ぜんぶ嘘でも父の愛はほんと。 「バージンブルース」@駒場アゴラ劇場
楽日ギリギリで、見れました!
作・演出の大池容子さんが非常に評判がいいので、
一度観たいと思ってたんですよ。
そうしたら、中丸新将さん、志賀廣太郎さんと組むって。
若い娘が、親父もといベテラン俳優を使いきれるのか?!
「きっとこれはおもしろい!」と思って行ったら、
「思ってた以上におもしろかった!」
自分の勘にも自信がつくし、
期待も裏切られるし、とっても幸せな経験ですね。
「これは、復讐のために娘を育ててきた男たちの物語である」
よくある、ゲイカップルの子育て話かな?!と思ってたんですが。
ちがいます。よくはない話です。
(もう楽日すんでるのでばれてもいいですよね)
だって、片方のお父さんにはおっぱいがあって、
片方のお父さんのペニスは足にぐるぐる巻きにするくらい長い。
そんな二人の娘の結婚式から物語は始まります。
ね、初めて聞いた話でしょ。
もちろん、
名優二人の芝居は素晴らしいのだけど、
あの二人に、これをやらせよう、やらせちゃった
そして、地味だけど、王道の舞台に仕上げた
作家としての発想と、演出家としての力量。
素直に笑って泣けたもんなあ。
たぶん、嘘だらけの芝居だけど、
お父さんが娘を思う気持ち、友達を思う気持ちがほんとだから。
二人の名優おじさん。
おじさんのダメなところ、男のダメなところを熟知して、
それを惜しみなく見せてくれるので、とっても楽しい!
小瀧万梨子さん、紅一点もすばらしかった。
歌声もすてきでした。
70分くらいの芝居ですが、
2時間以上の芝居に負けない濃密さだったと思います。
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