軽く夕食を済ませたくなった夕食どき、しばらくぶりに西武柳沢駅南口の
「武蔵野やぶそば」へ。
注文したのは「ざるそば」600円。
蕎麦猪口には濃口辛汁が少量入って、蕎麦は細切り。
かなりの辛汁なので、蕎麦には少しだけつけてズズッと啜り込む。
これが藪蕎麦の伝統スタイルのようです。
この店は閉店してしまった三大藪蕎麦の一つ、「池の端藪蕎麦」からの暖簾分けと聞いていましたが、蕎麦猪口を見ると「池の端」の文字があります。
閉店時に幾つか分けてもらったんですかね。
「池の端」に行ったことはないので味が全く同じなのかは知りませんが、ここに少しでも歴史が受け継がれているのなら、蕎麦好きには嬉しい話でしょう。
そう言えば、この日の蕎麦湯は濃厚で、メチャメチャうまかったなぁ。
前からあんなに濃かったかな?
その日は満足して帰ったのですが、テーブルの上には私の好物である「牡蠣蕎麦」が始まったとの案内がありました。
10月ですからもう牡蠣の季節ではありますが、何だか季節が変わるのが早いですね。
彼岸の前まではあんなに暑かったのに、急に冷え込んできましたから。
そうとなれば、今年初の牡蠣蕎麦を食べたくなってしまったので、日をおかずに再訪しました。
こちらが武蔵野やぶそばさんの
季節限定「牡蠣南蛮蕎麦」(1,280円)。
蕎麦の上には、かけ汁で煮て、少々とろみをつけたプリップリの牡蠣が3つ。
食べると、ジューシーな旨味が口に広がります。
かけ汁にまで牡蠣の旨味が広がっていて、これも美味い!
天候が不順な日が続きますが、旬の牡蠣の滋養をシッカリ補給して乗りきっていきたいですね。
でも、あともう2,3回は食べないと足りないかも(笑)
【武蔵野やぶそば】
■所在地 西東京市柳沢6-4-3 (集合住宅の一階部分)
■営業時間 11:30-16:00 17:00-21:00
■定休日 火曜日
■最寄駅 西武新宿線 西武柳沢駅 南口下車 徒歩2分
■駐車場 裏手に1台分
「2018.11追記」
何度か再訪している「武蔵野やぶそば」さん。
「池の端」の本店でも名物であったと名高い
「巣ごもりそば」(1,300円)を注文してみました。
蕎麦が油で揚げられていて、まぁ、カタ焼きそばの日本蕎麦版ですね。
ウズラの卵がトッビングされていて、鳥の巣みたいな外観になっているから「巣篭もりそば」なんですね。
パリパリとした食感の揚げ蕎麦に、具沢山の和風餡が掛かっています。
お好みで添えられたお酢をかけると、塩っぱ目の餡がさっぱり味に変わってきます。
最早、日本蕎麦の面影はありませんが、美味しいです。
酒飲みの客が、この巣篭もりの餡を肴にして好んで食べていたそうです。
なるほどねぇ、粋な感じがするので今度真似してみようかな。
もう少しシッカリ食べたい時には、「得々セット」(980円)があります。
ミニ天丼、ミニかけ蕎麦に小鉢がついて、1,000円出すとお釣りがくるのですから正に「得々」。
「サービス商品につき、お客様のご要望等は一切受け付けません」
という、キツイ物言いの注意書きがこの店らしい。(笑)
大根サラダが堂々と中央に鎮座しているのは、天丼との相性を考えてのことかな。
卵焼きも付いていたりして、一合くらいなら飲んじゃおうかな?なんて気にさせられます。
ここの蕎麦は細打ちなので、掛け蕎麦は早く食べないといけません。
天丼は小海老のかき揚げですが、海老もシッカリしているし、衣の食感がサラサラしていて美味しい。
少食のオヂサンには、ちょうど満腹となるいい具合のボリューム感なのでした。