ある方から頂いたメールの一部です。
「そういえばジムに通っているのですが、窪田さんのブログに出てくる腕の使い方や筋肉の話などを見ていて思ったのが、力を効率で考えた時に自分の筋肉の強さを調べてみようと思いました。すると大胸筋の異常な強さを知ったり、背筋の桁外れの力を改めて知りました。普段何気なく使っていた腕はかなり弱くて持久力も無いことがわかりました。知るってことはこんなに大事なんだと実感です。」
「昔は全く考えていなかった筋肉の得意不得意な使い方をトレーニングすると効率がもの凄く変わりました。その根底にあるのは知ってるか知らないか、経験を伴っているか伴っていないか、これだと思います。」
「情報を伝える時に注意しているのは経験を伴っているか、又は直接誰かに教わったり見たことがあるか。それ以外の情報をネットで調べてしゃべるのだけはしないようにしています。」
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このブログを読んでいる指導側の人は、このメールを読んで何を思いますか?
このメールを書いたのは、テニスコーチではありません。テニス愛好家でもない。
車屋さんです。
興味があることを(知ったことを)、身体を使って勉強する人です。実践する人。
私が彼とメールのやり取りをするようになったのは、私が車を買い換えたのがきっかけでした。
自分が買った車に関する動画を検索していると彼の動画に偶然当たりました。
彼は動画で「車は悪くない」という本を出版する予定だと話していました。車を扱う人(車の扱い方)が悪いだけで、車は何にも悪くない。車のせいにするなと。
これは、私の「運動音痴の人などいない。下手なのではなく良い動きを知らないだけ。下手な動きを教えた人が悪い。下手な動きだということを見抜けない人が悪い。」という内容とつながります。
「ネットで調べてしゃべるのだけはしない」とありますが、これは動画を見ればわかります。彼は実体験を語っています。実体験がとても豊富。
そして、わからないことは、ハッキリと「わかりません」と言える人です。「最近の車?そんなのわかりません」と。
これは大事です。わからないことをわからないと言えずに、見当違いのことを言ってしまうテニスコーチは多い。他人の体験談を読んで、自分が体験したかのように、生徒に説明するコーチも多い。こんなのはちょっと質問すればすぐにボロが出ます。
テニスを教えている人は、教えることに関してどれほど実践しているのか?
どんな実践をしましたか?
その結果はどうなりましたか?
どうしてその結果になったかを考えましたか?
もっと良い結果を出すために何をしましたか?
それらを他人に説明できますか?(書くことができるか?)
このブログで腕の使い方を知って、身体の各筋肉の強さを測ってみるという発想と実行ができますか?
「彼が実践しているから、あなたもやりなさい」と言いたいのではありません。「実践とはどういうことか」をまずは知って欲しいだけです。
車に興味のある人だけでなく、車に乗る人、これから車を買う人にも役に立つ内容の動画があるので見てください。
「OSHO BOLD」