「脳と方言と私」その7 | 福盛貴弘の脳炎日記

福盛貴弘の脳炎日記

日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

大阪弁内省シリーズはここで一旦終了。

他にもまだまだ大阪弁サイトはあるので、適当な時期にまたやる。

 

過疎ブログ「福盛です。」では、不定期更新で大阪弁雑感を書いている。

あわせてご覧いただけるとありがたい。

 

面白い大阪弁(関西弁)まとめ 五十音順

 

121.やらへん?:理解○、使用○    HLLH?  HLLL。

 勧誘の時に使うのが普通か。一歩間違えるとただの下ネタ。なお、ほんまにやるのかを確認する時は、「やんのんか、やらへんのんか」の方が自然。

 

122.やんぴ:理解○、使用×    HHH

 子どもの時によく聞いた。かいらしい表現である。その頃は使っていたかもしれない。今は使わない。あまりに子どもっぽくて、大人の男には似合わないんで。

 

123.よす:理解○、使用△    LH

 関東に来てから「そっちに寄してもらってええか」と言った記憶はない。最近もない。ひょっとしたら、ハブにされているのかもしれないが、その自覚はない。

 

124.よばれる:理解○、使用○    HHHH

 使えない語彙ではないが、使う機会がない。人に食事に招かれる機会がほとんどないんで。ひょっとしたら、ハブにされているのかもしれないが、その自覚はない。

 

125.レイコー:理解○、使用△    LLHH

 高島さんでも白鳥さんでもない。別れ際に叫んでいるわけでもない。「アイスコーヒー>冷コーヒー>レーコー」という変化。「レイコー」より「レーコー」の方が自然。

 

126.わけわけ:理解○、使用×    LLHL

 子どもにお菓子を取り分ける、ケーキを切って分けるなら言えそうだが、あまりに子どもっぽすぎて使いたくない。基本的に幼児語は子どもの頃から嫌いなんで。

 

127.わや:理解○、使用○    LH

 「わや」は雑多でめちゃくちゃでややこしいが、ごった煮状態になった語彙。『さんまの向上委員会』こそ、現代の「わや」の代表だと思っている。

 

→ 『大阪弁ちゃらんぽらん』「あかん」と「わや」を読んで その1

 

 

128.わらかす:理解○、使用○    HHHH

 いい意味でおもしろい思いをさせてくれた人は笑かしている。

 悪い意味でふざけたことを言って不快にさせてくれた人も笑かしている。

 

129.んでから:理解○、使用×    HHHH

 私は、語頭の「ん」がない。「で?」か「ほんで?」が自然。蛇足だが、芸人以外の「からの~」は心の底から嫌い。それを言えるだけの腕は学生にはない。

 

 

 

 

 

 

1週間ぶち抜きというのも考えたんだが、他にその日に書かなければというのもあったので、とびとびでになってしまった。

 

今回はショートショートで書き続けたが、もっと腰を据えて書いてみたいものである。ただ、この出版不況の時代に、私レベルでは公刊されそうにない。

 

印刷機を回して製本してに比べるとブログは隔世の感がある。

和文タイプやワープロ打ったりしてから、またもうひと手間だったので。

 

誰でも気軽に書けるだけに、ことば関連の時は本業だから気が抜けない。

また機会があれば書いていく。

 

 

 

 

 

→ 「脳と方言と私」その1

 

→ 「脳と方言と私」その2

 

→ 「脳と方言と私」その3

 

→ 「脳と方言と私」その4

 

→ 「脳と方言と私」その5

 

→ 「脳と方言と私」その6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【追記】

Facebookの言語を関西弁に変換すると、「シェア」が「わけわけ」になる。

かなり気持ち悪い。