角居君と池江君との差を詰めたい筈ですから | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。
元JRA調教師で、今は、パーフェクトホースマンズの調教師情報部に所属している山田要一です。

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高木登厩舎のスノードラゴン(父アドマイヤコジーン)は、6月8日(木)に、門別競馬場でやる交流重賞・「北海道スプリントC」に向けて、順調に調整が続けられていますね。

5月4日(木)に、放牧先のノルマンディーファーム(福島県田村郡小野町)から戻ってきて、それから坂路で乗り込まれていて、17日(水)には、坂路で一杯に追われて、4Fが52秒8、終いの1Fが12秒4という時計を出していました。

この日は、馬場が渋っていましたが、終いの伸びは力強さがありましたし、追い切った後の息の入りも早かったように見えましたら、ここまで、厩舎の狙い通りに来ているのでしょう。

「北海道スプリントC」には、栗東から、

ニシケンモノノフ(牡6歳、父メイショウボーラー・庄野靖志厩舎)

などが出る予定になっています。

スノードラゴンは、今年で9歳になりましたけど、体に張りがあって、馬はまだ若いので、力を出し切れれば、チャンスは十分にあるでしょう。

ずっと美浦で調教師をやっていた私は、関東馬のスノードラゴンに、「関西馬に負けないよう頑張って欲しい」と思っています。

さて、ここからは、栗東の音無秀孝厩舎がダービーに登録しているアドミラブル、アメリカズカップ、ダンビュライトと、目黒記念に登録しているレコンダイトについて、私の頼もしい仲間の一人で、ずっと栗東で乗り役と調教助手をやっていた鎌田光也君から届いた報告を紹介しておきましょう。

・・・・・・・・・・・

音無先生は、1979年から1993年まで乗り役をやっとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、引退までに全部で84勝を上げとりましたな。

ちなみに先生は、小さい頃にコックを目指してとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したそうや。

乗り役を引退してからの音無先生は、田中章博厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとりましたな。

それからも、音無厩舎は、順調に勝ち星を増やしとって、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念で初めてGIを勝つと、オウケンブルースリを使った2008年の菊花賞、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋とマイルCS、ミッキーアイルを使った2014年のNHKマイルCと去年のマイルCSを勝つなど、今までに、GIを8勝、それを入れて61回も重賞を勝っとります。

そんで音無先生は、2004年に48勝を上げて「10億3187万円」の賞金を稼ぐと、それから2010年まで、ずっと10億円以上を稼いどりました。

そん中でも、2009年は「45勝・獲得賞金15億0487万円」っちゅう成績で、「最多賞金獲得調教師賞」を受賞しとりましたし、2010年は「52勝・獲得賞金11億5654万円」っちゅう成績で、「初めて調教師リーディング1位」になったんやから、乗り役よりも、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。

けど、その後は、
2011年→40勝・獲得賞金9億2030万円
2012年→42勝・獲得賞金6億8735万円
2013年→28勝・獲得賞金5億1970万円
2014年→43勝・獲得賞金9億8375万円
2015年→36勝・獲得賞金9億9976万円
と、ずっと2009年の数字を下回っとったんで、去年の音無先生は、「またリーディング1位になりたい」、「久々に10億円の大台に乗せたい」と考えとった筈ですわ。

そんで去年は、「45勝・獲得賞金11億9466万円」っちゅう成績で、キッチリ10億円以上を稼いだんやから、ワシの見込みは正しかったんやろう。

けど、リーディングの順位は、57勝で1位やった矢作芳人厩舎とは「12勝の差」で4位やったし、賞金は、17億4665万円を稼いだ池江泰寿厩舎に「5億5000万円以上の差」を付けられて、こっちも4位やったんですわ。

せやから、音無先生は、「今年こそ、どっちも1位になりたい」と考えとる筈で、実際に、ミッキーロケットを使った日経新春杯、ブラックスピネルを使った東京新聞杯、アメリカズカップを使ったきさらぎ賞、アドミラブルを使った青葉賞と、重賞を4つ勝って、先週までに、「20勝・獲得賞金5億5808万円」っちゅう成績を残しとります。

ただ、先週までの「調教師リーディング」は、1位の角居厩舎に「11勝の差」を付けられて5位やし、獲得賞金は、1位の池江厩舎に「2億0133万円の差」を付けられて3位なんですわ。

せやから、1着賞金が2億円のダービーにアドミラブルとアメリカズカップとダンビュライト、5700万円の目黒記念にレコンダイトと、重賞レースに4頭も登録しとる今週は、「二人との差を一気に詰めたい」っちゅう思いで、音無先生がどの馬も全力で仕上げてくるでしょうな。

・・・・・・・・・・・

元JRA騎手・調教助手の鎌田光也君から届いた、ダービーのアドミラブルとアメリカズカップとダンビュライト、目黒記念のレコンダイトについての報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。