弱音の戯言

理に適ってすらいない悲観は
見苦しいこじ付けに過ぎない
不必要なほど託けても無様で
無意味に粋がっても弱々しい
整合性さえ保てなくなる中で
必要のない物を生み出す人々
何一つ意味を持たない想いで
何かを覆せる訳がないだろう
意味がなければ戯言と同じで
無意味な事は何の必要もない
食物連鎖からは遁れられない
猿になるのを指を加えて待ち
考えるほど盲点ばかり増やし
悩み過ぎると頭の中まで鈍る
非力で始まるから自然なんだ
すぐに自分が悪いと責めるな
どんどん心が悪めくばかりだ
優しさと甘さは似て非なる物
弱音に意味なんて欠片もない
次元違いの力で想いを狩って
微塵も変わらないのが現実だ
遥か彼方で嘲笑う声が響く中
いつまで何を求め彷徨ってる
人々は騙り合っているだけで
山積みの虚妄を妄信するの?
悲劇に掏り替わった喜劇の中
未来の惨劇は笑顔で騙り掛け
人々を罠に堕とし込んで嗤い
滅入らせてから纏めて喰らう
休息に強いて渡された緋い鍵
それでは満足は出来ないはず
暗い過去を抱えて明るく笑い
一人で逃げる為と知りながら
本当に終焉を告げられるか?
逃げる先には一路はなく崖だ