ハンガリー旅行記 35 : アエロフロートで帰国 | 旅中毒

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さて、あとは日本に帰るばかりとなったのですが、ここで問題が。

モスクワ行きのアエロフロート、50分遅れ との表示が…… ギャー!

乗り継ぎ時間は一応、2時間10分あるんですが、ホンマに50分で出るかわからんし! 一年前のベルギー旅行で、往きの関空→北京の出発時刻だって、最初に言われた時間よりどんどん遅れていったもの……。

このハンガリー旅行に出るすぐ前に、「飛行機が遅れるなら、往きに遅れるより帰りに遅れる方がいい」 なんて言って笑ってたんですけどね。いざとなると、そう簡単に開き直れるもんでもないわ~。特に私、一日余分にお休みを付け足させてもらっていたし、休みに関して上司とゴタゴタしていたから。(休む・休まないとは別の点で、ですが)

ホンットに心配でしたが、結局は30分遅れで出発してくれました。そして途中で遅れを取り戻すべく頑張ってくれて、到着は10分遅れで済んだのです。あー、良かった。

モスクワ行の機内食。最近はマカロンのデザートなんてあるのね。



モスクワ空港。さぶい……。




ところでこの時、ブダペスト空港でたまたま一緒になった日本人女性と一緒にいたのです。他人様の個人情報なので書くのは控えますが、この人ブダペストでかなりすごい体験をしていて、聞いていて 「ひえー!」 となりました。皆、タフだなあ…。

で、この人が、モスクワから仁川までのフライトは、機材はどっちだろうかと気にしてましてね。私は 「???」 状態。彼女はつまり、アエロフロートと大韓航空の共同運航便なので、機材がアエロフロートのか、大韓航空のかと知りたがっていたわけ。大韓航空の方がサービスがいいので、大韓航空だといいなあって。

そうか、共同運航便って、当日まで機材がどっちの会社のものかわからないのか。気にしたこともなかった…。どこの会社がサービスがいいとかも、あんまり知らないんだ。昔乗ったエールフランスのごはんが美味しかったことくらいしか憶えてない。

【追記】 コメントくれたイクラちゃんによれば、親機(と言うのか、それも知らんかった)がどこかは、チケット見たらちゃんとわかるらしい。私のeチケットにも、この便、「Flight Operated by KOREAN AIR LINES CO LTD (KE)」 って書いてあるから、それのことなのかも。

そして乗り継ぎのためにモスクワ空港で移動しておりましたところ、彼女が言うには 「やった、大韓航空ですよ! 22番ゲート(私らの仁川行きが出るゲート)に大韓航空の機材が止まってるのが見えました!」  す、すごい、そんなとこまでチェックするのか!


モスクワから仁川までの飛行機で、晩ごはん。安定のビビンバ。



そして朝ごはん。



さて、仁川で乗り継ぎです。何事もなく進む…と思ったのですが、そうはいかなかった。と言いますのはですね、私、ブダペストの空港でガッツリお土産を買いこんでいたのですよ。残ってた現金を使ってしまえと。ワインとパーリンカとパプリカくらいしか買いたいものはなかったけどね。上記の女性は 「ホントこの空港は品揃えが悪い。他の国の空港でも買えるようなものばっかり」 と言ってました。

買った中で特に気に入ってるもの。梨のパーリンカなんだけど、電球型のボトルに入って、さらにそれを首から下げられるようになっているという謎の商品。



で、そのブダペストの空港で買ったワインやらパーリンカやらインスタントラーメンやらが詰まったお土産袋を、機内に持ち込んではいかんと仁川で止められてしまった。まあ、予想はしていましたが…。モスクワでは見逃してもらえたから、大丈夫かもと期待していた。


んで、こういう時のための荷造りコーナーに行って、いくらか払って段ボール箱に詰めてもらい、チェックインカウンターに戻って預け入れ荷物にしてもらったのでした。この箱詰めの時、緩衝材をたくさんもらえて嬉しかったわ。(職場で使いたいの)(緩衝材くらい買えばいいようなもんですが)


仁川から関空への便で、午後のおやつ。



ところで、帰りの飛行機の中でのことなんですが。

音楽を聴いていたらね、






武道への勧誘
馬灘の射手




なんすかこれ…。 「舞踏への勧誘」 とか 「魔弾の射手」 なら知ってますけど…。
ネットの記事じゃあるまいし、こんな後から直しにくいものは校正をきちんとしてほしいものです。



変なネタで終わりますが、ハンガリー旅行記は以上です。

最後に、書こうと思ってて忘れてたことをここに記す。

ハンガリーでは、横断歩道では歩行者優先が当たり前でしたよ。信号機のない横断歩道に歩行者がいれば車は必ず停まっていました。日本流が染みついている私が 「車を先に行かせちゃえ」 と
わざと歩みを緩めても、私が横断歩道に近づいていることに気付いた車が停まって待っていてくれる (ので私は小走りにw)。

ちょっとググってみたら、2008年に、それまでは 「横断歩道を渡り始めている歩行者がいたら車は停まらなければならない」 とされていたのが 「横断歩道で待っている歩行者がいたら車は停まらなければならない」 に変わったみたい。「ハンガリーデイリーニュース」 さんの2008年6月の記事に書いてあった。2004年7月の記事には 「横断歩道で歩行者が車に轢かれる事故が年間4000件」 と書いてあるので、規定を厳しくしてドライバーの意識を徹底的に変革したんでしょう。今ではハンガリーに住んでいる人が 「ハンガリーでは車が歩行者に優しいので」 と書いていたりする。

日本でも、信号のない横断歩道に歩行者がいたら車は停止義務があると道路交通法で決まっていますけど、停まってくれる車はめったにいませんね。せっかく片側の車が停まってくれても、反対車線の車が停まってくれなかったり。住宅街の小さな横断歩道で歩行者が延々と待たされて車が次々に通り過ぎていくなんて光景は、すごーく普通。この点、日本はハンガリーを見習うべきだと思う。変える気があれば変わるんだから。