暗黙の社会通念

生き損ねて死に損ない盥回しで
正当を忌避して不正に飛び込み
止むを得ず強制的に解決される
本当の愛なんて自分で切り捨て
破滅に向かって生きる現実逃避
分別がないまま全てを真に受け
本当は世界で一番の疑い知らず
どんなに辛く悩んでるからって
少し優しくされただけで靡かず
傍から淫らとしか呼ばれない中
類似の甘さに見境なく食い付き
自尊心が低く平気で体を安売り
抵抗感を抱く人々に理解されず
紛らわしい人間模様ほど損する
妄想で作られた世界に埋もれる
次々と絶好の鴨にされ続ける中
イチコロの標的にされてるのに
いつまで経っても気付けない中
初めから偽だから憎悪に裏返る
そんなところには愛なんてない
見え見えの上の檻に気付こうが
目の前の餌に食い付く仕組みで
本能のままに生きるのは動物だ
一途なんて寝惚けた観念を求め
探す前から本来は有るわけない
紛れ込んだら最後の欲望の遊戯
場違いな事を分からず輪廻する
夜を彷徨う人々は夜遊びに暮れ
本気は抜きと相場が決まってる
汚れたなんて感覚の人は来ない
社会通念に叩き付けられる世間
行き交う人々が白い目で見る中
在り来りな実情が現実を物語り
それまでの過ちを叩き込まれる
一般常識に見せ付けられる社会