四大陸男子SP感想 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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昨夜は追っかけ再生で男子SPを観戦しました。
大ちゃんの引退後は私も競技からは一歩引いて、誰がどうであろうと高みの見物できると思ってたのですが、試合というのは独特なもので、選手の緊張感がビシバシ伝わってきて、やはり手に汗握りましたね。ドキドキしたり、点数の出方に首を傾げたり、腹を立てたり喜んだり、今少し冷静になってますが、見てるとやっぱり気分が高揚するものですねえ。
 
すぐに感想をと思いましたが、自分でも思いがけないことを書いてしまいそうで自重しました。
まあそれが正解ですな。
 
実は羽生君の2度目のジャンプ、4S-3Tが2S-3Tに抜けたにもかかわらず高得点だったんで昨夜はあれ??って思ったのです。
さすがの私にもこの得点の整合性が見いだせなくてね。
たしかにダブルジャンプでも得点になりますよ。セカンドがトリプルだったらいいので規定違反ではないのは承知してました。
ネイサン君としょーまがスピンとステップオールレベル4に対して、羽生君はスピンが一つレベル3ステップがレベル3です。しかしPCSで高得点だったため3位になりました。
 
でもなにより失敗したにも関わらずいつもの激しさとか悔しさを演技にぶつけることなく、むしろ淡々とこなしてたことに違和感あったのです。羽生結弦の魅力は負けん気の強さをパワーに変換できるところだったのに。
羽生ファンのほうがわかってると思いますが、彼は変わりました。大人になってしまったのですね。燃え上がるようなエゴが影を潜め、何かが確実に失われました。
でもだからと言って不調がそのままあきらめにつながったらだめですもんね。最後までやり切ることができたのはさすがだとほめるべきなんでしょう。
 
人は何時までも子供ではいられない。
 
できないことを受け入れて、できることをしっかりやる。今日改めてその演技を見て、その後は小さなミスを重ねたり、取りこぼしをしないところがこの得点につながったのかもしれないと思いなおしました。22歳でもうベテランの域に達しつつあるのが寂しくもあり、でもそれが成長したということなんですね。
大ちゃんが「風格」と口にしたのもうなづけます。
 
一方ネイサン君も昌磨君もよく頑張りましたね。
若さの勢いが目に見えて増してますね、とても瑞々しい演技でした。
 
【四大陸選手権】宇野ほぼノーミス100・28点2位「ホッとした」
 
 
昌磨君の演技前に大量のプーさん(でも思ったよりは遠慮気味の数でしたが)が投げ込まれ、普通は気にするんですが、いい意味で気が散ったそうですww
この図太いというかあまり頓着しない性格はアスリート的には好都合ですね(笑)
 
羽生の直後の滑走。リンクには100体近いプーさんが投げ込まれた。プーさんをまたぐようにリンクに入った。「プレゼントに目がいって、いい意味で気が散った」。緊張がとけた。樋口美穂子コーチが「集中していないけど大丈夫?」と心配するほどだった。演技へ向かう直前、自信が湧いてきた。「たぶん、できると思います」と宣言した。
 
 
パトリック・チャンは4Tで転倒、3Lz+3Tで減点です。
PCSが最も高いのは羽生君というのが意外でしたが、でもまあ仕方ないかな?パトリックもあまり元気がありませんでしたね。フリーはとても好きな曲ですし、きっと気分を変えてくれると思います。
 
ボーヤンは独自路線でのびのびとしてました。ステップ中「前に向かって駆け足ーすすめ!」が2度3度と入ってるのはいただけないんですがね。でも私このプロ好きなんですよ。
もうちょっと高い点数が出ると思ったのですけどねー。
 
ブラウン君はニコニコしてましたがやはりクアド無しでした。
 
演技としての完成度はみんなそこまで高くない印象でした。結構緊張してましたね。その中では羽生君が一番ベテランらしいというか、出来不出来に左右されない安定感があったのは確かです。でもやっぱ心が伝わる初々しい演技のほうが観ていて引き込まれますね。
 
時分の花というのはあるものだなーって思いました。あっという間に時代が変わり、新しい花に皆の目がいってしまうのは仕方ないのでしょう。若いということはそれだけでも価値がありパワーがあるんですね。存在そのものに光り輝くような愛らしさ美しさがある。
 
その時期を過ぎて、力業に頼れなくなった時に、新たな魅力を身に着けることができるか否か?が真の花への道の始まり。技術の向上から表現の充実にモチベーションをシフトしていくのは困難ですが、でもそうした選手の変化を見届けてさせてもらえるのがフィギュアスケートファンの醍醐味なんですね。
 
私が大ちゃんファンでよかったと思うのはまさにその変容のプロセスを拝見できているからなんです。時とともに失われるものは数あれどそれは老いとせず、個性の獲得に繋げているからです。
 
でもまことの花に至る過程でもがいたりあがいたりしてもいいんですよね。まだ若いんだし、達観するには早すぎです。慣れない仕事にもどんどんとチャレンジして、失敗を重ね、常に学びの中に自分を置くことが大事なんですね。
 
 
 
四大陸選手権男子SP、皆様結果はとっくにご存知と思いますが、フリーの滑走順を貼っておきますね。
 
 
 
 
80点台でも9位なんて、すごい時代になったものです。
FSはジャンプも多いし、SPよりさらにドキドキしてしまいそうです。大ちゃんのナビもねw
 
さてと続けての記事で大ちゃんのカンナンレポまいりますねー
 

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