HaydnPsonataAx  統率のとれた勤務時間
 先日運転免許の更新に行ったことを報告したが、更新手続きのたびに思うのだが、実に時間に正確である。

 講習の受付け開始は、当初案内と1分とも狂わず正確に始まるし、(今回の私は講習時間の関係で少しゆっくり行ったが)朝の始業も窓口があくのは案内時刻と1分とも違わない。前回更新に行ったときに、玄関が開くのが時間通りなのは待っている身としては寒くてまいったけど、窓口のカーテンが8:45にサーッと一斉に開いたときには感動すら覚えたものだ。

 どんなに混んでいようとそれは決して崩すことはないのだろう。
 もし、その日によって3分早く始業したら、不公平だという市民の苦情がくるのかもしれない。
 毎日毎日、一定なのが重要なのだ。

 典型的なお役所仕事だが、私は嫌味で言っているのではない。
 ここまで徹底するのは立派だと感心するのである。
 あまりにも行列が長くなりすぎて、初売りの開始を30分早めた百貨店の話を例年のように耳にするが、免許センターなどの徹し方は、ある意味すがすがしい。

  手順はよくわかるが親切ではない
 ところで更新の手続きだが、むかしと違ってずいぶんと楽になった。
 台紙をくれる人から始まり、次の手順をきちんと教えてくれる。
 その態度は決して親切ではない。親切ではないが必要な情報は伝えてくれる。
 このあたりの事務的に徹する姿勢も、ある意味すがすがしい。
 もしここに親友が来たとしても、彼女たちは絶対に順番をちょいと早くしてあげるとかいう融通をきかすことは絶対ないだろう。

 始業時間や終業時間、休み時間に手続きの順番など、すべてが公正に行われているのだ。

 こんななかで人間的だと感じたのは視力検査係の人だ。
 なかなか輪の切れ目がわからない老人に、根気よく何回もリトライのチャンスを与えていたからだ。
 もっとも、ここで即「不合格」とやると、大もめになるんだろうけど……

  場所によって値段が違うのは当然公平なこと
 ところで、免許更新を更新したあと新さっぽろで、当初は『醤油屋』のラーメンを食べる意気込み120%だったのに店に行きつく前にあっさり心変わりしてしまい予想もしていなかった『開高』に立ち寄り、ラーメンとチャーハンのセット、750円也を食べたことは報告した也。

Kaiko2 翌週、札幌で打ち合わせがあり、その前に札幌中心部にある『開高』の前を通りかかった。
 すると、なんとチャーハンセットが880円ではないか!
 新さっぽろ店より130円も高い。

 不公平だ。中心部にいる人たちがかわいそうだ。
 って、場所によってこんなに違うものなのね。
 場所代が高いからしかたがないのだろう。

 ついでに、テレビ塔近くの桂和大通ビル50(旧・有楽ビル)の地下をうろついた。
 学生のころ、土曜日の帰りにここに入っていた『太郎』や『ジロー』によく行ったものだ。
 そしてそのころからあったが(『太郎』も『ジロー』もいまや跡形もない)、なぜか一度も入ったことがない『五十番』。この店は健在だ。

Gojyuban ラーメンが380円!?
 安い!

 このときすでにESTAの『四川飯店』で担々麵定食を食べてしまっており(今回は見栄をはらず、紙エプロンをもらってワイシャツへの汁はねを防御した)、これ以上食べると視線が反転するくらい苦しくなるのは間違いないこの日も『五十番』には縁がなかったが、今度ぜひ立ち寄ってみたいものだ。

  もしかして『五十番』違いかも
 ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)のピアノ・ソナタ第50番ハ長調Op.79,Hob.ⅩⅥ-50(1794/95)。

 このソナタは、アメリカの音楽学者ランドンによるいわゆる「ランドン版」では第60番とされている。

 3つの楽章からなる。

 アックスのピアノで。

 1988年録音。ソニークラシカル。

 んっ?

 いまふと記憶がよみがえった、というかあいまいに思い出したのだが、私があのころ見ていた『五十番』の看板は、有楽ビルでではなく、サンデパートビル(ドンキが入っている狸小路4丁目のビル)の地下の『五十番』だったような気がしてきた。

 サンデパートビルの『五十番』はすでに閉店したそうだが、桂和大通ビル50のの『五十番』はその支店だという
 高校生のころ、もしかすると有楽ビルには『五十番』はなかったかもしれないが、果たしてどうだったかその記憶はよみがえってこない。

 それにしても桂和大通ビル50に五十番とは、なかなかしゃれてますですね。