真面目の末路

認め切れずに好い反面で嫌な中
伏せて溜めるほど不満が高まり
無性に悪く想えて仕方なくなる
口先だけの友好では誤魔化せず
綻びが見えて互いに感付き出す
悪化するほど嫌悪感が高まる中
言い繕ってみても行動が伴わず
やがては本心が見え見えになる
筋道を通している内に外れる中
嫌々ながら無理して関係を保ち
続けたいかのように長引かせて
心積もりを逸脱して邪魔になる
礼儀に囚われた真面目の玉に瑕
腹を割った方が打開が見える中
真面目だから躊躇い陥る悪循環
身勝手だから迷わず吹き飛ばす
決定的な得意不得意の分かれ目
認め合えれば壁を取っ払える中
真面目の一本槍では窮しやすい
縁の断末魔の叫びが響き渡る中
互いに憎み合う縁に鬱憤を抱え
散々に朽ちて泥沼の末に絶える
心の何処かで後味の悪い解決に
誰が詫びる事もない曖昧な結末
懲りて忌み嫌い白紙に返せない
犬猿の仲は負の感情に満ち溢れ
差別的にフィルターが掛かって
何かに付けて不愉快で癇に障る
する事なす事に訳もなく苛立ち
見るだけで胸糞が悪いほど恨む
堪え続けた恨み辛みは恐ろしい
自分を受け入れられず拒むほど
人の嫌いな面も受け入れられず
割り切れないほど認められない