大阪杯とダービー卿CTで一気に稼ぎたいのでしょう | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

んにちは。
元JRA調教師で、今は、パーフェクトホースマンズの調教師情報部に所属している山田要一です。

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4月12日(水)に船橋競馬場で行われる牝馬限定戦の「マリーンC」(交流重賞・ダート1600m)に、美浦からは、

ホワイトフーガ(牝5歳、高木登厩舎)

タイニーダンサー(牝4歳、伊藤圭三厩舎)

が選ばれ、栗東からは、

ワンミリオンス(牝4歳、小崎憲厩舎)

パールコード(牝4歳、中内田充正厩舎)

が選ばれました。

ワンミリオンスは、前々走のTCK女王盃と前走のエンプレス杯を連勝していますし、パールコードは、マリーンCが初めてのダートになりますけど、3走前の秋華賞で2着、前々走のエリザベス女王杯と前走の中山牝馬Sで4着に入っているように、決して楽な相手ではありません。

でも、美浦でずっと仕事をしてきた私は、ホワイトフーガとタイニーダンサーに頑張って欲しいですね。

ホワイトフーガは、去年と一昨年のJBCレディスクラシックを連覇していますし、タイニーダンサーは、去年の関東オークスを勝っていいるように、どちらも力がありますから、当日までにキッチリ仕上がれば、私の期待に応えてくれる筈です。

さてここからは、手塚貴久厩舎が登録している、大阪杯のモンドインテロ、ダービー卿CTのシベリアンスパーブについて、私の頼もしい仲間の一人で、ずっと美浦で調教助手と厩務員をやっていた小西聖一さんから届いた報告を紹介しておきましょう。

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手塚貴久先生は、地方の宇都宮競馬(2006年に廃止)で、乗り役と調教師をやっていた手塚佳彦さんの息子さんですね。

お父さんの仕事を考えると意外ですが、手塚先生は、ほとんど馬と関わらずに育ったそうで、慶応大学を卒業する前には、大手飲料メーカーの内定をもらっていて、そのままサラリーマンになる予定だったそうですよ。

でも、大学を卒業する前に、佳彦さんと行った北海道旅行で牧場を回ったのがきっかけで、「競馬の世界で働きたい」と思うようになって、就職の内定を断り、北海道の牧場で1年くらい働いて、その後、1989年に競馬学校の厩務員課程に入りました。

ちなみに、手塚先生は、オーナーブリーダーの「ミルファーム」の代表をやっている清水敏さんと大学の同期で仲が良くて、2005年の「三田祭」(慶応大学の学園祭)では、二人で一緒に講演会に出ていましたね。

そして、競馬学校を出た後は、相川勝敏さんの厩舎で厩務員をやって、佐藤全弘さんの厩舎で調教助手をやって、1999年の3月に自分の厩舎を開業していますね。

その年こそ8勝止まりでしたけど、2年目は10勝、3年目は15勝と、だんだん勝ち星を伸ばしていって、2004年には30勝を上げていましたし、その後も毎年20勝以上しています。

また、手塚先生の厩舎は、1999年のフェアリーSに使ったベルグチケットで初めて重賞を勝っていて、その後も、アイルラヴァゲインを使った2007年のオーシャンSや、アルフレードを使った2011年の朝日杯FSや、アイムユアーズを使った2012年のフィリーズレビューとクイーンSや、アユサンを使った2013年の桜花賞や、アジアエクスプレスを使った2013年の朝日杯FSなど、今までにGIの3勝を含めて重賞を18回勝っていますね。

そして一昨年は、GIこそ勝てませんでしたが、ヤングマンパワーでアーリントンC、ハートレーでホープフルSを勝つなど、「36勝・獲得賞金6億8206万円」という、今までで一番の成績を残しましたので、この結果を先生はとても喜んだのでしょう。

でも去年は、ヤングマンパワーで関屋記念と富士Sを勝ちましたけど、「31勝・獲得賞金6億5567万円」と、一昨年の数字に届きませんでしたので、私が手塚先生の立場だったら、間違いなく、「今年は早い段階から多く賞金を稼いで、必ず一昨年の成績を上回りたい」と考えて、全力で馬を仕上げてレースに使いますね。

実際、今年に入ってから先週までの成績は、「8勝・獲得賞金1億4515万円」と、去年の同じ時期の「6勝・獲得賞金1億0559万円」を上回っていますから、私の見込みは正しかったのでしょう。

ただ、このままのペースですと、一昨年の数字には届きませんから、今の手塚先生は、「賞金の高い重賞を勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。

そして、手塚厩舎は今週、
モンドインテロ→1着賞金1億2000万円の大阪杯
シベリアンスパーブ→同3900万円のダービー卿CT
と、2頭を登録してきましたから、私の見込み通り、どちらもキッチリ仕上げてくる筈ですよ。

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元JRA調教助手・厩務員の小西聖一さんから届いた、手塚厩舎のモンドインテロとシベリアンスパーブの報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。