【癒しの世界】星野道夫展に行って来た@大阪府堺・パンジョホール

どなたにも、あるのではないかと思う。

お気に入りの作家さんや、お気に入りの写真家さん。わたしにとって、そのうちの一人が星野道夫さんであるのは間違いがない。

今となっては、何がきっかけで彼の本を手に取ったのか覚えていない。最初は恐らくそんなに響いてこなかったのだ。ただ、アラスカで生活をする彼の文章や写真を繰り返し重ねるたびに、やさしい気持ちになって、もっと作品に触れたいという気持ちが強くなった。

ただ、それはもう叶わない。

なぜなら星野さんはロシアでクマに襲われ、亡くなってしまったからだ。お元気であれば、今年65歳くらいになるのだろうか。20年前の話だ。

ところが、先日本屋さんで見つけたのだ

あれ?見たことのない文庫本がある(*・ω・)。

本屋さんに行くと、(ほ)と(み)のコーナーはつい見てしまう癖がある(星野道夫・誉田哲也・宮本輝)。

星野さんの全ての本を知り尽くしているわけではないのだが、知らない本があったことにわたしはとても心躍った。迷わず購入した。

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もしかして、星野道夫展が今年もあるのでは?

以前神戸の星野道夫展に行ったことがあるのだが、没後20年の今年もあるのではと、早速チェックしてみた。

残念ながら今のところ神戸での開催予定はないようだし、大阪高島屋での開催は終了したようだが、運よく3月は大阪・堺のパンジョホール5Fで開かれることがわかった。

えっと、パンジョホールってどこやろ?(: ・`д・´)

って感じなのだが、あと、現時点で決まっているのは7月頃の長崎、8月頃の久留米。遠い。この堺の開催を逃すともう行けないかもしれない。でも行きたい。でも花粉症が辛いw。

そんなわけで、狭山池ダムカレー狭山池ダムカード、とさらに理由付けして、お出かけするモチベーションを上げ堺方面へと出かけてきた、というわけなのだw。

2017年大阪・堺のパンジョホール・星野道夫展へ

  • 場所:大阪府堺市南区茶山台1丁3-1
  • 入場料:大人500円。

※受付で高島屋やパンジョカードを持っていたら入場料が無料になる、というようなことを言われていたと思う。わたしはカードを持っていないので普通に支払ったのだが、高島屋系列の何かカードを持っている方は、割引や無料になるかもしれないので持っておくとよいかと思う(聞き間違えていたらメンゴ、できればインフォメーション等で確認してもらえたら)。

大阪堺・パンジョホール

パンジョは高島屋の横。

有料駐車場は周辺にあり。2,000円以上お買い物をすれば〇時間無料、というようなシステムもあるようなので、曜日や利用時間に合わせてうまくお買い物をするとよいかと思う。

ちなみに場所がどこだかわからず、警備員さんに教えてもらって、パンジョにやっとこさたどり着いたわたしであるw。

星野道夫展に入ってみよう

大阪高島屋系列にて

中は撮影禁止。

写真展は、やはりあの手紙から始まっていた。

当時19歳の彼は何のつてもなく、でもアラスカに行きたくて、アラスカのいろんな村の村長さん当てに手紙を出したのだ。「アラスカに行きたい、どこかに置いてもらえないだろうか」と。

受け取った方からすると、「はぁ?(: ・`д・´)」というような手紙(笑)。・・・なのに、ある方からお返事が来たのだ。来て構わないと。

ヤシの実を海に流すように。風船にメッセージを付けて飛ばすように。諦めるより、やってみて、信じてみることの大切さ。

もし、あのときアラスカの村の方がお返事を書いていなければ、星野さんの作品はなかったのかもしれない。

すごいな、きれいやな、と思う写真はいろんな人のブログを見ていても思うのだけど、何だろう・・いいカメラで撮れば、それなりに綺麗な写真は撮れるわけで・・

「よい写真を撮るのに一番大事なのは行動力」と言った友達がいたが、なるほど、あながち間違ってはいないと思うのだ。人が撮らない位置から撮影すると、見たことないアングルゆえにはっとすることがある。そんな写真はとても魅力的だ。

ただ、星野さんの写真は、何というか・・たくさん見つめてきた、重ねてきたからか、とてもやさしさを感じる写真が多いのだ。

不思議だね。写真は撮っている人の目を写す。見ている人を写す・・のだとしたら、想像でしかないのだが、星野さんがとてもやさしい人だからなのだと思う。

パンジョホール@大阪・堺

個人的には、星野さんが写す、動物とオーロラの写真が好き。

最後には本、図録、ポストカードなどなど、オリジナルグッズの販売もあったが、とめどなく買ってしまいそうなので、できるだけ見ないようにして外に出た。

でも、今になって思うのだ。こんなときは、大人になって買えばよかったのに、と(笑)。

今でもひとつ思うのは、もっと早くに星野さんの本に出合えていたらよかった、と。

わたしも若かりし頃、アラスカに行ったことがある。氷河を見て、ハイウェイからマッキンリーを眺め、オーロラに出合い、北米最北端の街・バローにも行った。

北極圏の海は冷たくて、地理で習った「ツンドラ」も初めてみた。地元の人は、地面が硬すぎて墓を作る際、掘るのが大変だと言っていた。

もっと早くに星野さんの本に出合えていたら、違う見方や感じ方が出来ていたのではないかと、思ったりするのだ。

動物好きな方、自然が好きな方は、行くととてもやさしい気持ちになれる写真展だと思う。

大阪・堺パンジョホール5F/星野道夫展

もし、神戸でも開催されたらまた行こう(*・ω・)。

死ぬまでにもう一度アラスカに行きたいな。

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大阪堺・パンジョホール
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