咄嗟の卑怯

頑張っていても報われないのに
妬みたくなるほど傾いた世界で
冷やかな眼に紅い苛立ちが走る
そんなに拗ねたら悪い事なの?
可哀想なんて呼ばれたくなくて
暗い影を落とす日々に強がる中
胸に潜める弱さに孤独が沁みる
知恵だけでは道理に適えない中
一気に舞い上がる蒼白い恐怖に
咄嗟に無我夢中で策を巡らして
何とかなるなら卑怯で仕方ない
降り注ぐ批難の雨に打たれる中
狡く生きてるのが本望じゃない
烙印を押されて付いて回り妨げ
日々は何をやるにも勝手が悪く
人前で強く出れないのが悔しい
宙を飛び交う悪口に嫌気が差す
絶対に屈しないで強くなりたい
透きで隔てに拘り虚飾で彩る中
安易な期待で信じて良い事ない
襲い来る蒼い不安に怯んで避け
無難に徹しないと身を護れない
割り切れない罪悪感が心を縛り
心の片隅で今より楽になりたい
嫌われる節だらけで恐れている
人の心を乱した屈辱は忘れない
意地で張り合っているつもり?
全て得で雪辱を果たせていない
確り影響を見ないと詰めが甘い
客観的に全体像を意識してみろ
与える損が別角度の得に裏返り
全角度で響き合って無敵の立場
心の奥底の信じる勇気を出して
難のある日々を力の限り変えろ