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Like Sugar&bitter chocolate

邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)

 

昼顔 第10話 感想 

なんか余りに救いようのないドロドロ展開に思わず見入ってしまいましたけど
振り返ればなんだか唯の恋愛ドラマに成り下がっていた・・・
ということに、見終わってから気が付きました。
そんな昼ドラレベルのチープなやり取りを、ただ一人、白熱のプロ演技に見せてくれたのが
沙和パパ!
笹本俊介役の鈴木浩介さん!!!すっごかった!!ナイスキャスティングだ!!

彼の迫真の演技が、ただ一人このドラマの質を上げてましたよ~。
いや~良いものを見せて貰いました!



ついに家を飛び出した沙和のその後のお話。
物語はいよいよ佳境へ。
そしたら途端にドラマ的にはつまらなくなって凄く残念です。
スピード感も落ちて、張りがない。
もう、倫理感も常識も理性もぶっ飛ばして好きな方へとみんなドツボにハマり
誰一人幸せそうじゃないのが、正に行き着く果てという感じ。

だから要は、もうどうなっちゃうんだろーっていう興味だけで集中させられている。


愛の逃避行真っ最中な沙和と北野先生。
逃げ場があって良かったね~とは思うものの
ラブシーンが一切ないプラトニックな感じが笑えるというかなんというかw

夫には何だか無口だったのに、北野先生には言いたい放題な甘えたな感じが
ちょっと対比させているんですかね?口喧嘩する二人共が幼稚くさい。
でも、「言葉が大切だ」「言わなきゃ終わっちゃうんだよ」という意見はこの場合は正しいかも。

更に、まず自分が沙和夫に話を付けに行くと、沙和を一人、富士山中の別荘に一人残し
単独帰京。

・・・・っておいおいおい!
こんな、うら寂しい山奥に一人残されるって
どんだけ寂寥感募らせれば気が済むんだw<スタッフさんw
いーやーだー。

これ、普通なら戻ってこないフラグだよな・・・。

北野先生はようやく沙和に「一緒になろう」と告白。
ようやく男の沽券見せたか。
というより、きっとここは
「誰にも手の届かない場所に惚れた女を独り占めして所有権バリバリ主張」風の
男の甲斐性見せたつもりなんでしょうが
どうもスベってる・・・・(笑)

佐和の不安感と取り残される孤独感を視覚的に見せるシーンとしては
ナイス・ロケーションでした。
でも冷静になって考えると、ちょっと、物凄く嫌。

「週末には必ず帰る」
いやいやいや。信じる信じないとかの問題じゃないって~。


ともかく、それはさておき。北野はついに俊介と直接対決。
ここも、惚れた女を庇い、矢面に立っている風に見せ掛けて
さり気なく隠し場所も教えない辺りもまた、自慢げというかw勝ち組?上から目線を感じて笑えたw

そうして始まる北野VS笹本家のシーンは
前述した通り、この俊介役の鈴木浩介さんの熱演により
そん所そこらの昼ドラより、ハンパない。

ただ怒鳴っているだけではない口調とか、凝り固まった表情。
怒っているのに抑制の効いた言葉のトーンやら、最後の逆上する感情表現まで。
もう秀逸!!

それに比べて、めちゃめちゃイケメン顔なのに、北野役の斎藤工さんはちょっと呑まれてましたね~。
若さ(キャリア)の差が出たか。

そこが惜しかったです。
地味で口も達者ではない北野というキャラではあるものの
その中でもっと感情の伝わる言い方を何かして欲しかったです。上手く言えないですけど。
土下座してまで懇願する男の必死さは分かりましたが単調で
朴念仁のような風貌は良く出ていましたけど
なんか、ちょっと、彼の反応はリアリティがない。

そこも揃ってたら、もう完璧!だったよ!!


「誠に、申し訳ありませんでした。
 沙和さんは自分で御主人に謝りたいと言われてました。でも私は・・・・
 まずは私がお会いするべきだと」
「沙和はどこにいるんですか」
「・・・・」←言わないwwwやっぱり独占欲は強いオトコw

「よくわからないんですよ。あんたの話」
「紗和さんと別れていただけませんか?非常識なことを言ってるのは、承知の上です。
 お願いします。紗和さんと一緒にならせて下さい。」
 

すると、ちょくちょく口を挟んでいた姑が、ついに泣き崩れる。

「私、世間の姑より嫁、可愛がっていたつもりです こんな仕打ちされるなんて・・・」

どの口が言うんでしょ。この親子。さすが親子。
そもそも日常から息子の愚行を責めないで嫁に孫をせがんでばかりで
不倫していると盗み聞きしていた時には、嫁に問うことも信じることもせず「汚らわしい」と切り捨て
そういう自分の態度は棚に置いて、“可愛がっていた”?

こまめに家に押しかけ、食事の世話していれば、責務は果たしていたとでも?
とことん、自己中な親子・・・。


この辺の二人の態度が沙和を追い詰めた訳ですが
その辺の下地は、ここまで実に丁寧に描いてきていましたし
それを直接対決にしないで、無知は罪であるとでも言わんばかりな脚本センスが気に入ってます。

直接、▲▲して苛められた、とか暴力などじゃなくて
気持ちの面でのすれ違い。
それもまた、相手を傷つけ罪深いという、このドラマの一貫した流れは
ある意味、奥深い。


「すべて・・・・すべて私の責任です」
「そんなこと言うんだったら莫大な慰謝料いただきますよ。法廷でもどこでもでて全面戦争してやる!」
「仰せのとおりにするつもりです。何年かかっても分かっていただくつもりです」

「順序が違うだろ。こういう話は、夫婦間でまず話し合うべきだよ。
 真っ先に不倫相手が乗り込んでくるなんて、おこがましいにも程がある」

確かにその通り。
佐和は幼子じゃないんだから、妻としてのケジメはきちんとつけるべき。
でもな。
それをさせなかったのも、アンタだろw

さり気なく、話の主軸をズラした辺りもちょっと苦笑。
だって、セックスレスは充分な離婚原因になれるので、実際裁判をやったら負けるのこっちだもんなw

自分のこと棚に上げて、今更話を聞く風な良き夫を演じる俊介も
佐和を隠して、所有権主張する北野も
誰もが子供だナ~・・・・(--〆)

なんかちょっと全体的に違和感です。


「無理は承知です。分かった上で・・・」 
「バカにするのもいい加減にしろー!・・・・・沙和はどこにいるんだよ!」 
「お願いします。紗和さんが必要なんです」 
「出てってくれー!」
「お願いします!」
「頼むから出てってくれ!!」
「お願いします!」
「出てけー!」
「申し訳ありません!」

土下座してまで許しを請う北野先生と、それを見降ろす俊介という図もまた良い角度のカット。
少しオレンジがかった部屋は流石、昼顔カラーで
昼下がりに終焉を見せ付けられた二つの家庭の末路が目に沁みる・・・。Σ( ̄Д ̄lll)

そして、その中、叫ぶような悲鳴に近い声で北野を追い返そうとする俊介が
家庭の――恋の破滅を示唆しているようだった・・・・。

今回の功労賞は正に彼。
前回の「森のくまさん」か~ら~の~、号泣も合わせて、光ってますね~。GJ!



一方。乃里子。
部屋に祐一郎が帰って来ないからと、笹本家へ連絡。

「あなたがぼんやりしているから奥さまが夫を奪ったのよ!捜してください!」

言う言うw

ダンナが帰ってきたら帰ってきたで、沙和なんかの何処が良かったのかと問い詰めるw
もうね。この時点で終わってるんだってwww

「彼女と居ると、自信が湧いて来る。
 僕を必要とし、僕の言葉を必死に受け止めてくれる。
 何か、体の奥で、もっと頑張ろうって、無限の力が湧いて来る」←やっぱり天然無礼w
「要するに~。
 年上の研究者が相手だと、コンプレックスに感じるけど
 パートのおばさんなら優越感で自信が出るってわけ」←思考がここへ行く時点で可笑しいw
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・小っさ」
「申し訳ない」
「あ~困ったわね~。ちいさい男でも父親は父親だから」

でも、こういう女こそ、同じ立場のスキル高い女みたら、甚だしい嫉妬をするんだろ。

妊娠って、あの日“明るい家族計画”した夜のやつですかw
さすが外さない失敗しない人生を歩む成功者らしい展開だな~とか思った。


そんな訳で、ここまで台詞のセンスが良く、視点も面白かったドラマが
一気に昼ドラになっていて、ちょっと勿体なかったです。
誰もが大人っぽく、大人の不器用な恋に酔えていたのに。┐( ̄_ ̄*)(* ̄_ ̄)┌

やっぱ、りかこさんがいなくなってから萎んだ印象。
彼女のぶっ飛び感がドラマの勢いを付けていた気がします。

みんなが普通に成り下がった今、加藤修だけがブレずにイケメンだった・・・・。ああぁあぁ~。
「この仕事は、あんたと俺のためにやっているんじゃない」
「じゃあ誰のためよ!」
「利佳子と俺のためだ」

かっこいー。
きもちがいいー。



脇の話。
あのストーカーくんがヤケにイイ人になっちゃってて、ちょっとニヤニヤ。
今は友達のつもりってw
一番危ない人だったのに、今や一番マトモな思考の人になってるよ~。


りかこ→加藤修 加藤元妻が録音消去
この妻って一体・・・・w
この妻の思考は「仕事と金で釣れば、この男を繋ぎとめられる」程度でしょう?
なんか彼女の存在が、それまで高いクオリティで独自の不倫を描いてきたドラマを
一気に低俗にしてしまった気がする・・・・。

もうちょっと別の設定が欲しかった。


加藤修→りかこ 娘が録音消去
こっちもか!大爆笑。
あっちもこっちもずーずーしい奴らばかりだな!
っていうか、普通の娘は親の携帯を操作するなんてことしません。
叱られるという怖さもあるし、この歳だとまだ親という存在は絶対で巨大なものだから。

一応、母親に戻って欲しいあまり・・・という筋書きなんでしょうが
それ故に、大それたことをした自分への後悔とそうさせた母親への憤りが
あの涙・・・という意図なんでしょうが
無理在り過ぎ。
萎えた・・・・。(´△`;)

何か今回こんな感じで無理矢理展開多かったナー。


会社のストーカー女子。
あのー。どうしてこの世界の住人はみんな、勝手に人の家に上がるんでしょーか。

「課長はかっこいいですよ」
口説き文句としては落とし所というのもあって、俊介イチコロwww
でも“出来なかったくせに”に、やっぱりね。( ̄ー ̄;)


高校生カップル。
おーおー。暴れまくってるw
でも何故かちょっとスカッとしたんですが。


いよいよ次回が最終回。
それぞれがどんな未来を掴むのか、どんな未来を用意したのか、見届けたいです。
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