モノクロームの美 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

大ちゃんのインスタが更新されたのですね。

https://www.instagram.com/p/BQ-j_NcDWV1/?taken-by=d1sk_t

 

 

 

倉敷美観地区。私がこの場所を知ったのは随分前ではありましたが、でも最初から興味あったわけではありません。この地を訪れてみたいなって憧れるきっかけになったのはもちろん大ちゃんの故郷だったからですが、でもそれを教えてくれたのはYouTubeの大ちゃんの動画にたびたびコメントしてくださった海外のフィギュアファンの方なんです。

この方の大ちゃんに対する情熱あふれるコメントは日本のファンとしても嬉しいものでした。

 

そしてその方がぜひ訪れてみたい夢みたいな場所だとお勧めしてくれたので、私も初めて倉敷美観地区の美しさを知ったわけです。

日本にいても知らない素敵な風景は沢山あるのですね。これがきっかけで各地の素晴らしい景色を動画で堪能させていただくようになりました。

 

 

随分と修景は施されていますが、古き良き日本の風情を保つこの地区が大ちゃんの心の故郷であることは間違いありません。クラボウ創設者の大原氏がコレクションした、エル・グレコの作品群が大変貴重な世界的遺産であるという価値をアメリカが認めたため、倉敷は太平洋戦争の空襲を免れたのだそうです。おかげで大正時代の街並みを損なうことなくいまも当時の面影ある建物が数多く現存しているのです。

 

手前みそになりますが、長野の善光寺前もこういうイメージの古い建物が並んでいますし、なんだかとても親近感がわきます。

 

私も自分の街を歩くだけでキュッと気持ちが上がりますもの。

 

最近はますますこだわりの素敵なお店が出店してきたし、やっぱ一度これは本格的に長野市を案内するブログ書こうかなーー?なんて思ってた矢先、タイミングばっちりで大ちゃんが地元愛に満ちたこういう景色をシェアしてくださったその気持ちがとてもうれしかったりします。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=ysITFI2RoSs&list=FLQxqBH7W-cCua2rNE-BzJfQ&index=38&t=7s

 

こちらがその海外ファンが教えてくれた倉敷美観地区の動画です。これを見ると行かなくてもまるで自分で歩いて美観地区を巡っている気がするんですよ。ほんと見てるだけでも癒されます。

なかなか遠出できない自分にとってはありがたいことです。

 

 

さてここからは少し背筋を伸ばして最近私が考えてたことを書きたいと思います。

 

四大陸選手権に続きアジア選手権も幕を閉じました。本郷理華さんはケガを抱える中、相次ぐ試合に無理を重ねてしまったのではないかと危惧しております。

彼女は国体にも出場してましたからね。四大陸は補欠での出場でしたし、なかなか調整が難しかっただろうと思います。立場上断るわけにもいかず、本当に大変だったと思います。

この後はしばし調整できる時間をもっていただきたいものです。

一方宇野昌磨くんは僅差ではありましたが見事優勝でした。おめでとうございます。

これまたハードスケジュールで見ているだけでもひやひやものですが、なんとかあと二つの試合を乗り越えて、ケガのないようくれぐれも周りの関係者にはお願いしたい次第です。

 

大事な才能を今つぶすわけにはいきません。温存しておけば大丈夫ってわけでもありませんが、用心に用心を重ねていただきたいのです。賢い選択を指導者に求めたいです。

 

ですが選手の頑張りは手放しで讃えたい。

今大会の結果に対してもいろいろと批判をせずにはおれない一部勘違いファンがいるようですね。あまり私は気にしないようにしてはいるのですが、そういうのを読んでがっかりしないわけではないのです。

 

たまたま出先で手にした雑誌にファンの振る舞いについてマナー違反ではないか?と啓発する記事が掲載されていました。

女性誌ですから話半分に読み捨てましたが、誰それファンとは限らず広く一般に向けてると考え、書かれたことに事実誤認があったとしてもまあ一ファンとして自分は気を付けようと思いました。

 

でも会場において傍若無人な迷惑行為をする人に限って、これは自分の贔屓の選手に対するアンチテーゼだと曲解するようですね。

まあ身覚えがあるからこそ苛立つのでしょうが、注意喚起はファンに対してであって選手本人に当てこすってるわけじゃないですよ。

 

私も実際に全中では無神経な席取りをしてる人たちを見かけましたし、こういうのって誰のファンかどうかではなく、そうした迷惑行為をする人自身の品格の問題だと思います。

またネットに後先構わず自分の思ったままを吐露することも、場所取りや出待ち、追っかけと同じく迷惑行為に過ぎないと私は考えてます。決して褒められたものではありません。

 

倉敷もそうなんでしょうが、長野も地柄なのか田舎ゆえなのか、ココは本当に素敵なお店が多いです。酔って無様な姿を晒す酔客や喧騒とは無縁のところです。店主の一本筋が通ったこだわりのお店がたくさんあります。

本物の大人のための街と感じております。

 

そういう店主が惹かれる土地だからこそ、そこを訪れる客も洗練され、そしてまたこだわりの店主が店を開く。素晴らしい循環です。

 

フィギュアスケートもそうであってほしい。これからのアイスショーもね

 

正直なファンと名乗りながら、自己愛に酔って悪態を叫びはた迷惑な姿を晒すファンは結局は害悪です。そういうファンを呼び込むショーが作られてしまいます。

なにを良しとして喜ぶかはその客層によって全く違う。

 

下品な客は下品なものを求めて喜びます。

 

必ずしも気取ってて優雅な作品が好まれるとは限らない。たとえば歌舞伎は下級階級にもわかりやすく作られてたんじゃないかと思われます。だからともすればお家騒動とか色恋沙汰とかそんな演目がヒットしたんじゃないかと考えました。

その時のファン、大衆が時代の文化を作っていく部分はあるのでしょうね。

 

できるならば今週刊誌にも書かれたような公式練習を見るため座席どりしてしまうような、目当ての選手を見たら席を立つような、そして何かにつけ贔屓を上げるために他者の悪口をSNSに書き立てる様なファンにはなってほしくない。

もちろん正当な事情があれば別ですけどね。

下品な人たちは自分の行為を正当化するためにお行儀のよい人をきれい事言ってるとか、お高く留まってるみたいに非難しますが、自分が常日ごろ何に対しても悪意を持っているからこそ、普通の感覚で選手を応援してる人の気持ちが全く理解できないし、陰ではきっとコソコソ言ってるに違いないと自分たちと同列化して決めつけるのです。とてもみっともないですね。

 

 

私は大ちゃんと同じく俯瞰からものを見る質なので、将来性を鑑みてできればフィギュアスケートは優雅な伝統であり続けてほしいし、それに相応しい選手が育ってほしいわけです。何よりも成績を上げるのが一番ってのは重々承知の上です、でも志は高くあってほしいと願います。

 

歌舞伎に詳しいD友さんが教えてくださったのですが、

歌舞伎は庶民のものでしたが、江戸時代の発展を通じて、トップクラスの役者には芸品というものが求められたんだそうです。

品の無い演技は嫌われましたし、人品が大切だったのですって。

 

確かに有り体な姿をさらけ出すのは品がない行為であってけっして正直というものではないのですよね。汚れ役には汚れ役の誇りがあり、そしていくら大衆に迎合するからといってここを踏み外してはならないという一線があったはずです。

なりふり構わない言動を日本の文化は決して容認してきませんでした。

 

浅はかな自分の有様を露呈するのは愚かなことです。

それを正直者と認めてくれるのは同じく愚かな人間だけです。

 

大概のファンは良い年をした大人のはず。だったら少しは若い選手のお手本になるような振る舞いを考えて行動してほしいし、感情移入しすぎず、彼らが人間としても成長していくのを見守るくらいのおおらかさがあってもいいと思います。

そういうファンに囲まれていれば選手も一流に相応しい品格を備えた存在になっていくのではないかしら?

 

 

枯山水の庭園をなぜ美と感じるのか?

 

そこには水もなく緑もない。無機質で味もそっけもないともいえる様式美。

 

でも日本に育った人間はそこに豊かに生い茂る樹木を感じ、蒼く流れる水を観ます。

 

その人の心に宿る美しい彩りを無の風景に重ねて初めてその庭は完成するのです。

いつ訪れようとも春夏秋冬、四季の美が永遠に存在するのです。たとえ手入れが行き届かず荒れ果てた庭になっても、往時の華やかさを想い至るそれが日本人の心です。

 

大ちゃんは狙ってモノクロームの風景をUPしたわけではないでしょう。でも本能的に惹かれたからこそ敢えて色彩を消したのです。

 

足りないからこそ可能性は無限大。

 

記録は大事ですがいつかかならず破られます。だいぶ昔にブログに書いたんですが、私が観たいのは積み木の積み重ねではないのです。つまり得点を重ねてもそれは山にはならない。真の美しい山は全く違う存在です。そして自ら望まねば山には登れません。

 

大ちゃんには美しい山に登ってほしいです。その気になってほしい。

そう期待してしまうのはやはり大ちゃんがモノクロームの美を知る人だからなんでしょうね。

 

 

 

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