BachBrandenCK  もちろん本来の目的は会議です
 時刻表を手に入れることの苦労話を2日間にわたって書いたが、今回の出張の用務の間に私が行なったことは時刻表を探し求めることだけではもちろんなかった。

 恒例の通院も行ったし、床屋にも行った。

 会議があったホテルでは、廊下にブランデンブルク協奏曲第4番がBGMで流れていた。

 ということで、手っ取り早くバッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)のブランデンブルク協奏曲第4番(Brandenburgisches Konzert Nr.4)ト長調BWV.1049(1720頃?)。

 独奏ヴァイオリンと2本のブロックフレーテ(リコーダー)、弦楽(2ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオローネ、チェロ)、通奏低音のためのコンチェルト。

 今日はここで大絶賛している(私が)、コンチェルト・ケルンによる演奏を。

 ブロックフレーテの代わりにエコー・フルートなる奇怪な楽器を用いている。

 2013~14年録音。ベルリン・クラシックス。

  黒い涙のよう
 今回は、寒い季節-つまり新芽が動き出す前-にしか散布できない石灰硫黄合剤の散布も行なった。

 石灰硫黄合剤は、ひどく臭う。
 硫黄山のふもとでゆで卵を食べるより強烈な、あのゆで卵のような臭いがする。

 しかしこれはカイガラムシに効果的であり、殺菌作用もある。

 現在は少量ボトルでは売られていないようだが、私の家には500ml入りボトルがある。
 実は10年も前に買ったものだ。
 それをずっと使わないまま保管してあった。なぜなら、寒い時期に農薬散布するのが億劫だったから。

 ということは、もう薬効が失われているかもしれない。いや、失われているに違いない。
 でも、気休めで散布することにした(臭いだけは効果がありそうなほどじゅうぶんにくさかったし)。

 散布する木は桃色ナツツバキ。

 ポーポーちゃんが巣を作った木だが、この木には夏の間、アリが富士山登山を目指す人のように殺到する。
 つまりカイガラムシがついていて、こいつが排泄する甘い露を手に入れるために大挙してやってくるわけだ。

 おまけに害虫ハンドブックに書かれているとおり、まさに教科書的にスス病がちゃんと発生。
 樹皮はひどく汚くなっている。

 どれくらい汚いかお見せしよう。

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 1か月ほどあとに、今度はオルトラン水和剤かアクテリック乳剤を散布し、そのころ活動を開始するであろうカイガラムシの幼虫(農薬をものともしない殻をまだかぶっていない)を退治する予定である。

 ところで、今回の床屋での店主の話題は、札幌に初出店したコメダ珈琲に行って来たということだった。

 小倉トーストの味がおいしくて、とっても感動したと言っていた。

 そうですか……

 満足してうれしそうに語っている、そのことに文句をつける気はこれっぽっちもないが、でも、ふだんどんなものをお召し上がりになってんだろう?