マナー良く、真面目に練習に励んでいる生徒に対して口が悪いコーチが多い。特に学校の部活やテニススクールの子供のレッスン。
そんなコーチの隣でレッスンをやっていると嫌な気分になります。
テニスを教えるのに、生徒を怒鳴る必要があるのか?
テニスを教えるのに「バカヤロウ!」「アホか、テメエ!」「何考えてんだ、コラ!」と生徒を罵倒する必要があるのか?
何様のつもりなのか?
生徒を威圧して統制したいのかな?
そんなのは薄っぺらな統制ですよ。コーチの前でだけ良い子ちゃんになる生徒を作る。
(生徒のマナーが悪く、他人のに迷惑をかけた場合に、厳しく叱るのはアリだと思います。その「厳しく叱る」のにも罵倒は意味ないです。何が「ダメ=他人の迷惑」だったのか理解させないといけないのに、「罵倒」では伝わりません。)
生徒がテニスのプレーでミスしたときに、「叱る」「怒鳴る」「罵倒する」っていうのは変です。
生徒がミスした責任は、その指導者にある。
「指導者の指導が下手だから生徒がミスした」「指導者が生徒にミスをさせた」と考えるのが私の常識です。(過去記事に「そのコーチの能力を知りたいなら、そのコーチの生徒の動きを見れば良い」ということを書いています)
そうなると、生徒がコーチを罵倒するほうが正しいのではないかと考えることができる。
「お前の教え方が下手だから、俺がミスしただろ!」ってね。
教える側に、この考えがあれば生徒を怒鳴ることはないです。
そんな暇はない。必死に動きを教えるだけ。
「動きを具体的に教える」ということの中に、口が悪くなる要素はないです。「腕がどうの、足がどうの」と言うだけだからね。
教えるのが下手な指導者ほど、口が悪い、下手な人の気持ちがわからない、と言い切れます。
コーチを選ぶときの判断材料にどうぞ。