「紀州連合会」会長暴行死の初公判 「倉本組」4人が共謀否定
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和歌山市で昨年10月、指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下の会長に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」の事務局長、鈴木義大こと鈴木充被告(55)=同市=ら4人に対する裁判員裁判の初公判が25日、和歌山地裁(武田正裁判長)で開かれた。
事件では他にも同組の幹部を含む4人が同罪などで起訴されている。25日に初公判の4人はいずれも共謀を否定。うち鈴木被告ら2人は暴行を認めたが、死亡につながったかどうかについて争う姿勢を示した。
冒頭陳述で検察側は、「鈴木被告らの組が挑発されたことを原因としている」と8人に暴行を共謀する動機があったと主張。弁護側は「制止しようとした者もおり、事件は偶発的だ。共謀関係があったというのは無理がある」と反論した。
起訴状によると、8人は共謀し、昨年10月9日午前1時ごろ、和歌山市の路上で当時の神戸山口組系山健組傘下「紀州連合会」の松下功会長(50)に対し、頭部付近を複数回蹴るなどして死亡させたほか、男性の知人にも暴行を加えたとしている。
和歌山市で昨年10月、指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下の会長に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」の事務局長、鈴木義大こと鈴木充被告(55)=同市=ら4人に対する裁判員裁判の初公判が25日、和歌山地裁(武田正裁判長)で開かれた。
事件では他にも同組の幹部を含む4人が同罪などで起訴されている。25日に初公判の4人はいずれも共謀を否定。うち鈴木被告ら2人は暴行を認めたが、死亡につながったかどうかについて争う姿勢を示した。
冒頭陳述で検察側は、「鈴木被告らの組が挑発されたことを原因としている」と8人に暴行を共謀する動機があったと主張。弁護側は「制止しようとした者もおり、事件は偶発的だ。共謀関係があったというのは無理がある」と反論した。
起訴状によると、8人は共謀し、昨年10月9日午前1時ごろ、和歌山市の路上で当時の神戸山口組系山健組傘下「紀州連合会」の松下功会長(50)に対し、頭部付近を複数回蹴るなどして死亡させたほか、男性の知人にも暴行を加えたとしている。