名曲百選第三章(85)同じ時代に生まれてくれて、ありがとう。 | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

 

 

自然と言うのは、時に残酷だったりしますね。

七月に誕生を伝えたばかりの白鳥の雛の1羽が、先日の朝 池にぽっかり浮かんでいたそうです。

まだ生まれてひと月くらいだったのに本当に残念です。

1羽だけフラフラして弱々しい子がいて心配していたのですが、こんなに早く旅立ってしまうとは思ってもいませんでした。

 
この写真が、3羽で撮った最後の写真となりました。

 

 

仲良く日向ぼっこをして、眠っているようです。

 

向かって左側の子だけ少し身体が小さかったですし、遅れて後からついて行くような感じでした。

もっと生きらせてあげたかったと思いますが、これが自然というやつなのかもしれません。

 
今回は、どの曲にしようか迷いましたが、短く終わってしまったこの子の生を祝福してこの曲を。
 
誕生/中島みゆき
 


T-MN 投稿者 hatukoiwarock

 
生きて行く事の悲哀を織り交ぜながら、これほど感動的に生命の誕生を祝い、そして人生を讃えた歌って、世界中を探しても他にあるのでしょうか。
 
めぐり来る季節をかぞえながら
めぐり逢う命をかぞえながら
畏れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく
泣きながら生まれる子供のように
もいちど生きるため泣いて来たのね
 
”もいちど生きるために泣いて来たのね” というこのフレーズ、ここだけで、私などは感動してしまいます。       
人生には悲しみや苦しみが付きまとい、泣く度に少しずつ強くなって、また生きていくんですよね。
そして、自分を誰よりも必要としてくれる人と巡り会います。
 
Remember 生まれた時だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome

 
中島みゆきという母性が、生まれてきた命に限りなく温かい慈愛を込めて感動的に歌い上げた名曲。
浜田省吾さんの 『I am a father』 が、父性の代表的な名曲とすれば、この 『誕生』 は、母性の代表的な名曲だと思います。                    
お二方とも、お子さんがいないというのも共通してますが、だからこそ見える部分もあるのかもしれません。
 
命の尊さと、人生に悩み、つまずいた時に、”誰でも祝福されて生まれてきた事を思い出して”、と優しくそして強く励ましてくれる、人生賛歌。
 

誕生

 

ひとりでも私は生きられるけど
でもだれかとならば人生ははるかに違う
強気で強気で生きてる人ほど
些細な寂しさでつまずくものよ


呼んでも呼んでもとどかぬ恋でも
むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ
待っても待っても戻らぬ恋でも
無駄な月日なんてないと言ってよ

 

めぐり来る季節をかぞえながら
めぐり逢う命をかぞえながら
畏れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく
泣きながら生まれる子供のように
もいちど生きるため泣いて来たのね

 

Remember 生まれた時だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome
Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと
そして覚えていること

 

ふりかえるひまもなく時は流れて
帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく
すがりたいだれかを失うたびに
だれかを守りたい私になるの

 

わかれゆく季節をかぞえながら
わかれゆく命をかぞえながら
祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている
忘れない言葉はだれでもひとつ
たとえサヨナラでも愛してる意味

 

Remember 生まれた時だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome
Remember けれどもしも思い出せないなら
私いつでもあなたに言う
生まれてくれて Welcome

 

Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと
そして覚えていること

 

今回は、中島みゆきさんの 『誕生』 をお届けいたしました。

この歌は、私は何度聴いても泣けてきます。

そして、彼女の凄さを感じます。

 

1羽旅立ってしまいましたが、残った2羽の白鳥の子は、

元気に育って欲しいと思います。