「任俠団体山口組」 定例会の会場変更 指定逃れか
指定暴力団神戸山口組から今年5月に離脱を表明した「任俠団体山口組」の定例会が28日、兵庫県尼崎市戸ノ内町3の事務所であった。5月の初会合とは別施設が使われ、県警は暴力団対策法に基づく指定暴力団になることを逃れる狙いもあるとみて警戒を強める。
関係者によると、初回の会場は同市内にある「古川組」の事務所で開かれたが、この日は「真鍋組」事務所が使われた。
警察庁は現在、任俠団体山口組の設立を「神戸山口組の内紛」と扱っている。今後、任俠団体山口組を指定暴力団に指定するには「主たる事務所」の決定が欠かせない。そのため捜査員は、会場の変更について「『指定逃れ』が狙いではないか」と懸念している。
一方、捜査関係者によると、任俠団体山口組への移籍をめぐり古川組内部で勢力が二分しているという情報があり、組織内の対立状態への配慮が今回の会場変更につながったとの見方もあるという。
定例会は同日午後2時から始まったとみられ、会場入りする組員らに捜査員約30人がボディーチェックするなどして警戒した。
関係者によると、初回の会場は同市内にある「古川組」の事務所で開かれたが、この日は「真鍋組」事務所が使われた。
警察庁は現在、任俠団体山口組の設立を「神戸山口組の内紛」と扱っている。今後、任俠団体山口組を指定暴力団に指定するには「主たる事務所」の決定が欠かせない。そのため捜査員は、会場の変更について「『指定逃れ』が狙いではないか」と懸念している。
一方、捜査関係者によると、任俠団体山口組への移籍をめぐり古川組内部で勢力が二分しているという情報があり、組織内の対立状態への配慮が今回の会場変更につながったとの見方もあるという。
定例会は同日午後2時から始まったとみられ、会場入りする組員らに捜査員約30人がボディーチェックするなどして警戒した。