名曲百選第四章(10)ラジオは素敵な音楽を教えてくれる魔法の箱だった・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

 

 

今はインターネットが発達し、音楽の情報を得るのも パソコンやスマホを利用したネットからが多いと思います。

私が音楽を聴き始めた中学の頃は、もちろんインターネットなんてない時代でしたから、音楽の情報を得るのはラジオが中心でした。

深夜放送やFMやAMの音楽番組、色々聴いてました。

 

中学の頃 聴いていた音楽は 邦楽がほとんどでしたが、高校になると洋楽も聴き始め、NHKのラジオ番組で知ったのが渋谷陽一さんでした。 

渋谷さんの番組は  『サウンドストリート』 をはじめたくさん聴きました。

それから数年後に聴き始めたのが、湯川れい子さんの 『アメリカントップ40』 という番組です。

 

渋谷陽一さんと湯川れい子さんには、たくさんの素晴らしい音楽を教えていただきました。

渋谷陽一さんは、私のロックの先生であり、湯川れい子さんは、私のポップスの先生だったと思っています。

 

湯川れい子さんは、音楽評論家としても高名な方ですが、

作詞家としても多くの名曲を残されています。

先日は、バレンタインデーもありましたし、湯川れい子さんが作詞された私の大好きな大人のラブソングをお届けいたします。

 

ロング・バージョン/稲垣潤一

 

 

この曲は、本当にいいですね。

全編にボサノバチックな雰囲気が漂い翳りを感じるメロディーが、たまらなく好きです。

 

コピーのシャガール壁に
白いシーツ 素肌に巻いて
君はあの日 遊びでいいと
酔った俺の手をつかんだ

 

湯川れい子さんの歌詞も都会的で洒落ていて、安部恭弘さんの素敵なメロディーと相まって、大人のちょっと気怠いような恋の雰囲気が漂ってきます。

この曲は、元々はアルバム収録曲で、シングルの予定はなかったらしいですが、ファンからの熱望が多く寄せられシングル化され、ヒットしました。

湯川れい子さん自身は、「どこか素朴な仙台の男、というイメージの稲垣潤一さんらしさが出ていて、とても好きな曲です。」 と語っていました。

日本のAORの屈指の名曲だと思います。

 

ロング・バージョン

 
約束しないと責めて
泣き疲れた姿勢のままに
いつか軽い寝息の君は
急にあどけない顔して
 
さよなら言うなら今が
きっと最後のチャンスなのに
想いと うらはらな指が
君の髪の毛 かき寄せる
 
コピーのシャガール壁に
白いシーツ 素肌に巻いて
君はあの日 遊びでいいと
酔った俺の手をつかんだ
 
シングル・プレイのつもりが
いつか気づけば ロング・バージョン
似たもの同志のボサ・ノヴァ
ちょっとヘヴィーめなラヴ・ソング
 
そうさ 窓の下は
乾いた都会の荒野
 
さよなら言うなら今が
きっと最後のチャンスなのに
想いと うらはらな指が
君の髪の毛 かき寄せる
 
シングル・プレイのつもりが
いつか気づけば ロング・バージョン
似たもの同志のボサ・ノヴァ
ちょっとヘヴィーめなラヴ・ソング
 
今回は、稲垣潤一さんの 『ロングバージョン』 をお届けいたしました。
深夜に眠い目をこすりながら聞いていたラジオ、流れてきた音楽に心を奪われた中学の頃・・・
今思えば 私の青春の始まりだったのかもしれません。
 
 

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