自主練で間違う | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


私のレッスンを受けている人は、自主練をしている人が多いです。

「他のテニススクールに通う」「テニスサークルでプレーする」「素振り」「壁打ち」などで。

みんなこれで間違います。今までに正しく自主練をした人はいません。(ここでの「正しく」とは、「私の理想に沿って」という意味です)

では、自主練はしないほうが良いのか?

自主練はやったほうが良いです。

自分で良い動きを必死に練習するのは大事です。

(勘違いしないでくださいね。「自分で必死に練習すれば上手くなる」のではありませんよ。そんな人は今までに見たことがない。自分で必死に練習して下手な癖がついた人しか、私には会えない。)

必死に練習して「良い動きるようになった」と信じて、私のところに来てください。

私が、勘違いに気づかせます。

「正しくできるようになった」と思っていたことが、間違いだったと気づく経験が大事。この経験は、生徒を注意深くさせます。

私がダメ出しをして、生徒はまた自主練をする。

この繰り返しによって、生徒は(動きにおいての)主観と客観のズレを知ります。「できているつもり」の怖さを知る。

自主練でのポイントは、どんなに「良い動きができた」と思っても、それに執着しないことです。「できた気がするけど、間違いかも」という思いで練習すると良いです。

そして、

自主練して「上手くできない」と思ったときにレッスンを受けるのではなく、「上手くできた」と思ったときにできるだけ間を置かずにレッスンを受けるほうが良い。

(正しい動きだと)勘違いしたままで、間違った動きをやり過ぎると、その癖が根強くついてしまいます。

次のレッスンまでの間が空き過ぎると、その癖を消すのに時間がかかります。

正しいと信じた場合の間違いは怖いよ〜。

「上手くできない」と思ったときの悪い動きは、癖になりません。ある意味、安全。

自主練で「上手くできた」と思ったときの動きと、無意識の悪い動きは、根強い癖となる。

自主練で「上手くできた」と思ったときは、すぐにその動きをコーチに確認してもらうようにしてください。

「自主練したので確認してください。コーチの理想の動きと同じになっていますか?」と。


みなさんどうですか?

自主練で「上手くできている」と思ったときに、レッスンを受けに行きますか?

レッスン後の自主練で上手くなった場合、

・「レッスンのおかげで上手くなった」と思い、すぐにレッスンを受けに行く人

・「これからは自主練だけで何とかなる」と思って、レッスンを受けに行かない人

この2つに分かれます。

後者は、しばらくしてから「はじめはできたんだけど、だんだん狂ってきた」と言って、またレッスンを受けにきます。

その有様を見る限りだと、「はじめからできてなかったでしょ!」と言いたくなることばかり。

どんなに上手くできていると思っても、コーチに確認してもらうことが大事。

そこでコーチから「できている」と言われれば、もうそのコーチのレッスンを受ける必要はないです。

私は「もうできているから、私のレッスンは受けなくていいです」と言ったことがない。