サウスヴィグラスを育てた彼が、東京スポーツ杯2歳Sを勝ちたい理由は… | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

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2009年→マイネルファルケが14番人気で2着
2010年→エーシンフォワードが13番人気で1着
2011年→フィフスペトルが11番人気で2着

そして歴史は繰り返される。

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こんにちは。
元JRA調教師で、今は、パーフェクトホースマンズの調教師情報部に所属している山田要一です。

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戸田博文厩舎のプロトスター(牡2歳・父ネオユニヴァース)は、次走の予定が、12月2日(土)の葉牡丹賞(芝2000m)ですね。

知っている方も多いと思いますけど、この馬は、桜花賞などを勝ったマルセリーナ(父ディープインパクト)が半姉に、スプリングSなど重賞を3つ勝ったグランデッツァ(父アグネスタキオン)が半兄にいる血統です。

プロトスターの兄弟は、

グランクロワ(2007年生まれ)→藤原英昭厩舎
マルセリーナ(2008年生まれ)→松田博資厩舎
グランデッツァ(2009年生まれ)→平田修厩舎

と、栗東の厩舎に預けられることが多かったんですけど、今回、戸田君は、この血統を初めて預かっていますから、きっと、「期待に応えてしっかり活躍させて、下の産駒も預けてもらいたい」と思っているのでしょう。

プロトスターは、9月3日(日)の新馬戦(新潟芝2000m)で5着に負けましたけど、9月18日(月)の未勝利戦(中山芝2000m)では、好スタートから中団に付けると、直線で楽に抜け出して、2着のグランサムに4分の3馬身差を付けて初勝利を飾っていましたね。

レースの後は、「山元トレセン」(宮城県亘理郡山元町)で放牧されて、先週、美浦トレセンに帰ってきました。

それから、昨日、帰厩後に初めてやった調教では、南ウッドに入れられて、5Fが67秒3、終いの1Fが13秒4という時計を馬なりで出していたので、ここまで順調にきているのでしょうね。

戸田君の厩舎は、今年、「18勝」を上げていますけど、2着が30回もあって取りこぼしが多いんですよ。

ですから、今は、「狙ったレースを取りこぼさないでしっかり勝ちたい」と考えている筈ですから、葉牡丹賞に向けて、戸田君がプロトスターをどう仕上げてくるのか、注目したいと思っています。

そしてここからは、高橋祥泰(よしやす)厩舎が東京スポーツ杯2歳Sに使うコスモイグナーツについて、私自身の見解を紹介しておきましょう。

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高橋祥泰君のお父さんは、乗り役と調教師をやっていた高橋英夫さんですね。

英夫さんは、乗り役時代、1955年と1956年にリーディングになっていましたし、1962年にはフェアーウィンでダービーを勝っていて、調教師になってからも、カミノテシオを使った1974年の天皇賞・秋や、ダイナカールを使った1983年のオークスなどを勝って、1991年には「優秀調教師賞」に選ばれるなど、素晴らしい実績を残していました。

もちろん、お父さんの影響で、祥泰君は小さい頃から乗り役を目指していましたけど、体が大きくなってしまったので諦めたそうです。

高校を出た後は、日本大学の獣医学部に進み、卒業してからは、1973年から2年ほど、中山競馬場やJRAの宇都宮育成場で獣医師をやっていましたね。

そして祥泰君は、1975年から7年間、高橋英夫厩舎で調教助手をやって、その頃、お父さんの厩舎には、さっき名前を上げたカミノテシオやダイナカールといった走る馬が何頭もいましたから、走る馬を間近で見られたのは、きっといい経験になったのでしょうね。

それから、1983年に調教師の試験に受かった祥泰君は、その年の10月に厩舎を開業して、今までに、ダイナシュガーを使った1984年の4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)や、ノースシャトルを使った1991年のダイヤモンドSや、タイキフォーチュンを使った1996年のNHKマイルCなど、JRAの重賞を9回勝っていますし、サウスヴィグラスでは、交流重賞を7回も勝っていますから、お父さんの厩舎で積んだ経験をしっかり活かせているのでしょうね。

それに、祥泰君の厩舎で働いていた久保田貴志君と大竹正博君の2人が調教師になっていますし、乗り役として所属していた田中博康君が、調教師の試験に受かっていますから、師匠として立派に弟子も育てています。

2001年には、全部で28勝して、今までで一番多い「4億9719万円」を稼いでいましたから、この結果を彼は喜んだでしょうね。

でも、去年までの5年間は、

2012年→12勝・獲得賞金1億9861万円
2013年→14勝・獲得賞金1億9350万円
2014年→11勝・獲得賞金2億3337万円
2015年→15勝・獲得賞金2億5567万円
2016年→17勝・獲得賞金2億8219万円

という形で数字が伸び悩んでいましたので、今年の祥泰君は、「必ず巻き返したい」と強く考えている筈ですね。

でも、今年に入ってから先週までの成績は、「15勝・獲得賞金賞金2億1315万円」というもので、去年のペースを下回っていますから、今は、「賞金の高いレースを勝って、もっとペースを上げたい」と強く願っているのでしょう。

それに、JRAの重賞は、サウスヴィグラスで2003年の根岸Sを勝ってから、もう14年以上もご無沙汰していますので、私が祥泰君なら、「久々に重賞を勝ちたい」と考えている筈ですね。

そんな中、今週は、1着賞金が3300万円の東京スポーツ杯2歳Sにコスモイグナーツを使いいますので、私は、「祥泰君が勝負を懸けてくる」と見ていましたし、実際に彼がどう仕上げてくるのかを見届けようと、一昨日、最終追い切りの様子を念入りに確認してみたところ、レースでも乗る柴田大知君が坂路に入れて、4Fが51秒3、終いの1Fが12秒9という時計を馬なりで出していました。

とてもスピード感のある走りをしていましたし、追い切った後の息の入りも良かったですから、キッチリ仕上がったと見ていいでしょう。

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高橋祥泰厩舎のコスモイグナーツについて、私の見解は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。