仮想世界で銃で撃たれたプレイヤーが現実世界でも死亡。
SAO事件から1年。
死銃(デス・ガン)事件の捜査を依頼されたキリトはガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン。
そこで出会ったのは、スナイパーの少女、シノンだった。
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第1話~第7話 あらすじまとめ
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ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」
ソードアート・オンライン II
#08「バレット・オブ・バレッツ」
デス・ガンが活動を始めたのは第2回バレット・オブ・バレッツのあと。犯行は2回とも衆人環視の中で行っている。おそらくそれまでは目立たないようキャラの強化に専念していた可能性が高い。デス・ガンでの登録はなかったが、BOBは最高の舞台、必ず出場してくるはず。
本戦出場者も集まり会場は賑やかに。キリトとシノンも注目されていた。キリトは「応援してね」と大サービスw シノン引くwww
本戦は参加者30人による同一マップでの遭遇戦。開始位置はランダムだが、どのプレイヤーとも最低1000m離れている。マップは直径10kmの円形で山あり森あり砂漠ありの複合ステージ。時間帯は午後の設定で始まるから装備やステイタスタイプでの一方的な有利不利はなし。
参加者にはサテライト・スキャン端末というアイテムが自動配布される。15分に1回、上空を監視衛星が通過するという設定で、そのとき全員の端末にマップ内の全プレイヤーの位置情報が送信される。つまり1か所に潜伏し続けられるのは15分が上限ということになる。
シノンにレクチャーを受けたあと、キリトはここからが本番なんだよと言ってBOB初参加の中でシノンが知らない名前はいくつあるかたずねた。初めてなのは、どっかのムカつく光剣使い(キリト)を除くと3人だけだとシノン。銃士X、Pale Rider、Sterben。名前を聞いた理由を言わないキリトに昨日、様子がおかしくなったことと関係あるのかとシノン。そうだとキリトは答えた。
昨日、昔おなじバーチャルMMOをやっていたやつにいきなり声をかけられた。3人のどれかがおそらくヤツだろう。相手は敵で本気で殺し合ったことがあるやつ。だが名前を思い出せない。彼らは許されないことをしたから自分のしたことに後悔はしていないが負うべき責任から目をそらし続けてきた。もう逃げることは許されない。正面から向き合わなければいけないとキリトは言った。
それでも君は引き金を引けるか。シノンは言った。開始時間が近づき待機ドームへと移動するふたり。シノンはあなたにもあなたの事情があることは理解したが私との約束は別の話。昨日の決勝戦の借りは必ず返すから、私以外のやつに撃たれたら許さないからと言った。君と出会う時まで必ず生き残るとキリトは答えた。
バレット・オブ・バレッツ、スタート。プレイヤーがフィールドに転送され戦いが始まる。シノンもひとりを倒し順調なスタート。追われて橋の上に来たDyne(ダイン)を狙うシノンの前にキリトが現れる。あの橋で起きる戦闘を最後まで見たいから撃つのは待ってくれとシノンに言う。見たらここから離れる。君を攻撃はしないからと。
ダインに近づくのはPale Riderか。橋の上に現れた。アクロバットスキルがかなり高く攻撃をかわして進む。至近距離から撃ってダイン死亡。キリトと見ていたシノンが残った男を撃つと言う。が次の瞬間、男は倒れた。銃声が聞こえなかった。撃たれた男はまだ死亡していないはずだが動かない。
周囲1kmには誰もいなかったようだが、どこから撃たれたのか。そういえばキリトはどこから近づいてきたのかと聞くシノン。キリトはスキャンされた頃には川を泳いでいたと言った。装備を外して川に潜っていたのでスキャンされなかったのかもと言った。
倒れたアバターに妙なライトエフェクト。と、いつからいたのか橋の上にマントの男がいた。倒れた男に近づく。サイレント・アサシンとシノンが言った。マントの男が持っているのはサイレンサー標準装備の高性能狙撃銃で噂を聞いていただけで初めて見たと言う。あんな銃を扱えるなんて何者なのとシノン。
マントの男は倒れた男のそばに行くとハンドガンを取り出した。十字を切る。キリトがシノンにマントの男を撃ってくれと叫ぶ。頼む、早く、あいつが撃つ前に。
☆次回 「デス・ガン」
★BOB本戦、始まりました。デス・ガン探しは難しいかと思っていたら候補は3人? そして早くも姿を現したようで話が早いw 高性能な銃を持っているようでスキルも必要だしお金も必要かな。で、わさわざ動けなくしておいて至近距離でハンドガン? リアルで殺す? シノンの狙撃は間に合うでしょうか。