逆言葉の世界

する気がないから強く主張して
失敗して出来ないから発奮する
大切にするなんて風が吹いたら
期待して欺かれ汚い感情に移る
頑張ってるなんて音が響いたら
信じて騙られ負の感情に変わる
表を真に受けるから謀られる中
人間は叫んでいるほど逆言葉だ
満足に認め切れる限度がない中
当たり前にしてる事は言わない
人間は真実を曝け出している中
想いだけで出来ない口先だけを
信じ込んで高く望んで失望する
違うから頻りに並べ立てていて
一番そうである人間は無自覚だ
真と偽の単純明快な仕組みの中
裏を考え過ぎると潔白に損して
仕舞いには信じて動けなくなり
疑いを持ち過ぎると馬鹿を見る
割り切りで傷付く事を軽減しろ
手間を掛けるから満たされる中
手抜きの狡が一番得して損する
人間は眼に見える得に遊ばれて
見たから却って分からなくなる
人間は低確率を軽んじ過ぎる中
万に一ぐらい有り得なかろうと
正しいのは一の方かも知れない
高確率を必要以上に真に受ける
世界は真実を映し出している中
いつも逆である可能性を考えろ
現実は逆言葉に満ち溢れてる中
真に受ける世界には闇が差して
見抜いてる世界には光が照らす
二つの別世界は見栄えと本質だ