髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「新人類」 レビュー (ファミコン)

2017-01-20 21:00:51 | ファミコンレビュー

縦スクロールシューティング
開発はハドソン
発売はリコーエレメックス
1987年2月10日発売

あらすじ
恐竜時代、人類の大祖先として生まれた「マックス」が
武器などを手に巨大恐竜に立ち向かう、

特徴
シューティングゲームと言うと戦闘機が主流であるが
本作は生身の人間(あ、『キングスナイト』も同じか…同じ縦スクロールだしな…)

Aボタン・・・ジャンプ
Bボタン・・・ショット

そう言った事もあって基本的に陸上を歩き(アイテムにより一時的に飛べる)
穴があってそこに入れば当然、落ちて死ぬ。
大きめの川などがあり、小さな足場があってそこをジャンプする所がある。

攻撃は

「石」→「石斧」→「ブーメラン」→「松明」

といった順でパワーアップする。

隠しであるリキアイテムを取ると
主人公が『長州力』氏になり
ショットが『長州力』氏自身となり、飛ばす事が出来る。
一定時間有効でありボス戦では解除されてしまう。


一応『リキラリアット』だそうだ。

得点は40点


良い点
・『長州力』氏が出る。

悪い点
・羽根が使いづらい。



良い点の解説
・『長州力』氏が出る。
ファンにはうれしいのかもしれない。
あんま似てない気がするけど


悪い点の解説
・羽根を取った時のコントローラ操作。
羽根のアイテムを取ってAボタンを押すと空を飛ぶことが出来て、穴に落ちなくなる。
このゲームで必要不可欠と言ってもいいがAボタンを押し続けなければならない。
しかも、回数制限があるのでまめにAボタンを押しているとすぐに使えなくなるため
Aボタンを押しっぱなしにするしかないのだが
通常コントローラでAボタンを押しっぱなしにしつつBボタンでショットを連射するのは結構難しい。
連射機が欲しい…



攻撃してないときに下に移動するとキャラがこちらを振り返るのはちと珍しい。
但し敵が目の前にいるんだぞ。

『こっちみんな!』

って所ではある(笑)
「長州力」形態でも振り返る。
しかし、羽根も出ていないのに空を飛び、自身を飛ばして攻撃する「長州力」というのはなかなか異様(笑)



ライフと残機があると言っても
敵に当たると移動力と攻撃が1段階パワーダウンするので
1度当たるとかなり苦しい。
と言うか穴が凶悪過ぎ。判定もかなり厳しい…
小さな足場をピョンピョン飛び越えるのもしんどいし、その足場上で突撃して来る敵もいる。
鬱陶しい!!




取説には「長州力」氏からのメッセージがある。
そのまま載せよう。

「やあ、みんな、毎日元気にあそんでいるかい? ちゃんと勉強もしてるかな?
 あそんでばかりでも、勉強ばかりでもヒーローにはなれないぞ!
 じゃあここで、リキがキミだけにゲームがうまくなる方法を
 ちょっとだけ教えてあげよう。
 まず第1は、ファミコンも体力だ、ってこと。
 青っちょろいモヤシっ子は、いくらゲームだけやってもダメ。
 まず外に出て、サッカーでもやって体力をつけろ。
 キャラクターのフットワークもみちがえるように軽くなるぞ。
 第2は、ファミコンも集中力だ、ってこと。
 だらだらと何時間もやったってうまくはならない。
 1日1時間なら1時間、集中してガッととりくめ。
 リキは、集中力では誰にもまけない。キミもガンバレよ。
 そして最後は、ファミコンも頭だ。
 自分の頭を使って、いろんな攻略法や可能性を見つけ出すんだ。
 人に頼ったりしないで、自分で考えて、応用力を身につけていこう。
 そうすれば、初めてプレイするゲームだって高得点がマークできるようになるぞ。
 このアドバイスをしっかり守って、キミもヒーローめざしてガンバレ!!」

だそうだ。
ゲームは1日1時間か…
ハドソン開発だから『高橋名人』からの影響も来ているのだろう。
(CMにも出ていたそうだし)
というかハドソン側が考えたのを言わせているだけなんじゃねーの?

何故開発が「ハドソン」なのに「リコーエレメックス」という所から出ているのかと言うと
本数制限回避のためだそうだ。
儲けるためにあれこれ考えてんだねぇ…


クリアしてもエンディングもなしにループするだけなんだがどうなってんだ!

何なんだこれは―――――ッ!なめてんのか――――――ッッ!!



しかしさ…パッケージのこの女の子いつ出て来んの?
俺にとっちゃ『長州力』は別にいいんだよ!!
女の子を出しやがれコラァァァ―――――――――!!


え?キレたのかって?

(人差し指を立てて小さく振って)

「キレてないですよ」



PS)指を立てるのは小力氏の独自。
後、正確には「キレちゃいないよ」である。

PS2)パッケージを描いたのは「魔物ハンター妖子」などの
 『宮尾 岳』氏だそうだ。

ネタバレはなし


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-01-21 22:41:50
このシリーズに当たりナシと言わしめた○超シリーズの一角、新人類キター

池ポチャ等に泣かされましたねえこれは。マックスのジャンプ能力が微妙すぎるというか
レビューサイトで見た『最初の面から難易度マックス』というタイトルには笑いましたが
個人的にはこれやキングスナイトはアクションだと思ってます。シューティングは池に落ちて死ぬとかないですしw

リキラリアットは某クソゲー本で「これじゃあリキラリアットじゃなくてアックスボンバーだよ!」とツッコまれてました
取説の長州力は色々言ってますがCMで「力(リキ)が全てだ!」って言い切っちゃってるんですよね
取説の自身のメッセージ全否定しつつCMでノリノリで新人類プレーしてる長州力がシュールです
you tubeにないバージョンのCMではラストに高橋名人が「俺も新人類!」とドヤ顔でキメてたのがあったはず
確か当時武道館で新人類のイベントがあったような…
これもBugハニと同じく開発中からかなり様相が変わったゲームで
なまじハドソンと仲良かったコロコロがご丁寧に毎月その変遷を見せてくれたので
気がついたらシューティングになってたという感じですね
開発中の画像ではもうちょい純アクション系だったような気がします

>女の子を出しやがれコラァァァ―――――――――!!

気持ちわかります。しかしスペースハンターのような詐欺パターンもあるし…w
個人的には最近のゲームのマネキンみたいな妙にリアルなだけの3Dヒロインより
ファミコンドット絵のヒロインキャラの方がかわいいと思うんですよね
パッケージイラストもかわいいのが多いし
○超 (髭人)
2017-01-23 21:35:48
名無し殿
コメントさんきゅーです。

開発中では純アクションだった!?
「Bugってハニー」的香りを醸し出しておりますね(苦笑)

ラリアットとアックスボンバーの違いは調べてみて動画も見たけど良くわからん…(苦笑)

女の子を出せという気持ちわかるとは同志よ!ドット絵のヒロインは味があっていいのが多いですよね。

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