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「バンゲリング ベイ」 レビュー (ファミコン)

2017-05-26 21:00:25 | ファミコンレビュー
アメリカの『ブローダーバンド』が制作したシューティングのファミコン版
バンゲリング帝国三部作の1つ
トップビューの360度全方位シューティング
開発も発売もハドソン
1985年2月22日発売
特徴
ヘリコプターを360度縦横無尽に動き回る事が出来る。

空母から発進し、ステージ上にあるすべての工場を破壊すればステージクリア。

上キー:前進
下キー:後退
左右キー:旋回
Aボタン:バルカン砲
Bボタン:爆弾投下

Aボタンの『バルカン砲』は『工場』と『戦艦』以外の敵に有効。
 一定の距離を直線に飛び、敵をに当たれば破壊できる。弾数制限はない。
 ただ画面上に1発のみで連射は不可

Bボタンの『爆弾投下』は弾数制限ありでその場に爆弾を投下する。
 これにより『工場』や『戦艦』を撃破出来るが、
 1発で破壊できず何発も必要になるので周囲を警戒する事が重要である。
 『戦艦』は自身から誘導ミサイルを放ってくるので上空で静止して
 爆弾投下するのはかなりの危険行為である。

画面内の表示

L:ライフ
 100以上になると操作不能になり爆発する。

B:ボム
 現在のボムの個数。無くなった場合、空母で補給できる。最大9発。

F:ファクトリー
 ステージに存在する敵工場の数。
 これを全て破壊する事でステージクリアとなる。

矢印:空母の位置。矢印の先に空母があるのでダメージを受けた時の修理、無くなったボムの補給をする際に利用する。
 敵戦闘機に襲われている空母を救助するのにも利用する。

敵戦闘機から攻撃を受けている場合は「ALERT」と表示される。

空母は破壊されてもすぐに残機を失う訳ではないが残機が0になり2度と復活しない。
攻撃された敵を相当すると与えられたダメージは0になる。(表示はない)
敵戦艦が建造され空母が1画面内に入ると即空母が破壊される。

敵戦艦は
「WARNING」1回目の表示で建造開始。

「WARNING」2回目での表示完成し出港。

ちなみにこのゲーム。
特攻が可能であり、ダメージが100を超えて撃墜確定したときに
「工場」や「戦艦」で墜落するとダメージを与える事が出来る。
さながら「機動戦士〇ンダム」の『〇ルマ』の

「ジオン公国に栄光あれぇぇぇ―――!!」

みたいなものである。


2P対戦が可能である。
ただ、画面が分割してヘリを動かしてどちらが多くの工場を破壊するとか
ヘリ同士が戦ってどちらが先に相手を撃墜するかというものではない。
野球と同じく攻撃側と防御側と分かれる形となる。

1P側がヘリを操作し
2P側がバンゲリング帝国側
高射砲を操作可能。
Aボタンで弾を発射。Bボタンで誘導ミサイル発射
(取説曰くAボタンでも誘導ミサイルが発射される事もあるとか…)
マイクを使うと戦闘機を最大6機呼び寄せられる。(爆撃機も戦闘機に変化)

点数は40点


良い点
・奥深い

悪い点
・パワーアップ要素なし


良い点の解説
・奥深い
地味なゲームであるがやる事がとにかく多いので
いかに効率よく進めるかが大きな課題となる。
第一目標は敵工場の全破壊であるが
その間に、爆撃機に空母が襲われるので救助に向かう。
それから、敵戦艦の建造も阻止しなければならない。

悪い点
・パワーアップ要素なし
パワーアップしないからハッキリ言って地味なんだよね。
それで何度も何度も爆弾補給に回らなきゃいけないし
空母を守らにゃならない。



個人的にはガキの頃の軽いトラウマがあるんだよね。
まず、操作法に慣れない。

「おいおい!上押したら上行けよ!右押したら右行けよ!
 グルグル回りやがって!このバカヘリが!!」

『旋回』という動作の概念がまず理解できなかった。
当時の「アクション」や「シューティング」は十字キー操作そのものが
自機をその方向に動かしていたもんな。
アホな子供には理解できないというものだ。

その操作性が分からずガチャガチャ十字キーを押していたら
「戦闘機」が攻撃して来る。
操作法が分かっていないのだから一方的に攻撃を受ける。

すると、ダメージが100を越え海が血みたいに真っ赤に染まって…

「ドゥルドゥルドゥルドゥル…」

と、まともに操作が出来なくなり(端から操作出来ていないが…)

「ドカ―――――ン」

と、爆発する様が異様に恐怖だった。


「ジョジョの奇妙な冒険」第五部の「ブローノ・ブチャラティ」はこのゲームが好きなんじゃなかろうか?

「『任務は遂行する(工場破壊)』『空母も守る』その上、『戦艦を建造させない』
 全てやらなくっちゃあならないってのが『プレイヤー』のつらいとこだな
 覚悟はいいか?オレはできてる」

的な感じで(苦笑)

前もこんなネタ、ファミコンレビューで使ったような気がするが…
まぁ、気にすんな。気にすんな。

PS)「ファミコンロッキー」というマンガで『魔の海域の最終兵器』が出て来るが…
 実際のゲームには存在しない。

裏ワザ:2P対戦モードで
 2P側がマイクの音量を最大にして

 「ハドソーン」

 と、叫ぶと戦闘機が多数現れ1P側のヘリを襲うとの事…

今となっては

 「ハドソン!…ハドソン!…というこえがむなしくこだました」

という状況だわな…
でも、ファミコン的には声の内容を識別する機能はないから
「ハドソン」を合併吸収した

 「コナミー!」

と、叫んでもいいのだろう。

あれ?
目から何か溢れそうになるのは何故なんだろうか?




ネタバレはなし




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