髭を剃るとＴ字カミソリに詰まる　「髭人ブログ」

サイドビュー画面固定型アクション
同名アーケード版の移植版（１９８３年７月１４日稼働）
開発は任天堂、インテリジェントシステムズ
発売は任天堂
１９８３年９月９日発売
「ゲームセンターＣＸ ～仁義なき2Pプレイ マリオブラザーズ激闘篇～」
でのプレイソフト
（本体は「ニンテンドークラシックミニ」を使用）

※同名ゲーム＆ウオッチ版とはゲーム性は異なる。


特徴

敵を全て倒すとステージクリア。
ボーナスステージでは時間内に多くのコインを集める事が大事である。

上部の土管から出て来る敵を踏んで倒す事は不可能。
ではどうやって敵を倒すかとなると敵がいる床を下からジャンプで突き上げる事で
敵を転倒させる事が出来る。
転倒させた敵を触れる事で倒せるのだ。

床だけではなくPOWブロックを下から突き上げる事で
画面全体を揺らす事が出来る。
その際、敵が床に足を着いていれば転倒させる事が可能（空中では無効）
３回使うと消滅。（２度目以降のボーナスステージで復活）


と言っても一番の特徴は２人同時プレイによる協力…
というより対戦プレイだろう。

左右ボタン：移動
Ａボタン：ジャンプ

得点は５５点

良い点
・２人同時プレイ

悪い点
・滑りやすい


良い点の解説
・２人同時プレイ

基本的には協力してどんどんステージを進めていくのが望ましいが…
そうはいかないのが本作。




悪い点の解説
・滑りやすい
まぁ、元々『マリオ』と『ルイージ』は配管工って設定だからか
床が濡れているのかとても滑りやすい。
Ｂダッシュもまだなく急ブレーキも出来ず、ジャンプ中の操作は不可。
やや扱いづらいがそこら辺は慣れるしかない。



このソフトは操作性に関してはまだ発展途上中って感じかね。
だけどこのソフトがあったからこそ「スーパーマリオブラザーズ」が完成したともいえる。
まさに『スーパー』にふさわしい出来であった。



本作独自と言える対戦要素は相手の倒し方が豊富で楽しいわな。

基本となるのが「押し合って相方を敵に当てる」から

「転倒した敵を倒そうとしている相方で敵を突き上げて復帰させて相方に当てる」
「下から相方を突き上げまくって身動き取れなくして敵に当てる」
「上から相方を踏みつけまくって身動き取れなくして敵を当てる」
「POWブロックを使って敵を復帰させたり、味方の身動きを取れ無くしたりして敵に当てる」
などなど…

ロクにアイテムもないので実力差が出やすく、
その為、相手は身動きさえ取れずにやられることにもなる。
あまり一方的にやり過ぎると大抵、喧嘩になる（笑）

協力すると見せかけて邪魔したり
初めから相方を倒す気満々だったり
人間性が結構出るゲームである。

マリオ「POW押すなよ！押すなよ！絶対に押すなよ！」

ひっくり返った亀を追うマリオ。

ルイージ「ドーン！」

亀が元に戻り、蹴ろうとして亀に触れてマリオ１機死亡

マリオ「てめーのせいで死んだじゃねーか！」

というような騙し合いはこのゲームの基本中の基本である（笑）

にしても
「ゲームセンターＣＸ ～仁義なき2Pプレイ マリオブラザーズ激闘篇～」
で、有野氏と歴代ＡＤが本作で対戦を行っていたけど
有野氏側の勝利はＡＤを全機倒した時…
ＡＤ側の勝利は４面クリア時…

どう考えてもＡＤ側が不利やん。
ただの対戦にするとＡＤが一方的に勝ちそうだからか？



友達同士で

少年１「協力して何面いけるか試そうぜ！」
少年２「おう！」

ゲーム中

少年２「よし！ひっくり返した亀を…」

少年１POWを突く

少年「ごめーん！指がすべったー！」

という光景。
兄弟でもあるな…

POW突き上げ、弟が死ぬ。

弟「あッ！」
兄「弟～。ごめ～ん！指が滑った～！」
弟「…（ムス～）」

POW突き上げ、兄が死ぬ

兄「アッ！」
弟「わざとじゃないよ！指すべっ！」

ポカッ！

弟「いてっ！
　何、すんだよ兄ちゃん！１回は１回だろ！」
兄「うっせ！俺のは指が滑っただけだ！お前のは完全に態とだ！」

みたいな感じでの兄弟喧嘩。
最終的に泣かされて母親登場で収まる…みたいな流れ

そんなリアルファイトが世界規模で行われたんじゃなかろうか？（笑）


ループゲーなので
ネタバレはなし