金曜最終の日経先物終値は19,090円と19,000円までもう少しと言う位置まで下げました。

大証の日経先物は午前5時半に夜間大引けを迎えますが、その後CME日経先物を始めとした日経先物と、連動する指数先物はもう少し長い時間取引が行われます。

日経先物より更に1時間半ほど長く取引されるCME日経先物では大証日経先物が引けた直後から上昇が始まり、7時少し前に高値19,170円をつける場面がありました。NY市場の上昇に連動したものと思われます。

NY市場につられて上昇したと言うのなら、なぜ連騰中のNYダウのように日経先物は上がらないのでしょうか?その理由を知りたい所ですが、その原因を追った所で正確な答えを導き出すのは不可能。仮に答えを導き出したと思っても、それが正しいかどうかの判定が可能な人は居ません。

当ブログでは上げ下げの理由は追いません。それは個別銘柄(仕手系銘柄)でも同様で、材料等を追うのでは無く本当にチャートしか見ないからです。そのため、選出する銘柄の会社がどのような業務を行なっているかについても知りません。およそ1ヶ月をメドに差益を追う取引にはそのような要素は一切必要ないと言うことです。

むしろ「この会社の業務内容は将来性がある」などと知ってしまってはバイアスが掛かってしまいます。取引にはあってはならない余計な情報であり、特に四季報などは絶対に見るべきではありません。

最近新規提示した『SRー298』もどのような会社なのか、どのような決算なのかも全く知りませんし、調べようとも思いません。これまでずっとそのようにやって来ています。


取引の仕組みを極力シンプルに向かわせることで勝率を高め、誰でも実践出来るものに仕上がります。そのような水準を当ブログで目指すと同時に、既に現時点でほぼその域に到達していると考えています。


取引手法を今一度見つめ直し、複雑だと感じたら削ることが出来る余計な要素は無いか検証すると良いでしょう。


この後の会員ページでは日経平均週足コメントに加え、取引における重要な内容もありますので会員様は是非ご覧下さい。



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【 日経平均 週足観測 】




先週末日経先物終値は19,090円、その後もう少し取引時間の長いCME日経先物では19,140円で引けています。


今回も日経先物市場が19,090円で引けた後、CME日経先物では6:40に高値19,170円をつける場面がありました。このように日経先物が引けてからNY市場の変動があってCME日経先物がつられて動くことは以前からありましたが、これが明日どう影響してくるか。



日経平均の終値は19,283円でしたので週足ローソクでは陽線を示しています。
日経平均週足を確認します。
 
日経平均週足

直近6本のローソクで陰線と陽線が交互に3組現れました。逆張り「や型」出現の前段階です。
「や型」は「他の法示法則の示す方向に大相場がある」と定義されています。今回のケースで考えれば日足に出現している「こ買」「ろ買」が該当することになります。

しかし明日は13週線割れからスタートする可能性が高く全く油断出来ません。これまで「や型」形成の要因となった週足ローソク直近6本では、下値では一時的に13週線を割るものの、最終的には割らずに戻す展開が続きました。

ここ最近の動向では日足で逆張り買い法示が続けて出現したり、日経225CFD時間足でも逆張り買い法示が複数見られています。総合的に考えればやはり上げ方向への動きが考えられ、買い法則・法示が複数同時多発していることを踏まえると、何者かがチャートを大きく弄っているのではないかと言えるのがこれまでの経験から言えることです。

よって今後も上げ方向の動きで考えます。但し、その上で自身が決めた損切りラインに達すれば必ず一度は損切り撤退し、新たにポジションを張り直すことが重要です。



なぜその必要があるか?



今後上がると言う想定をしているのなら買い玉をそのまま保有し続けていればいいと言う考え方も出来ます。想定通り上げたのであれば損切りしなかったことにより余計な損失が出ないで済むとも言えます。

しかしこの発想が『毒』なのです。もし何かのタイミングで想定が大きくハズれてしまった時、つまり上がると想定している時に下げた際、同じ発想でいたらどうなるでしょうか?

以前に粘ったことで良い結果を出した記憶がありますから、恐らく同じように損切りをしないでしょう。そして気がついた時には時既に遅し。10勝1敗で負け越す投資家が1人残ります。十中八九この結果になります。

頭で分かっていることと実際の行動が大きくかい離しやすいのが取引の世界。星の数より多いほどのチャートパターンの中から最善策を追いますが、想定と違ってしまった時は一度手を引き地に足をつけ、再度最良と思われるタイミングで張り直す事が肝要です。

今週も随時チャートコメントを行なって行きますので、参考にしながらポジションを決定するようにして下さい。



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