Parallel World

どんなに冷たく装ってみても
心に咲く華は温かさを漂わし
鐘の音が周囲に響き渡る中で
全てを超えたParallel Worldへ
狭く不自由な檻に鎖される中
いつも素直な心は引っ込んで
闇はひぐらし付き纏いながら
軟派な世界に嫌気が差す日々
天に跼り地に蹐すような中で
塩の浸むような日々の輪廻に
化ける事ばかり今は得意でも
水は方円の器に随う物だから
素の自分を外に出せる刻まで
酸いも甘いも知りながら進め
ルートは無限に広がってる中
ナイスに光る視える全てが宝
結ばれたい心ばかりが逸る中
愛に揺さぶりを掛ける不安に
未来の景色はMOCHA-暗褐色-
赤い牙を自分に幾度向けても
美しくはなれない歯痒さの中
空の上の出口は遥かに天高く
白と黒の雲に覆われ視えない
だけど桃のように想いだけは
ずっと郁しい香りを放つ輝き
やがて強まる陽射しが灼く中
凛と健気で麗しいほどの心で
飾っている羅と紗と絽を抜け
宿し続ける心の穂を突き刺せ
悠なるほどの余裕を掴み取り
舞い上げられない心に固めて
LUCHSの如く闇を探り堪えろ
ノアの箱舟となる血路を探せ
看視を浴び人々の中に紛れて
本気の意志で走り続ける世界