信頼の表裏

不安が一番の不幸への種になる中
恐怖を与え疑心を呼び葛藤に導き
不安が纏わり付いて離れない中で
怯え続ける日々は地獄でしかない
自分と共に相手も信じられないと
頭に浮かぶ不安で雁字搦めになり
身動き一つ取れなくなってしまう
自分が少し出来るようになったら
知らぬ間に人を見下す罠が潜む中
必要以上の心配は侮ってるだけだ
何でも心配なんて見縊った姿勢で
当てにはならないと人を舐めるな
誰が何も出来ない扱いされたい?
親と子に有り勝ちな想いの摩擦で
心配されなくても大丈夫の反感が
衝突し発展の果てに悲劇に繋がる
度が過ぎる心配性の裏に潜むのは
気遣いと心配に掏り替えた不安で
自分が信頼出来ないだけの弱さだ
先ずは自分から先に信頼してやれ
誰もが不安を消そうとし始める中
不安を消し安心出来るのではなく
不安が的中しても許せるのが信頼
だから不安に苛まれず安心出来る
信じて疑わないのは単なる信用だ
高く評価して全てを任せられる中
裏切られて堕ちるなら本望だから
信頼している人には捨てられても
決して責める事など出来はしない
代わりにその程度の自分を責める
信頼の力を責める力は上回れない
信頼出来る人が増えて行くほどに
心の中に潜む淋しさが消えて行く
沢山の素晴らしい人々に囲まれて
自分は幸せ者だと幸せが生まれる