あやしい彼女
2016/04/01
2016/10/05
監督 水田伸生
脚本 吉澤智子
音楽 三宅一徳
劇中歌プロデュース 小林武史
主題歌 帰り道/anderlust
出演 多部未華子、倍賞美津子、小林聡美、
要潤、北村匠海、志賀廣太郎、金井克子、三鴨絵里子、
久保佑太、Kilt、越野アンナ、温水洋一、野村周平
(感想)
韓国映画のリメイク(未見)。
雑誌の編集長をする娘(小林)が自慢の
73歳の毒舌おばあちゃん(倍賞)が
20歳の自分(多部)に若返ってしまう。
女手一つ、娘のため、
孫(北村)のために生きて来た彼女は、
自分の人生を生きようとするが・・・という話。
最近自分も「老い」を感じるようになってきたので、
興味を持って鑑賞。
これがおもしろかった。
ドタバタ喜劇になっていないところも好み。
ちなみに、「老い」っていうのは
実際に老いてみないとわからないなあと痛感する毎日。
若さを実感する描写になるほど!と思った。
野村→志賀になるのも納得。
ホント、どうなるかわからないものだから(笑)
親子だからわかること、
家族だからわかること、
孫だからわかること、
幼なじみだからわかること、
年長者だからわかることを描くことで、
人と人との絆の尊さを描いているように思った。
そしてやっぱり、日本で人情劇と言えば
舞台は浅草なんだな(笑)
多部→倍賞から
小林が産まれる意外性(笑)
この組み合わせはユニーク。
ベテランの2人が自然な演技で
その力量を示してるのは言わずもがなだが、
鼻につきがちな多部の演技も
今作ではとても好感を持てた。
要、北村、志賀、三鴨、
なつかしい金井と出演者が好演。
水田は演者の魅力を活かす演出が上手い監督。
音楽が重要なポイントになるわけだが、
昨今の音楽をチクリと批判している感があって、
同じ思いを抱いている自分としては納得した。
昭和の音楽のクオリティの高さに今更ながら屈服。
それらを現代風に違和感なくプロデュースしたのが小林で、
その娘(越野)が主題歌を歌い、出演もしているのはご愛敬。
お母さん似。
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