漫画家になりたい奴みんな来いっ!

マンガ家であり、マンガの描き方の先生でもある筆者が、数百人以上教えた経験からプロデビューのコツを教えます。

漫画家デビューできる理由

2019-03-26 23:11:27 | 日記

まあ普通に考えて、デビューのためには、一定以上のストーリー力と画力があるというのは最低条件だと思いますが、私はなぜ自分がデビューできたのか、編集者の人に聞いてみたことがあります。

というのも、デビューの場合は事前にすでに担当がついてることが多いのですが(投稿した作品が、有望だと認められると担当がつき、デビューを目指して2人で作品を作る)、自分はその出版社は初投稿だったから担当はついてなかったし、デビューした雑誌には、それほど自分の作風はあってない感じだったから、なぜ採用されたのか謎だったんですよ。

ギャグっぽい作品だから、変な漫画だなあと自分でも思っていたし(笑)。

 

そしたら答えはこれ↓

編集さん:「確かにちょっと変わった漫画だけど、人を面白がらせようとして描いてるのは伝わる。プロは、人を楽しませようとする姿勢が大事だから、その点で、君はプロに向いてると判断されたんだよ。」

ということでした。

 

おお、たしかに人を面白がらせようとして描いてたな!と思って、作者の漫画を描く姿勢って、意外と人に伝わるもんなんだな~~と感心した覚えがありますね。

その後、しばらくの間漫画の描き方の先生をやって生徒さんの作品をたくさんみてたとき思ったんですが、やっぱりその人がどういうつもりで描いてるか、って意外と伝わるものですね。

なんだか投げやりになってんな、とか、途中であきたな、とか、自分の中に世の中に対するなにかもやもやしたものがあってそれを作品にぶつけてる感じ、とか、自分のキャラクターに興味ないのかな、とか、もうほんとに読者とかどうでもよくて(むしろ嫌いで)、自分のためだけに描いてるな、という感じとか。

別に私は超能力とかないけど、なんとなく漫画からそんな感じがするわけですよ。

それで、不思議とそういう漫画って、絵とか技術はうまくても、あまり入賞はしないんですよね。こちらとしては、せっかく作者は頑張って作ったんだし、入賞してほしいなあとは思っているのですが。

 


…まあしかしそんなことをいいつつ、私も自分の漫画でマイナスのエネルギーを感じたことがあるわけですが(笑)

あるとき、本屋で誰か立ち読みしたのか、雑誌が広げてあって、それでチラッと見えた漫画が、見た瞬間理由はわからないけど、「感じ悪っ!」と思ったのね。
それでよくみてみたら、自分の漫画だった、と。 あ もちろんそれ人気なかったです(笑)
そのころ人生や仕事でいろいろあったため、なんかいろいろ頭にきてて、「これでも読みくされ!」って感じで描いてたと思うんですよ。絵とか、
ストーリーの出来とかは、まあプロの水準には達していたと思いますが、なんだかとりあえず感じは悪い、と。


漫画って時間かけて一生懸命作るから、割と自分の念というか思考が、目に見えないエネルギーが作品に強く入っていて、それで読者も、マイナスっぽい気持ちが一杯入ってるものは、読み手はそれを感じ取って、なんだかわからないけど好きじゃない感じがするのかもと思います。

読者を喜ばせようという気持ちは、一種の愛のエネルギーだから、愛情を向けられると、読み手ももなんとなく好ましく思うんじゃないかな。普通の読者も編集さんもね。(それで私の変な漫画も採用された、と。)

 

まあ、初心者はとにかくまず漫画を何本か仕上げること自体が重要だから、自分さえ楽しめる内容であれば何でもOKだと思うのね。

だけど、中~上級者で本当にデビューを狙うとかいう人は自分も気に入り、なおかつ、読者にも喜んでもらえるように作品を作ろうと心がけるといいと思いますよ。

 


よく、「読者にこびて作品を描きたくない!」とかいいますが、あれとは違うんですよね。


こびるって計算でしょ?それをやると自分にとってお得だから、相手の機嫌をとるのがこびる、ですよね
結局自分の利益のためだけにやってるから、そこに人への愛はないわけで。


それに対して、「このキャラできるだけ魅力的にしよう!読者もきっと気に入ってよろこんでくれるかな?頑張ろう!」とか、「ここの山場、すっごく面白いアイデアを考えよう!自分も描くのが楽しみで、なおかつ読者をあっと言わせて楽しんでもらえるものを描くぞ!」と思いつつ作品を作るのは、人への愛情が入ってるから。

愛情を向けられると、基本的に相手もこちらを好ましく思うわけで。(ストーカー問題とかは別の話ですよ)

そんなわけで、プロを目指してるけど、行き詰っている人は、自分がどういうつもりで漫画を描いているのか、一度冷静に考えてみてもいいんじゃないかな。

案外そういうところに原因があるのかも知れませんよ。

 

 

私のマンガのレッスンに関するお問い合わせ等は、下記のアドレスをクリックしてください。

https://www.japanese-manga-artist.com/contact/

れな


落ち込んでいる奴みんな来いっ!!!

2019-03-25 00:30:34 | 日記

どうですか皆さん最近、大丈夫ですか?漫画関係で落ち込んでいる人とかいませんか?
なんかこう、漫画制作がうまくいかないとか、漫画賞で落選続きだとか…きっといますよね、そんな人。

そこで、一つここで大変重要なことを、いっておきます。

えーとですね、普通は、何回も投稿して失敗したとか、いろんな出版社の編集さんに何回もぼろくそに言われたとか、失敗経験が多いと、自分ってダメなのかな…と思うでしょう?

実は失敗の数が多い=ダメな漫画家志望じゃないんですよ。

 

失敗した数はどうでもいいの。
「失敗から何回立ち上がったか」というのが重要なわけ。

人間というものはですね、その人がほんとうにすごい人かどうか、逆境のときにわかるんですよ。


だいたいですね、いろいろ調子よくいってるときに、はりきって頑張るのは誰でもできるんですよ。周りに認められてるしちやほやされて、よっしゃー!ってなるしね。

ほめられもしないし、ストーリーも絵もなんかうまくできないし、漫画賞は落ちまくるし…
それはもう落ち込みますよ。でもしばらくガクッてなってても、やがて、もう一度頑張るんだ!と立ち上がる。
それってめちゃくちゃすごいことだって知ってました?

まあ極度に落ち込んだときは、ある一定期間休むのも必要かもしれませんけどね。
私もちょっと長めに休んでたときありますよ。本当に耐えられる限界を超えることもありますからね。
(限界を超えて休むときも自分をダメだと思い過ぎず、なるべくリラックスね)

だから、それでも、またなんとか気持ちを取り直して、立ち上がって漫画続ける人は本当にすごいわけよ。
失敗が多くて、それでも続けてるってことは、とてつもないことですよ。


「10回賞に落ちた」とか、超絶すごい人です。だって9回も立ち上がってるわけでしょ?


何かの統計で。人間は何かに挑戦したとき、何回失敗したらやめるか、というので、ダントツに多かったのは

「1回 だそうです。

だから失敗しても失敗しても立ち上がってくる人…こういう人はハンパないんで、必ず何かのチャンスをつかむ んですよ。
それはもしかしたら、最終的には漫画関連のことじゃないかもしれないけど、いつか自分が乗り越えてきた分 にふさわしいものを得るんですよ。
それが最終的に何なのか、その人によって違うだけです。とにかく何かいいものを得る。

 

かっこいいこと言おうとしてるんじゃないんですよ?これ本当の話だから。

 

なんといいますかね、「天は見てる」って感じなんですよ。
漫画がうまく出来なくて、もうやめようかと思って、公園でバイト帰りにボーっと遠くをみつめたり、漫画賞に落ちたショックを、半泣きで好きな音楽を聴いて必死に癒そうとしたり…そっからなんとか立ち直って、また漫画を描き始める、そういうのを天が見てるわけ。
誰も見てなくても、一人じゃないのね。天がちゃんとカウントしてるわけよ。

だから、失敗が多いのにそれでも続けてる人は、絶対何かをつかみますよ、天が知ってるわけだから! 

立ち上がった自分というものは、前と同じじゃないのね、実力も、精神もワンランク上になってるの。


失敗から立ち上がるたびにワンランクあがるんだから、だから何度も立ち上がってると、最終的に何かいいものをつかめるのは、当然だと思いませんか?


まだ立ち上がったことがない人は、しばらく落ち込んでもいいから、初立ち上がりを目指せばいいからね。
思い切ってわあわあ泣いたりしたほうが逆にすっきりして立ち直りやすいという話も聞きますよ。

たいていの人が1回であきらめるんだから、1回でも立ち直ったら、それだけで平均以上だよね。立ち上がれたってのは、本当にすごいことですから、それはしっかり覚えておいてください。


それから最後に、これも意外に知られてないことだけど、大失敗とかどん底とか長期間の不調とかのあとは、実は いい漫画ができやすいんですよ。

なんか創作って、そういう傾向あるんですよね。非常に苦しかったあとに、いいのが出来るって傾向が。
漫画の名作って、裏の事情が知られてないだけで、このパターンほんとに多いんです。

うちの生徒さんでも、これはいけそう!とものすごく時間をかけて、超全身全霊で描いたような漫画が落ちたとき、そういうことを伝えて、なんとか立ち直ってもらったところ、その次の作品でデビューできましたね。

だから私はえらい目にあった時など、「おっ これはいい漫画ができる予兆か?」などと思ったりします。
何回もえらい目にあったのにその後ちっともいいことがなくても、「これは宝くじがアタリが出なくて、持ち越しが 続いて、宝くじの金額がふくらんでいる状態だ!いつかそれが当たる!」と思って努力を続けるようにしてます。

まあどん底のあとに傑作漫画を作る、というのも一種の『立ち上がり』ですよね。

なので、不発とか失敗とか不調とか一件マイナスなことは裏をかえすと、こんなに大きなプラス面があるんですよ、って知ってくださいね。
何度も立ち上がる人は最終的に、自分が超えてきた分に匹敵する、何かいいものを得ます!

 

ちなみに私は冗談抜きで、今日人生の中で1862回目くらいの立ち上がりをしたぞ!
ここ数日意識失いそうになったけど…
まいったか!って感じで…
(↑いや本当の話ですよ 私の人生超~~~~~~波乱万丈なんで。漫画以外のいろんな大変だったことも加えると、1852回くらいの立ち上がりになりますって。)


………はっ みなさんを励ますつもりがまたいつもの暑苦しい話の展開に… 
いやもうこれは一種の性癖だから治らないんで 許してもらわないとですね(汗)

しかしですな、多分これが、このブログやってて、漫画家志望のみなさんに一番伝えたかったことかな。
これでちょっとでも救われる人がいたら、本望ですよ。


これは表面的な励ましじゃない、本当の話だから。


 

マンガのレッスンに関するお問い合わせ等は、下記のアドレスをクリックしてください。

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れな


今までの記事のまとめだ!!ちょっと更新

2019-03-24 21:46:37 | 日記

…というわけで、今までの教えのまとめをのっけていきます。

毎日少しずつのっけます。あ、生徒さん募集は3月31日までなのですが、それは別の記事にのってますので、それをごらんください♪

 

<教えのまとめ>

初心者の目標:ただし、「自分が楽しむために漫画を描く」のがよいです。難しいことを考えすぎずに、とにかく下手でも完成させるのが上達のポイントです。

 

中級・上級の人の目標:「自分にとっても読者にとっても面白いと漫画を描く」のが目標ですね。これの極まったものがプロというわけです。

 

<プロットについて>

まず最初に、漫画=とにかく絵がイケてればOK,じゃなく、

プロ、特に大手出版社はストーリーストーリー力(魅力的なキャラの設定も含めて)を重視する傾向があります。

漫画が面白いかどうかはネームまでの段階でほぼ決定するのですが、その面白さのおおもとになるのがプロットです。

 

*駄目なプロットの代表格→面白いアイデアがはいってないもの。

ストーリーの設定・キャラの設定・エピソードなど、ところどころに面白いアイデアが不足してるものはまず上位入賞は難しいです。

アイデアというのはとにかく変わったことをするということではなくて、「ありふれてなくて、魅力的・印象的なもの」ということですね。

ありふれてなくて、魅力的・印象的なところがあるキャラクターの設定

ありふれてなくて、魅力的・印象的なところがある設定

ありふれてなくて、魅力的・印象的なシーン

ありふれてなくて、魅力的・印象的なせりふ

 

などなど。

みなさんは、もしドラマや映画が、ありがちなストーリー設定で、どっかで見たことあるようなキャラばかり、ありがちなエピソードだらけでラストもありふれてて簡単に予想がつく感じだったら、ぜひ見たいと思うでしょうか?
それと同じことです。

 

<アイデアについて>


*アイデア=ぶっ飛んだ、変わったこと という意味ではないです。

良いアイデアとは、ありふれてない(独創的)なもので、いいね!(魅力的)と思われるもの、独創性と魅力の両方を持った思い付きのことです。
両方そろうところがポイントです。

 

キャラの設定だったら、
「いままでにない個性のあって、何かとても惹かれるキャラだね!」
というのがいいキャラのアイデア。


エピソードだったら、例えば告白シーンなら、
「そんな告白の仕方思いつかなかった!すごく心に残るし、女の子ならみんなうっとりしそう!」

とかいうのがいいアイデア

あるいは少年が化け物を倒すシーンだったら、
「その倒し方は思いつかなかった!すげーカッコいい!(あるいは印象的だね!とか)」

というのがいいアイデア、って感じです。

でも凄くいいアイデアはそう簡単に出ないのです。だからこそ、それを出せる人がクリエーター(ものを創作する人)のプロになれるわけです。

 

実はプロでも、よくアイデアに詰まります。そんなときは、まあ気分転換に何かいろいろするとか、人によっていろんな対策法を取るのですが、最終的にどうするのかといいますと


良いアイデアが出るまでしつこく考えるんです。


そっそれで答えかぁぁぁ!?と思うかもしれませんが、プロとアマチュアの決定的な差の一つは、「粘り」なんですよ。アマチュアの方は平均的に、プロに比べてあきらめが早いです、アイデアの追求において。ちょっと行き詰まるとすぐそのネタを捨てたり経験ありませんか?

プロデビューできるような人は、やはり他のアマチュアの人より、明らかによく粘るんですよ。とにかく粘る。苦しいんだけど、粘って粘ってしつこく考えて、ついに「独創的で良いアイデア」が浮かぶわけです。
いいアイデアが出る前って、基本的に苦しいものなんですよ。だから、苦しいのは悪いことじゃないんです。それを知らないから、詰まって苦しくなったら、すぐやめてその辺にころがってそうな、ありふれたネタを使ってしまうわけで。

話の設定にしろキャラの設定にしろエピソードにしろ、どこにもいいアイデア(ありふれてなくて魅力的なところね)がないと、作品が印象薄くて、人の目にとまらないんですよ。

端的にいって、面白くないですしね。

なので、アイデア(ありふれてなくて魅力的なところ)は必要なわけです。


プロだって、生まれ持った才能だけでかる~~くやってるんじゃないんですよ。普通そこまで超必死に考えないだろ?というところまで考えるんですよ。ネタが出なくて泣きそうになっちゃったり叫びそうになっちゃったりするんですよ、いい大人が。そこまでやるから、ありきたりじゃないものを思いつくわけなんです。

自分の限界ぎりぎりまで考えたことのあるアマチュアの人って少ないんじゃないかな。一度、限界に挑戦してみるといいですよ。ただ、精神が壊れない程度でお願いしますね。精神的負荷に耐えられる度合いは人によって違うから。でも、多くのアマチュアは、限界までいくまえの、少し苦しいくらいで考えるのをやめてると思いますよ。
たいていの人は、自分の底力を甘く見すぎてます。限界まで挑戦もしてないのに、「才能がいまいちっぽいしなあ」なんて自分のレベルを低めに設定しがちなので、非常にもったいないことです。ぜひ自分がどこまで粘れるのか、試してほしいものですね。

 

それに頑張りぬいたら、ちゃんとごほうびがあります。

それは、最高のアイデアを思いつくと、同時に
「やったー!!!」というものすごい幸福感が出てくるんですよ。

その嬉しさがなんだか異常で、それまで「思いつかない~~苦しい~~~」とあえいでいたのを完全に忘れさせるほどなんです。
そして、そういう最高のアイデアを入れた作品は、成功作品になりやすく、デビューとか入賞とか担当が付くとか、いい結果をもたらします。

すごくきついところがあるけど、すごく嬉しいところがある、これが創作というものなんです。


それで、良いアイデアの思いつき方なんですが、ただ「うううううううううううう~~~~ん」と考えるだけじゃなくて、世の中にはいろんなアイデアの考え方あるわけで。

それでいろいろ調べたところ、何か広告業界で一部使われてるらしいという方法を発見しました。広告業界も、マンガ業界と同じく、1年中アイデアを求められる職業なのですが、その方法は…

 

とにかく、アイデア候補をたくさん出して、ベストなものを一つ選ぶ

 

というやり方です。例えば、決めのせりふに困ったとします。そしたら、決め台詞を何十個も作ってみて、その中のベストワンを選ぶ、ということ。 あるいはラストシーンに困ったら、ラスト場面を何十通りもネタだしをしてみて、一番いいのを選ぶ、ということです。(ネタだしは、アイデア一個につき一行くらいの文章でメモする、と。)

 

「え~ 一個ですら思いつかないのに、何十個って…((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」とビビる人もいるかもしれませんね。

しかし、誰も「素晴らしいアイデアのみを何十個も出しましょう」とはいってないです。

つまりくだらない・使えないアイデアも大量に含まれていてよいということなんです。

         アイデア「候補」なんだから、出したアイデアのほとんどがだめでも、一個だけOKがあればいいんだから。

 

ラストシーンを50種類考えてノートにメモしろ、といわれたら、1つか2つは浮かんでもあとの48個をなんとかせねばなりません。それで、もうくだらなかろうがなんだろうが、とにかく出さなければなりません。それで、「いくらなんでもこれは使えない」とか「我ながらなんじゃこらあ!?」「メモするのすら恥ずかしいレベル」というようなゴミのようなアイデアも何もかもメモしていかないと、とうてい50個になりません。ありえない・つかえない変なアイデアも、頭を柔軟にする効果があるからいいんです。

そうやって50個になったら、その中の一番出来のいいアイデアを採用するのです。

 なんでそんなに大量に出さないといけないのか?これはいろんな意味がありまして・・・

 

1:たくさんアイデアを出したということは、それだけ粘って考えた、という目安になる

…ということ。粘って考えなきゃいかん、と思っても、どれくらい頭を絞ってるのか自分でもよくわからなかったりするでしょう。アイデアを考えてたはずが、詰まって、ついゲームとかやっちゃったり、お菓子とかやけ食いしたり、いい加減な時間をすごすことが多くないですか?でも、何十個とか何百個とか決めてそれだけ出したら、確実にその分は頭を使わなければいけないですから、誤魔化せないんですね。頭を絞った証拠が残るところがよいところなんです。

 

2: ありきたりなアイデアを出し尽くして頭をカラにする効果あり。

だいたいですね、自分がパッと思いつく最初の1つめか2つめくらいのアイデアは、ほとんどありきたりと考えてもらってよいです。 

自分がパッと思いつくようなものは他人も思いつく、と考えてください。そんなものを使って作品を作っても結果が見えています。たくさんアイデアを出すことによって、そういう平凡なアイデアを出し尽くして、頭の中から追い出すのがいいんです。平凡なアイデアも全部メモした、くだらないアイデアも一杯メモした、もうほんとに何もでない・・・・という状態。 実はそこからが勝負なんです。 そこからさらに考えて出てきたものは、非凡なアイデアが多いんですね。

そうです、一般に知られてないことですが、アイデア出しは、「行き詰ってからが勝負」なんですよ。

もうこれ以上は出ない、となってから、更に粘って考えたもののなかに、良いアイデアがあるんです。みんな詰まると、普通そこでやめちゃうから、結局平凡なアイデアしか出ずに終わるんですな。普通みんながやらないところまでやる人が、プロになれるんですよ。

 

まあ別の言い方をすると、小さな一個のダイヤの原石を掘るためには、トラックの荷台一杯の石炭を掘らないと出てこない、みたいな話と同じですよ。

そういう労力なしには、いいものは手に入らないということですね。

 

・・・とまあ、これほど重要だと言ってるのに、まあ誰もこの方法をやらないことったら(笑)。

実直にやった人は、必ず今までよりいいアイデアを出しますよ。何百人も生徒を見てきたからわかります。

このHP見てる人、チャンスですよ、みんなやらないから!(笑)。 

真剣な思いでこのHP見てる人には、ほんとに活用してみてほしいです。100個出していいアイデアが出なかったら、200個にすればいいし、1000個でもいいわけです。アイデアに関しては、たくさん出して損した、ということはありません。いくつもいいのが出たら、メモしてとっとけばいいし。

自分の出したアイデアは、自分の財産ですから、いくらあってもよいのです。

 

 

私のマンガのレッスンに関するお問い合わせ等は、下記のアドレスをクリックしてください。

https://www.japanese-manga-artist.com/contact/

れな

 

 

 

 





マンガの描き方教えてます!自己紹介・れな

2014-04-13 20:06:32 | 日記

漫画家志望の皆さまこんにちは!れなです!

大手出版社で10年漫画家経験ありの、漫画の描き方の個人レッスンの先生です。


一応日本人のマンガの先生ですが、海外関連の漫画の仕事もしております。

このブログは文章中心なのですが、ちょっと絵を見たい方はこちらへ
            ↓
http://www.japanese-manga-artist.com/
 
(文章を読むのが面倒なら絵だけチラ見してください。英文は私が書いたものなのでところどころまちがっているでしょう…)


過去に描いた私のマンガやペンネームは、諸事情によりそれほど得意でない分野を描いていたので、あまり積極的には公表しておりませんが一応大手出版社で女性向け雑誌で描いていたので単行本もそこそこ出ております。そこそこですが(苦笑)


その後漫画関連の学校で講師としてマンガの描き方を教え、更にその後個人で教えるようになりました。

個人レッスンでは、自分の漫画家としての経験と、マンガの先生としての経験から、「まんがの描き方本」とかにのってないような、プロデビューのポイントについて語っていきたいと思っています。

女性向けに描いてはいましたが、もともと少年誌・青年誌志望でしたし、周囲に男性向け同人誌・女性向け同人誌等をやってる人達がいたのでそういう系のノリも知ってますし、ギャグ漫画も描けます。
かなり守備範囲が広いため、いろんなジャンルの生徒さんが教えられるし、多くのジャンルに共通する、ためになる話ができるかな、と思います。


私のレッスンは、漫画を1・2作以上描いたことがある人向きなので、「ペンの使い方」とか「漫画原稿用紙の種類」とか、初歩的なことについては、市販のマンガの描き方本を見て学んでいただければと思います。ご希望があれば初心者も教えることは可能ですけど…


なお、マンガの描き方の個人的な質問には、大変申し訳ありませんがお答えできない状態です><
といいますのも有料で私の個人レッスンを受けておられる生徒さんに対して不公平になってしまうからです。

いろいろ質問したい場合にはぜひ生徒さんになっていただくということで(笑)よろしくお願いいたします。

私の経験が、いくらかでも、一人孤独に頑張っておられる漫画家志望者さんたちのお役に立つことを願っております。

れな

 

私の絵とかマンガ(サンプル)→http://www.japanese-manga-artist.com/  (←私の海外向けHPです) 

連絡先:ちょっと英語が書いてあって驚くかもしれませんが、ちゃんと日本語でも書いてあるので大丈夫です。

https://www.japanese-manga-artist.com/%EF%BD%83%EF%BD%8F%EF%BD%8E%EF%BD%94%EF%BD%81%EF%BD%83%EF%BD%94/

 

 

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