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     >  ZeroHedge >  ヴィクトリア・ヌーランド、ウクライナが迷走するなか退任へ、 米国の政策は大混乱

    ヴィクトリア・ヌーランド、ウクライナが迷走するなか退任へ、 米国の政策は大混乱

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    こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。

    Victoria Nuland Leaving Post While Ukraine On The Ropes, US Policy In Shambles


    ウクライナ軍は退却を余儀なくされ、NATO の立場から見ても戦況は悪化している。バイデンがキエフに拠出する 600 億ドル以上の予算は下院でストップし、民主党現職の 11 月の再選の可能性は厳しくなっている。そして、トンネルの先に光がないことを裏付けるかのように、このほどヴィクトリア・ヌーランドが米国務次官 (政治担当) を辞任することになった。

    国務省は火曜日の朝、彼女が退任すると発表した。AP 通信の報道は、興味深いことに、ロシアとウクライナに関する彼女のタカ派的な遺産を強調している。「ヴィクトリア・ヌーランドは米国で 3 番目に地位の高い外交官であり、ロシアとウクライナでの行動に対する彼女のタカ派的な見解のためにしばしば批判の的となっていたこともあって、国務省は今月中に退任すると火曜日に発表した」 と書かれている

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    彼女の上司であるアントニー・ブリンケンは、彼女の退任を発表する際に少し皮肉めいた発言をした : 「しかし、外交官や外交政策を学ぶ学生たちが今後何年も学ぶことになるのは、トーリアのウクライナにおけるリーダーシップだろう。」

    アントニー・ブリンケン
    アントニー・ブリンケン

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    実際、彼女のことはすでに多くの人が知っている。ヴィクトリア = “ Fuck the EU ” = ヌーランドとして、また、オバマ政権時代に欧州担当国務次官補(当時)として欧州の外交政策を実質的に取り仕切ったことで、悲惨で悲劇的なロシア・ウクライナ戦争の火種となった問題の多くがそこで初めて動き出したのだ。

    ブリンケン長官からの賛辞によると :

    プーチンの本格的なウクライナ侵攻に立ち向かいプーチンの戦略的失敗を確実にするために世界的な連合を結成し、ウクライナが民主的、経済的、軍事的に自らの足で力強く立つことができるようになる日に向けて尽力する上で、彼女の努力は不可欠であった

    もちろん、ブリンケンがロシアの 「戦略的失敗」 を果敢に宣言するのは、プロパガンダの観点から見ても、NATOの主要国が現在非常に守勢に立たされていることを考えると、(控えめに言っても) 少々強引で気が早いように思える。NATO 諸国は、あらゆる見地から見ても、事態がまったく上手くいっていないのだ。

    ガーディアン紙でさえ、今ではまったく違った調子で、欧米諸国にとっての重大な政策の失敗や災難を列挙している :

    西ヨーロッパは、長距離ミサイルの応酬によってウクライナの戦争をエスカレートさせることには、まったく関心がない。ウクライナ軍への後方支援は継続すべきだが、クリミアやドンバスといったロシア語圏からロシアを追い出したいというキエフの願望に戦略的な関心はない。むしろ、早期決着を図り、ウクライナの再建に着手することにこそ関心があるのだ。

    欧米諸国の 「ソフトパワー」 による対ロ制裁は、世界の貿易経済を混乱させ、大失敗に終わった。制裁は欧米の外交官やシンクタンクには好評かもしれない。誰かが傷つくかもしれない (少なくとも英国のエネルギー消費者は) のだが、ロシア経済に壊滅的な打撃を与えたわけでも、プーチンの考えを変えたわけでもない。今年のロシアの成長率はイギリスを上回ると予想されている。

    四半世紀にわたる欧米の軍事介入は、私たちに何かしらの教訓をもたらすはずだったどうやらそうではないようだ

    ちょうど 1 週間前、彼女は CNN の取材に応じ、プーチンを 「締め上げる」 と語っていたが

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    …しかし、彼女が国務省のトップにいるうちに、その機会が訪れることはなさそうだ。

    一方、ワシントン・ポスト紙は、ヌーランドを巡る過去の興味深い出来事とロシアの反応を伝えている :

    ジョン・ケリー前国務長官は、彼が在任中にヌーランドが報道官を辞めて欧州担当のトップ外交官になったとき、セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相が 「あの女を追い払った」 と祝意を述べたことを何度も振り返っている。ケリーはラブロフに、彼女を排除したのではなく、「私が昇進させたのだ」 と答えたという。

    アントニー・ブリンケン現国務長官は、ヌーランド女史の 30 年半にわたる公務を称え、6 人の大統領と 10 人の国務長官のもとで、米国の政策を世界中で形作ってきた彼女の役割に感謝した。

    現時点では、ヌーランドは賢明にも 「前途あるうちに辞める」 ことを選んだと言えるかもしれない…しかし、彼女の東欧への悲惨な介入政策の現実は、むしろ 「後ろ髪を引かれる思いで辞める」 ようなものだ。


    ヌーランド次官の退任に伴う一時的な後任は、元アフガニスタン大使で外交官のキャリアであるジョン・バスと発表された。彼は現在、管理担当国務次官の地位にある。

    ***

    ヌーランドは長年にわたり、ディープ・ステートについて 「タブーを公言する」 ことが多かった…



    彼女がウクライナにおけるオバマのレジーム・チェンジ 「民主化促進」 策のために先頭に立っていたことを思い起こして頂きたい。2014 年、YouTube に投稿された流出した音声クリップは、米国が当時のヴィクトル・ヤヌコヴィッチ大統領を追放するために進行中の 「マイダン革命」 を利用したクーデター活動をコーディネートしていたと非難され、国務省に大恥をかかせたものである。

    流出した電話の中でヌーランドは、ジェフリー・パイアット駐ウクライナ米国大使に 「 EU なんてクソくらえだ (Fuck the EU) 」 と言い放った。以下は、その音声の一部である :



    彼女はまた、国務省での以前のポストでは、オバマの悲惨なリビア介入に尽力していた。トランプ政権時代の最初の 「引退」 の間、彼女はタカ派のブルッキングス研究所を含むさまざまなシンクタンクに所属し、トランプ大統領のプーチンに対する 「宥和」 とされる政策を激しく批判していた。彼女はまた、シリアへの軍事介入の深化を長い間主張してきた。


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