2017-05-24 (Wed)
辺津宮 社殿
宗像大社(むなかたたいしゃ)は、福岡県宗像市にある神社。式内社(名神大社)で、旧社格は官幣大社で現在は別表神社。日本各地に七千余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社である。また、道の神としての総合神、貴(むち)の称号を伊勢神宮(おおひるめのむち)、出雲大社(おおなむち)に並び持ち、道主貴(みちぬしのむち)と称す。神宝として古代祭祀の国宝を多数有し、裏伊勢とも称される。
☆宗像大社HP
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【鵜草葺不合尊(うがやふきあへずのみこと)は神武天皇の父親】ですが、【謎の神】でもあります。…【別名が熊野楠日命(くまのくすひのみこと)】です。熊野楠日命というのは、【出雲系、つまり、須佐之男命(すさのをのみこと)系の名前】なのです。
☆ひむか神話街道 神々の系図
なぜ、天照大御神(あまてらすおほみかみ)…の子供が、熊野楠日命という出雲系の名前を持っているのか。
【天照大御神の大和系と、須佐之男命の出雲系とが融合してひとつになっていることを示す必要があった】のかもしれません。
【鵜草葺不合尊は、名前からして熊野の神】です。
熊野(旧牟婁郡)の範囲
熊野と、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天降った日向(ひむか)の国とは、海で結ばれています。【南海道(なんかいどう)】です。南海道は、紀伊の国から四国を通り、日向の国に向かいます。
南海道
【鵜草葺不合尊は南海道の海流を行き来した海の一族の長】であり、今の役職にたとえれば、【海軍大臣や連合艦隊司令長官のような人】でした。…
鵜草葺不合尊がどこを統治したかは、神社の祭神を見るとだいたいわかります。
鵜戸神宮
鵜草葺不合尊は、【本拠地である日向の国、今の宮崎県】のほか、【長崎県や鹿児島県】にもお祀りしている神社があります。
鵜戸神宮
つまり、【熊襲(くまそ)との戦いの最前線にいた】ということです。』
いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、前作に続く第2弾で、記紀に伝わる古代日本の人物で、第12代から第16代の天皇に仕えたという忠臣、武内宿禰(たけうちのすくね)を受け継ぐ、第73世武内宿禰となる著者によって書かれた「古事記」に関する書物です。
ポイントは、「口伝」の部分にあります。
それでは、少し詳しく見て参りましょう。
まず、大前提として、昨日も書かせて頂いたところでもありますが、世界最古の文明は私たちの日本でした。数々の物的証拠が、世界最古の文明は日本であったことを指し示しています。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆(問題) 世界で最初に焼き肉を食べていたのは、どの民族でしょう?
さて、『古事記』に記された伊邪那岐命(イザナギノミコト)から、私たち日本人の総氏神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)が生まれ、この時同時に、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)と月読命(ツクヨミノミコト)も生まれています。
そして、伊邪那岐命(イザナギノミコト)は、それぞれに対して、高天原(たかあまはら)、海原、夜を知らす(治める)ように言い渡します。
ところで、これはいつ頃のお話なのでしょう?
まず、大前提として、世界最古の文明は私たちの日本でしたと書かせて頂きましたが、それは「縄文時代」よりも前の時代の「旧石器時代」における物的証拠が次々に発見されていることが理由になるのですが、約1万年前に終わった、一番新しい「氷期」のことを「最終氷期」と呼びますが、それが終わる前に「縄文時代」が始まります。
それまでの海面が下がり、海岸線が極端に遠退いていた時代から、逆に海面が上がり、海岸線が近づいていく時代へと移っていく頃で、それまで陸続きだったところが、徐々に海によって遮られるようになって行くことになります。
詳しくはこちらをご参照♥
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☆最終氷河と日本人
「縄文時代」の前期~中期(~2000B.C.)まで、私たち日本の人口分布の重心は東日本にありました。農具である打製石鍬も、中部地方や東日本を中心に分布していたことが判明しています。
ところが、縄文時代後期(2000B.C.~)~晩期では、西日本・九州に分布の中心が移ってくるようになります。
東日本で「農耕」をしていた縄文時代の人々が、その技術を持って、西日本、特に九州へと拡がっていったということになります。
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)は、天つ神(あまつかみ)[高天原(たかまのはら)の神全体のこと]の総意によって、「この漂っている国を修め理(つく)り固め成せ」と命ぜられ、「淡路島」、「四国」、「隠岐」、「九州」、「壱岐島」、「対馬」、「佐渡島」、「畿内」といった島々をお生みになられます。佐渡島を除いて、すべて西日本・九州になっている点に注目してください。
天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代) 伊耶那岐神(右)と伊耶那美神(左)
人口の重心が東日本にあったのですから、天つ神(あまつかみ)も、当然、東日本に居たわけで、高天原(たかあまはら)も、そこに存在していたハズで、それが「常陸(ひたち)」、常世(とこよ)の国で、不老不死の聖地とされた場所です。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆富士山を仰ぐことができる「東の端」と「西の端」
こうして、東日本を中心としていた私たち日本人の祖先が、西日本へとその範囲を広めていくことになるわけですが、その証拠として考えられるのが、「縄文中期~後期」の遺跡である宮崎県にある本野原遺跡(もとのばるいせき)です。
中央に祭祀空間の広場を持った環状の大規模集落で、西日本では最大級の遺跡で、東日本の影響が強く反映されているのが最大の特徴です。
のちに、伊邪那岐命(イザナギノミコト)は、亡き妻である伊邪那美命(イザナミノミコト)を追って、黄泉(よみ)の国に行かれ、朽ち果てた伊邪那美命(イザナミノミコト)を見て、逃げ帰ってくるのですが、戻って来た伊邪那岐命(イザナギノミコト)が、その身を清めた場所を、『古事記』は、こう伝えています。
「笠紫(つくし)の日向(ひむか)の橘小門(たちばなのおど/河口の意味)の阿波岐原(あわぎはら)に御出ましになり、禊祓(みそぎはらい)をなさいました」
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☆御存知ですか?古代日本の民族大移動 ~ あさっては『紀元節』の日です
さて、月読命(ツクヨミノミコト)は、夜を知らす(治める)、つまり「日」が照っていない「月」の時間になりますが、これは「暦」と関係していて、やがてユーラシア大陸へと渡っていきます。
詳しくはこちらをご参照♥
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☆「月」と「暦」
☆世界に飛び立つ古代日本人 ~ 「月氏」
また、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)も、その身勝手な振る舞いによって、のちに追放されてしまいます。
「スサノオ」という名前は、「すさ(荒)」の「を(男)」ということで、「すさぶ(荒ぶ・遊ぶ・弄ぶ)」という、行くも止まるも、好きも嫌いも、勝手に振る舞う意味からきています。「すさまじ(凄まじ)」や「すさむ(荒む)」もここから来ています。
アマテラスとスサノヲの誓約(古事記より)
『古事記』では、天照大御神(アマテラスオオミカミ)と建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)が行った誓約(うけい、占い)によって、五柱の男神と三柱の女神が生まれます。
まず、三柱の女神ですが、有名な宗像三女神(むなかたさんじょしん)で、大陸及び朝鮮半島への海上交通の平安を守護する玄界灘の神々です。
詳しくはこちらをご参照♥
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☆宗像三女神
この三柱の神々は、口伝で伝わるところでは、天照大御神(アマテラスオオミカミ)と建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)の子供です。
三柱の女神のうち、多紀理毘売命(タキリビメノミコト)、多岐都比売命(タギツヒメノミコト)の名前に見られる「たぎ」ですが、「たき(滝)」を古くは「たぎ」と言い、激しく音を立てて沸きかえるように流れる急流のことを意味しています。そこから、「たぎる(滾る、沸る)」が川水が激しく流れる意となり、「たぎつ(激つ、滾つ)」は水が逆巻くように音を立てて激しく流れる意となり、まさに「玄界灘」の守護神として相応しい名前ですね♥
また、市寸島比売命(イツキシマヒメノミコト)の「いつき」ですが、雷光のような激しく恐るべき威力を意味する「いつ(稜威、厳)」、つまり神霊の威光・威力を意味していますが、これが転じて、神あるいは天皇の威勢・威光を畏敬し、汚さぬように潔斎してこれを護り、奉仕するという意味の「いつく(斎く)」から来ています。
それでは、五柱の男神の方は、どうなのでしょうか?
続きは次回に♥
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