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【パチスロ4号機】 設定師が語る”裏モノの設定と台ごとの特性”について



最近の台の設計は、誰が求めたんだか分かりませんが

フリーズや、上乗せ特化ゾーンなどの薄いところに機械割が割り振られ

その上に”設定4の機械割は105%!”なんて台が多いんですが



・・・その台が薄いフラグを引かない場合の機械割は一体どれくらいなんでしょうかね?

確率通りに引けない可能性が高い”事故”を待つのは本当にしんどいです・・・










・・・まあ、そこは100歩譲って許しましょう。



・・・それよりも、なんなんすか?

昨今のノーマルタイプの安定感の無さは。



...有識者はこう言います

「スイカ重複なんかの薄いフラグの集合体だから、引けない時は引けないよ」

・・・おい違うだろ、良く聞け。




例え話なんで、極端な例になりますが

パチスロの乱数が16384個あるじゃないですか。



...で、4号機のジャグラーの設定6のBIGが1/240なんですよ。

で、5号機のマイジャグラーの設定6のBIG確率も約1/240ですよね?



パチスロ画像 ゴーゴーランプ






そして、これは16384個の乱数の中にBIGが68個入っているという計算になります。

で、4号機ジャグラーでは1~68番のアドレスがBIGの乱数だとしましょう。


そして、5号機のジャグラーも

1~68番までのアドレスがBIGなのには変わりませんが

その内の49~68の乱数は重複BIGになります。


...さらに、その内の66~68番は中段チェリーのBIGです。




・・・こんな仕組みなんで、仕組み上荒れやすいんですよ。





・・・いやいや、違いますよね?



5号機のジャグラーでは、1番の乱数のBIGは単独BIGで

68番の乱数は中段チェリーのBIGなんで、どのBIGを引いたか判断できますが



4号機のジャグラーで68番の乱数のBIGを引いても

見た目上1番の乱数のBIGか68番のBIGか判断がつかないだけで

BIGを引ける確率は変わらないと思うんですけどね・・・






・・・と、こんな感じで諸説あるんですが

僕の個人の意見としては

『昔の台と乱数の生成方式が違う』

という噂を聞いたことが有るので

それが昨今の機種が荒れやすい原因の1つなんじゃないのかな?

と思っています。






あとは、パチスロの開発者が

『意図的に波を荒くするように作っている』

という発言を5号機時代にしているので


昨今の機種は

乱数の取り方になんらかの手心が加えられているとも思うんですよね。




とにかく、乱数の取り方を極めれば”攻略”になると思うんですが

およそ人間にはできないと思うので諦めましょう・・・





まあ、こんな感じでパチスロって

『少し怪しいブラックボックス』

なんですよね、解析も禁止ですし。



『平等である必要はないが、平等感は与えるべきだ』



とはよく言ったものであります。



...という訳で、メーカー発表の数値しか公表されない現在のパチスロは

ほぼ、ブラックボックスと呼んでも差し支えないのですが

4号機時代にはもっと謎な仕様の機種がありましたね。





・・・そして、それらの機種は

2000年代前半までホールに設置されていた

『裏モノ』

と呼ばれる違法改造機なのであります。



⇩見た目では分かりにくいですがこれはノーマル

パチスロ画像 ハイビ
©パイオニア



ちなみに、4号機時代の機種解析というのは

『各雑誌社がROMとPCを繋いで、乱数を1つ1つ暴く』

という本当の意味での”解析”だったのですが



裏モノというのはその特性上、解析を行うのが困難だったのであります。




その理由として一番大きいものが


『各ホールによって改造の仕方が違うのでまとめられない』


という理由が大きかったのではないでしょうか?




裏モノも解析自体は簡単に出来たと思うのですが

A店の台を解析しても

その解析値は仕様が違うB店の台には通用しない

という事象が当時は簡単に起きてしまうので


本気を出して裏モノの解析を出したとしても

誰に向けた記事か分からなくなってしまうので

あんまり意味が無かったんですね。








...そうそう、当時のバッキバキの裏モノのシマは

まさに”鉄火場”という雰囲気だったのですが

マイルドな裏モノのシマは、案外普通のおばちゃんなんかも居たんですよ。


・・・そんな光景を見ると

色んな意味で少し心配になりましたけどね。








そして、そんなブラックボックス感あふれる裏モノにも

もちろん設定という概念は搭載されているんですが

台によっては設定がほとんど意味をなさない・・・


信じられないと思うのですが

当時はそんな裏モノも数多く存在したのです。






当時、コアなファンに人気であった”マツヤ”の台が

『設定不問』

というカテゴリでは有名だったように感じるのですが

これは僕の住んでいる地域だけでしょうか?




⇩マツヤ商会 『ピンクホエール』

パチスロ画像 ピンクホエール



設定師から聞いた情報なんですが

マツヤ商会のピンクホエールは、設定6でも特別意味は無く

お客さんを釣るために

『全台設定6!設定公開あり!』

なんてイベントを打って、当時は集客していたらしいですよ。






・・・僕はピンクホエールに造詣が深くないのであまり分からないですが

考えられる落とし穴として



・設定差が少ない

・そもそも設定差が無い



などの理由が考えられるのですが

一番現実的な理由として考えられるのは



『設定6は最高設定じゃない』



という事が考えられますね。



...5号機世代にはチンプンカンプンだと思いますので解説していきます。






当時の裏モノには、普通のスロット台の設定のような

『表設定』

と呼ばれる設定のほかに、連チャン性能などを決める

『裏設定』

というものが搭載されている台が少なくなかったんですよ。




で、裏設定を変更するには

機種ごとによって差は有るのですが



正規の設定変更方法とは違う


『ストップボタンを操作して変更する』


等の方法で裏設定を変更出来る台がありました。

※本来の設定変更は、設定キーと設定ボタンとレバーで決める





裏モノは連チャン性能や、初当たり確率など

色んなところをカスタマイズできるので

設定師曰く、

『ある意味AT機より扱いやすい』

台であったらしいです。




という訳で、店長カスタムによっては

遊技台は

『ホールにとっての貯金箱』

になるのですが


解析などが出そろっていない裏モノでは

『ハマった方がでかい連チャンが来るのではないか?』

と思い込み、延々とお金をつぎ込む・・・


そんなお客さんが数多く存在していたんですね。




・・・漫画の話ですが、お金を突っ込んでいる最中に

『その後の恐ろしい連チャンに期待して、喜びながらお金を突っ込む』

なんて光景も描かれていたのですが

あながち、そんな人も居たかもしれませんねw








と、ここまでは出玉に設定が影響しない裏モノの話をしてきましたが

もちろん、設定が出玉に直結する裏モノもかなりの数がありまして



たとえば、パイオニアのオアシスは




パチスロ画像 オアシス
©パイオニア



僕の住んでいた地域では、このオアシスは

『スイカVER』

で稼働しておりまして。




・・・厳密に言えば、小役前兆モノでは無いのですが

このバージョンの特徴的な事と言えば


『状態中と通常時の取得テーブルが違い、状態中にしかスイカフラグが存在しない』


という台だったのですよ。





スイカが来るからボーナスが来るのではなくて

ボーナスが来そうな状態だからスイカが成立することもある。



・・・”卵が先か”みたいなお話ですね。



そして、このオアシスでは

『表設定は連チャン突入率を、裏設定は連チャン転落率を抽選している』

という仕組みだったらしいですよ。


さらに、オアシスの設定は

”表6段階、裏6段階”

の36段階設定だったらしいのですが

設定36(凄い響きですよねw)は、ほぼ出っ放しのぶっ壊れ設定で

知り合いの設定師は

設定36を実際に投入したことは無かったらしいです。




で、僕の知り合いのホールでメインで使っていた設定は

『連チャン突入率が低く、そこそこの連チャンをする』

表設定1、裏設定3みたいな設定だったみたいです。






パイオニア系の台はこういった連チャン管理の台が多く

僕が愛してやまない”ビッグシオ”もこんな感じの仕組みだったらしいです。





パチスロ画像 ビックシオ
©パイオニア




ビックシオは、

『表設定6段階、裏設定4段階』

の裏モノが主流だったみたいですね。



で、ビックシオの表設定は初当たり確率を

裏設定は連チャン回数を司っていたみたいですが

裏設定はほとんどの場合”設定1”しか使われていなかったみたいです。





その理由として、ビックシオは裏設定を1つ上げてしまうと

『最低連チャン回数が上がる』

というバカげた仕様になっていましたので


恐ろしくてホールは裏設定を上げれなかったらしいです。




・・・なんでも、裏設定が設定2の場合

『最低4連チャン~11連まで』

という連チャン回数になってしまうので


当時のホールは表設定を変更するだけで営業していたと聞きます。

※普通は余裕で単発も選択されます




そうそう、僕が知るビックシオの恐ろしい特徴は


『設定変更後2000Gを設定変更前の挙動にできる』


というカスタム機能が備わっていたという事ですね。



...本当に当時の裏モノは何でもできたんですよ。




ビックシオではこの仕様を使う事により

『序盤に良い挙動をしていた台が豹変するので

お客さんはどんどんお金を使ってしまう』

という地獄が仕上がるのですが...




・・・実は、当時のホールでは僕もよく騙されました。









という訳で、僕はパイオニアだけで一生ブログを書けるくらいの思い出があるんですが

書いているうちにブルーラグーンの事を思い出したり

ジャグラーの色んなバージョンや

ウンジャミだとか、マイナーな機種の思い出も呼び起こされてきました。





・・・それは次回以降に紹介していきますね

今回もお付き合いありがとうございました



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コメント

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Re: No title コンドル君さんお久しぶり!


コメントありがとうございます!


高校生の時にデートライン銀河ですか・・・

テラも含めてカッコいい台ですよね!

一部ではノーマルのAT機にも裏設定があると聞いていましたが

僕が持っていたコンチ4X では弄り方が分かりませんでしたw


色々謎の部分が多かったのも当時のパチスロの面白さの要因ですよね!

これからもブログをよろしくお願いします!

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