体調がすぐれない日が多いので、寝込んでしまい、出掛けてもなかなかブログに書けなくて「ブログに書きたい事はあるのに時間が無くてかけない」事態が起こっております。
とにかくすぐ疲れちゃうんです。
まだ寝たくない、本とかも読みたいし、いろいろやりたいのに…、と思いつつも体が応えてくれません。
だから今回の記事もちょっと前の出来事になります。
11月14日、私は彼(旦那様)とお義母さんと一緒に彼のおばあ様のお見舞いに行きました。
10月18日にも行ったのですが、その時は寝たきりで、弱々しい感じで心配になりました。
脚を骨折したための手術の後でした。
そして2度目にお見舞いに行ったのは、リハビリ専門の病院に移ったからです。
そうしたらとても元気になっていて驚きました。
リハビリも果敢に挑戦して、骨折する前よりも元気になったんじゃないのか、と言われるほど元気になっていて嬉しかったです。
そしてお見舞いの後、近くにある「聖天宮」という台湾の伝統宗教、道教のお宮に行きました。
「五千頭の龍が昇る聖天宮」が正式名称らしいです。
遠目から見てもとても派手な色使いが分かる豪華なお宮でした。
駐車場に車を止めて大きな「天門」の左脇にある入場口から入場券を買って入りました。
とにかく色使いが煌びやかで圧倒されました。
聖天宮は台湾出身の康國典(こう こくてん)大法師が建立しました。
大法師は、若くして不治の大病を患ったのですが「三清道祖」に祈願し、7年の闘病生活を経て病が完治しました。
大法師は感謝の気持ちを抱き、他の多くの人々も自身と同じように「三清道祖」にすがれるようお宮を建てることにしました。
建立地を探していたところ、日本国埼玉県坂戸市に建立するようお告げがあったそうで、その地に「聖天宮」を建立することになったと言われています。
「聖天宮」は、1981年より着工し、15年の歳月を経て、1995年に開廟しました。
現存する道教のお宮としては日本国内最大級だそうです。
装飾品は台湾より運び、十五年を掛けて台湾の宮大工によって建造されました。
まず入り口「天門」です。
この「聖天宮」は屋根に神様と皇帝の建造物しか使われない黄色い屋根瓦と龍がいます。
その数五千頭。
五千頭もこの「聖天宮」にはこの様な龍がいるのです。
圧巻です!!
上の写真の左側に入場券を買うところがあり、そこから中に入りました。
「天門」から入ると「前殿」があります。
中央が「前殿」、左側が「鐘楼」、右側が「鼓楼」です。
まず「前殿」に入る入り口があったので、そこから中へ入りました。
とにかくすごくこだわりのあるお宮で、入り口にも彫刻が豪華にされていて、上を見上げると煌びやかな絵が目に付きました。
原色使いですごい派手ですよね!!
そして立体的になっているところもすごいです。
横側の彫刻も素晴らしかったです。
「透かし彫り」という技術が使われています。
作るのが大変だっただろうなあ、って思いました。
中に進んでいくと「聖籤 おみくじ」がありました。
台湾の信者は神様に日々生活の指南を伺うためおみくじを引きます。
一対の陰陽を表す「神杯」を投げ、結果として出た組み合わせに運勢の吉凶を決めます。
台湾では一年の節目々だけではなく運気が変わったと思った時にもおみくじを引きます。
よく月の一日、十五日に引きます。
また、おみくじを持ち帰り内容を読み直して日々生活に役立たせます。
私達は建物建学をしているのであって、信者ではないのでおみくじを引いたりはしませんでした。
さて、この台がある向かい側には大きな人物像が4体ありました。
もう、とっても大きいです。
主な祭神は三清道祖(元始天尊、道徳天尊、霊寶天尊)、南斗星君、北斗星君、四聖大元帥他多数ということで、この4体がどの神様なのか、分からなかったです
次に「鐘楼」に行ってみる事にしました。
外から見るとこんな感じです↓。
中は…階段が狭い!!
登り切ると目の前には「陽紅布台」がありました。
「陽紅布」という赤い布に願い事が書かれて結び付けられているのです。
強い「陽」の力をかもし出す「陽鐘」の下で抱負を明記し叶える勇気を授かるんだとか。
そうです、見上げると「陽鐘」がありました。
この鐘は15時に12回鳴るそうです。
ちゃんと自動的に鳴る様にセットされているみたいです。
かなり大きい音が響くらしいのですが、私達が行ったのは15時よりもだいぶ前だったので鐘の音を聞く事は出来ませんでした。
そしてとにかく赤い布(陽紅布)がいっぱい結ばれていました。
「妻の健康を保持 小林」とか、「店の売り上げ一千萬を目標 鈴木」とかいろいろ書かれております。
私達はもちろん、信者ではないのでお願い事を書く事も無く、見学だけで済ませました。
そして階段を下りていくとまた大きな人物が描かれていました。
この上の写真は階段の途中から見下ろして撮りました。
黒い髭と白い髭のお二人。
祭神だと思うのですが、どなたかは分かりません
さて、今度は「本殿」の方に行ってみる事にしました。
目の前に何やらすごい龍の彫刻がありました。
「九龍網」という名前だそうです。
透かし彫りが素晴らしいですよね!!
台湾の宮大工さんの素晴らしさが凝縮した作品ですね。
「前殿」にも透かし彫りされた5mもある一本の石柱がありました。
とてつもなく立派です。
本殿は信者が参拝するところなので立ち入るのは遠慮しました。
ちょっと中を覗いてみるとお祈りしている方々がいました。
また「前殿」の方に戻ると木でできた模型が飾られていました。
とても精巧に作られていますよね。
また、飾りも綺麗で素敵でした。
そして最後に出口から出る時は「魔礼紅」と「魔礼青」という赤鬼さんと青鬼さんみたいな、これまた大きな像がありました。
この二体は四大天王の内の二体だそうです。
そして出口から出てみると、ほんとうに広大な敷地に建っているんだなあ、って思いました。
天門には下↓の写真の様な犬っぽいのが左と右にいたのですが、「シーサー」でもないし、何と言う名前なんでしょう?
シーサーなら阿吽像一対(口を開けているのと閉じているの)ですが、こちらは二体とも口を開けていますし…。
謎です。
一通り見終わり、「聖天宮」を後にしましたが、かなり見応えのある場所だったので疲れちゃいました。
だけどけっこう面白かったし楽しめました。
興味を持った方は行かれてみてはいかがでしょうか?
車なら広い無料駐車場がありますし、拝観料金も500円ですし。
まあ、一度見て、また行きたいとは思いませんでしたが…
でも一度は見る価値ありです
終わり。
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