静岡県菊川市(旧小笠郡菊川町)下内田(しもうちだ)の段平尾Ⅰ遺跡(だんびらおいちいせき)は、縄文、弥生、古墳時代、中世にかけての複合遺跡です。


遺跡の範囲は、茶園が広がっている段丘上に鎮座する矢多神社(やたじんじゃ)の境内周辺。


遺物は、石器(石鏃(せきぞく)、石錘(せきすい)、打製石斧(だせいせきふ))、弥生土器などが見つかっています。

段平尾Ⅰ遺跡
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 史跡整備されていないので、探訪は自己責任で!!

農地に立ち入らないで下さい。

石棒(麻羅地蔵)が出土 縄文時代後期・晩期の拠点的集落
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弥生時代後期(紀元0年頃) 県内最大級の大型堀立柱建物の柱根が出土
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弥生,古墳時代の集落 奈良~平安時代の掘立柱建物群
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旧石器・縄文・弥生・古墳時代の出土品
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段平尾Ⅰ遺跡の地図
静岡県菊川市(旧小笠郡菊川町)下内田字段

アクセス
・東名高速道路 菊川ICの南西
・矢多神社(やたじんじゃ)の境内周辺

矢多神社
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段平尾Ⅰ遺跡
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縄文土器
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黒曜石(こくようせき)の剥片(はくへん)
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平安時代末期~鎌倉時代 山茶碗(やまぢゃわん)の破片?
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土錘(どすい)

 半分に割れた状態の、漁網(ぎょもう)の錘(おもり)です。
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菊川市埋蔵文化財センターどきどき
静岡県菊川市(旧小笠郡小笠町)下平川618‐1
 菊川市内の発掘調査で出土した遺物の一部を、展示室で一般公開。
展示物が変更になる場合あり。
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参考文献
・『静岡県文化財地図Ⅱ ―焼津市以西―』静岡県教育委員会 1989年3月1日
・『静岡県文化財地名表Ⅱ ―焼津市以西―』静岡県教育委員会 1989年3月1日