし、スクリーニング機能はあくまでも指標から優良株を絞り込むことができるだけですし、完璧なツールでもありません。
優良株は事業内容や他企業と比較した優位性などを考えてあげないといけません。
(関連記事:優良株を判断する3つの大前提)
また、特別損益のような一時的な損益がその年にあったり、過去に赤字を出して損益通算をしていると、一時的に指標が優良株のように見えるなんてこともありえます。そういったことはスクリーニング機能からは判断できません。
(関連記事:利益の種類)
スクリーニング機能から優良株を絞り込む際は、そのような可能性も頭に入れておく必要があります。
ただ、やはり膨大な数の企業を絞り込むにはスクリーニング機能は必須のツールです。
このツールを使いこなし、優良株を検索してみましょう!
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