監督:坂本浩一
製作総指揮:
製作:
脚本:長谷川圭一
主演:岩佐真悠子
共演:木ノ本嶺浩、長澤奈央、杉本彩、本田博太郎、竹中直人、阿部亮平、あべまみ、下園愛弓、緑川静香、人見早苗
原作:石ノ森章太郎(「漫画アクション」1967~1974)
音楽:三澤康広
日本・配給:ティ・ジョイ 2013年9月7日 98分
R15+指定
★ストーリー
世界情勢混乱により完全に二極分断していたウエスタン・ブロックとイースタン・ブロック。
両国の勢力が拮抗する太平洋上の軍事境界エリアJ国は両国のスパイが蔓延る情報戦の主戦場と化していた。この国に設置されたウエスタン・ブロックの特務組織「ゼロゼロ機関」が作りだしたミレーヌ・ホフマン=通称0091【ゼロゼロナインワン】。サイボーグ化されたエージェントであるミレーヌの任務はウエスタン・ブロックのスパイとして、あらゆる場所に潜入、諜報活動、破壊工作を実行してウエスタン・ブロックを勝利に導くことだった・・・。
☆映画総評
石ノ森章太郎生誕75周年記念作品として、映画製作された「サイボーグ009」のアダルト版作品が、今回紹介する映画「009ノ1」です。
と言っても、今時の若者達!10代、20代の年齢層は「サイボーグ009」を知らない世代かもしれないし、ましてや知っていたとしても「009ノ1」を知っている?とは思えません。
なんて言ったって、マンガ登場が1967年!今から丁度!半世紀前!50年も前ですし、ある意味!50年も前の作品ですから、色々と古臭いのも事実です。
▲近未来の日本は見た目も二つに別れていた?映画オープニングは、まるで映画「砂の惑星」のモロ!パクリ状態です。
実際、物語自体も、当時の世相を反映しているから、東西冷戦時代の匂いがプンプンしますし、ロシアがソ連時代ですし、だから、日本も東西に別れている?近未来です。
そんな、日本が東西に分断されているスパイ天国だから、そこに最新のテクノロジーであるサイボーグ女スパイが暗躍し、活躍するんですが、ここは青年向けマンガ誌掲載ですから、アダルト描写?セクシー描写があったんでしょう。と、あやふやに言うのも原作漫画は読んでいないので。
▲近未来の日本の首都!東京のイメージは、こちらも映画「ブレードランナー」の近未来都市が影響を受けてます。なぜか?ビルから炎が噴き出ています。もろ!パクリ映像!
▲これが近未来のディスコ?クラブのイメージ!ただの廃墟工場に手を加えただけのお粗末なセットと、多分!安いAV嬢を使っているのでしょうか?
B級C級俳優が出演し、安さとチープさ爆発の演出!
▲ステーキの血が足りないと、簡単に人を射殺する、野蛮な悪党の描写もマンガレベル!
▲コックが射殺れても素知らぬ顔でお立ち台で踊る若い女性こそが、我らの?009ノ1ことミレーヌ・ホフマン役の岩佐真悠子!
なので、当然なのか?「009ノ1」は子供向け!ファミリー向けでは無いから、R15+指定ですし、映画公開も単館扱いの新宿バルト9から、細々と全国の単館で上映し、直ぐに終了したのでしょう。
サイボーグ009もですが、多国籍の人種が登場し、009の場合は日本人でしたが、遂にと言うか「009ノ1」では主人公は白人女性?なんでしょうが、当然のように実写映画では主人公も登場人物も全て日本人でした。
シンプルに評価すれば、今時の子供向け特撮アクションTV番組レベルにお色気シーンを入れただけの昔懐かしOVA作品って感じでしょうか。
確か映画「キカイダー」の時も中途半端だったけど、「009ノ1」はもっと中途半端な作品でした。
▲冷血非道な悪党が009ノ1を気に入って、早くもR15+濡れ場描写?多分!ボディダブルかな!
▲0091の身体をさんざん堪能しながらも、スパイで有ることを見抜く悪党!悪党と岩佐の身長差が違い過ぎ!
▲ボディダブル!スタントマンの0091が活躍
▲流石!マンガです。0091は胸と言うか乳首からマシンガンのように銃弾を発射することが出来るんだとか
▲場面変わって人体実験のモルモット達を集める悪党達!どこからデパート施設を借りて撮影?のチープさ!
▲そこにやって来た、0091!R15+の残酷描写!悪党の男の腕を切り取ってやって来ました。
▲女悪党は、こちらもパクリ!映画「ラッシュアワー3」で、工藤夕貴が演じた女殺し屋の丸パクリキャラです。
▲0091が所属する組織のビルと、メンテナンス室のチープな映像!全くお金をかけていませんね。
▲映画セットが完全に安いから、岩佐真悠子のセクシーシーンで逃げようとする、チープな演出!
▲B級特撮やOAV作品には必ずっと言ってよいぐらい出演する竹中直人!また出てるよ!
▲どうみても下町のネジ工場か倉庫にしか見えない廃墟型工場が最新の研究所?0091やサイボーグを開発した研究室?もはや破綻しているシーン!因みに女博士は元祖セクシー女優の杉本彩!
▲近未来なのに日本の下町工場付近と、安いB級俳優のつまらない演技を見せられギャフン状態に!
▲どう考えても、下町工場内にこんなハイテクの罠があるとは思えないシーン !
▲そして0091改め岩佐真悠子のスタントウーマンが体操選手バリに飛んで回って避けています。
▲敵側?も生身だけど女戦闘員たちだった!
▲0091はサイボーグだから、生身の人間達は軽く倒しました。
▲血も涙もない女博士こと杉本彩!