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2017年05月21日

100歳まで生きる時代の不登校問題を考える

IMG_0864不登校って何だろう?
この子にどうしてあげればいいのだろう?
何をもって解決とするべきなのだろう?

私にとっての大きな壁。
テレビを見ていても、寝ていても、人と話をしていても、本を読んでいても、授業をしていても、
どこか頭の片隅で、考え続けているような気がします。

そこに登場した新たな統計。
2007年生まれの子どもは、100歳まで生きるだろう。今、10歳くらいの子たちですよね。もちろん、15歳だって、18歳だって、それくらいは生きる。中年と言われる私ですら、今の平均余命よりずっと生きる。
人類は、ここ数十年で、たいへんな長生きになっています。

IMG_1037これは、喜ぶべきことか?
年金問題やら、超高齢化社会などを考えると、賛否が分かれるところだけれど、確実なことは、今まで通り、定年後は気楽にという考えでは、人生設計できないことは分かる。

その詳細は、こちらの本に書いてあることなので、そちらを読んでいただくことにして、本題の不登校問題。

こうして、24年も不登校の相談を受けていると、年々、虚弱な子どもが増えています。
うちは、医療と教育を融合させているところですから、なおさら気が付くのでしょう。

中学生なのに、頭痛、肩こり、顔色は悪いし、すぐに疲れたヒェー。

根性がない!!と言いたいところだけれど、骨格や顔つきを見ると、気力だけの問題ではありません。

体の機能が弱っている。
自分の体だけれど、その使い方を知らない、というのは、車はあるけれど、上手に運転ができないようなものです。
IMG_1021学校に行かないからこうなっているのか、こうなったから学校に行かないのかの判断は、出会って、見ていないと分からないことですが、結論として、

このまま育って、8時間労働できるようになるのだろうか?

10代なんて、生物的には、とっても元気な年齢です。中学2年生くらいになると大人と同じくらいの体力がついてきます。

なのに、なのに・・・・・。

お父さんやお母さんより、不調が多い。どちらかというと、おじいちゃんやおばあちゃんに近い・・・・(-_-;)。

これは、ただ、動かない、「やる気がない」という精神論でのレベルではありません。

科学的に考えて、体の構造、筋肉、そして神経、これらが、連動して動く体の機能としての問題です。

ですから、神経が発達していく、若い年齢の時に、治していくのが最も効率的だと考えて、元気学園では取り組んでいます。(成長の鍵、 不登校と臨界期 身体

IMG_1128面談にくる子どもたちに対しても、
こんなになで肩だったら、すぐに疲れるだろうな・・・・
これほど顔色が悪かったら、イライラするんだろうな・・・・
焦点を合わせにくい目だろうから、勉強すると疲れるだろうな・・・・・

子どもたちは、子どもたちなりに頑張っているんだけど、なかなかできなくて、それを理解してもらえない。

そういうところから、親子の問題が大きくなっていくのでしょう(親子にとって悲劇です(ノд・。) )。

親は、もうちょっとがんばればいいのに、しない。
こう思っているところの、もうちょっとの尺度が親子で違うんですよね。

話が、親子関係にそれてしまうので、本題に戻りまして、

今の中高生たちは、100年近く生きるのだから、学校より、勉強より、もっとそれの力を生み出すもの。
体!!!体の一部が脳であり、体と心は、ネットワークでつながっていて切り離せません。
心身共に健やかに育ってもらいたいと思っています。

IMG_1084次世代を担う子どもたちのために、元気学園がお手伝いして、元気になれるのであれば、大いに力をかしたいところです。

もし、面談に来ようかな?と思っているのであれば、早い方がいい。
できれば、中学生の間に、一度お会いしたいです。(ずっと前から知ってたんだけど、ようやく・・・という方が多くて、成長の時機は、「後で」はきかないんだなぁ〜(;^_^)

中学生の不登校は、きちんとした対応をすれば、必ず道が開けます。

写真は、本棚づくりをしているところ。木工が好きなんです!というので、GW明けに帰ってくるのを準備をして、待っていました。
ファミリークリニックの先生に検査をしてもらったら、もうちょっと体全体を専門医にみてもらった方がいいということになって、検査入院をしていました。

不登校は腰を据えて取り組む問題だから、事実から、見つめたい。
「かもね?」ではなく、きちんと検査をして、そこから、どう治療教育プログラムをつくっていくかというのが、重要だと思っています。同時に、親子が、「そういうことだったんだ」と気が付くことも、大切です。

IMG_1101なんたって、不登校って、原因もきっかけも、親子喧嘩の結果もすべてごちゃまぜにしてしまっていますからね。
まずは、事実をとらえることから始めないとね(このあたりは、不登校になったら最初に読む本を参考にどうぞ)。

GW明け、最後の合流となりました。しかも、風邪をひいてしまっていて、「やせたね〜〜〜」と心配をしたのですが、少しふっくらが戻ってきたかな。
いろいろなことをする中で、能力開発です。

これら、指先を器用にする練習も、まさに、脳のトレーニング。指を使うことは、脳のあらゆる部分を活性化します。勉強するのとは、別ルートで、頭を良くしているので〜す

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
リンダ グラットン
東洋経済新報社
2016-10-21

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genki_gakuen054 at 21:52│コメント(3)

この記事へのコメント

1. Posted by キーおやじ   2017年05月22日 07:48
Life Shift、読みました。
色々と考えさせられる内容でした。
30年人生が伸びたら、どうすればよいのか・・・
「人生、2度おいしい!」・・・と前向きに考えるべきですね。
やってみたかった仕事に60歳から、チャレンジ。
学びたかったあの大学で、70歳からトライ。
そう考えると、ウキウキしてきます。
それにつけても、大切なのは健康な身体。
先生のご指摘の通りだと感じています。
人生は伸びても、基礎づくりの期間は大して変わっていません。ティーンエージをどのような環境で過ごすかというのは、本当に大切な課題だと思います。
先日、首の調子?が悪くなり「整骨」のお世話に。
「歪みですね。姿勢が悪いですからね。。。」との事。今から姿勢を治すのは本当に至難の業だと思います・・・

2. Posted by Gの母   2017年05月22日 08:42
元気学園の皆さま、Gがお世話になりまして本当にありがとうございます😊。
検査入院のはずが、風邪を引いてしまい本当にダウン💦。 病みあがりで寮に戻ってるのが毎日気になってました。 本棚制作の写真まで添えて様子をお知らせ下さり、ありがとうございます。嬉しいです、家族でホッとしました。

毎日ブログを拝読しております。先生の愛情溢れるコメントに、癒され、又勉強させて頂いてます。
何処に向かって行けば良いのかを、 教えて下さる場所にやっと辿り着きました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
3. Posted by Ryu 母★   2017年05月22日 09:28
5 先生、スタッフの皆様大変お世話になっています。
先週土曜日に会いに行ったのに、Ryuに言うのを忘れていました!
葉書をありがとうね🎵
すっごく嬉しかったです❤
成長スピードは遅いですが、、とありましたが遅くても大丈夫❗
先生のアドバイスやご指導を素直に聞いて、Ryuらしく丁寧に一歩一歩進めばいいと思います。
先生やお友達に感謝の気持ちを忘れずにね。
夏休みにはまた手料理をRyuに食べてもらうのを楽しみにしています。
いつも心はRyu の側にいます。
一緒に顔晴りましょう❗

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