カレンブラックヒルがいた時のように稼ぎたい筈ですから | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。
元JRA調教師で、今は、パーフェクトホースマンズの調教師情報部に所属している山田要一です。

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昨日、南関東の大井競馬場でやった、地方重賞の金盃(1着賞金2200万円)は、ユーロビート(セン8歳、大井・渡辺和雄厩舎)が勝ちました。

この馬は、元々、美浦の高柳瑞樹厩舎にいた馬で、2014年5月の丹沢特別(5着)の後、大井に移籍していて、その年の9月にやった東京記念(1着賞金2200万円)で初めて重賞を勝っています。

その後も、一昨年の7月にやった交流重賞のマーキュリーC(1着賞金2300万円)、去年の10月にやった東京記念(1着賞金2200万円)を勝っていて、昨日の金盃で4つ目の重賞勝ちになりましたから、地方の中でずば抜けて賞金の高い南関東に移籍したことが正解だったのでしょうね。

ユーロビートは、今年で8歳になりましたけど、体に張りがあって、まだまだ若く見えますし、次は、来月、船橋競馬場でやる交流重賞のダイオライト記念に向かうそうです。

さてここからは、栗東の平田修厩舎がフェブラリーSに登録しているゴールドドリームと、小倉大賞典に登録しているデウスウルトと、京都牝馬Sに登録しているトータルヒートについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しておきましょう。

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平田修君は、1983年に競馬学校の厩務員課程を出て、次の年から内藤繁春厩舎で厩務員や調教助手をやっとって、1991年の有馬記念を勝ったダイユウサクを担当しとりましたな。

その後は、森秀行君の厩舎や、石坂正君の厩舎などで調教助手をやって経験を積んで、2005年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。

初めの年は7勝止まりやったけど、次の年からは毎年のように20勝を超えとりますし、ベッラレイアを使った2007年のフローラSで初めて重賞を勝つと、ブライティアパルスを使った2010年のマーメイドSや、ケイアイガーベラを使った2011年のカペラSや、カレンブラックヒルを使った2012年のNHKマイルCなど、今までに重賞を14回勝っとるんですわ。

そんで、2010年に平田君の厩舎は、「33勝・獲得賞金6億4250万円」っちゅう、開業してから一番の成績を残しとったし、2012年には、NHKマイルCをはじめ3つの重賞を勝ったカレンブラックヒルのお陰で、「29勝・獲得賞金6億0889万円」っちゅうエエ成績を残しとりました。

せやけど、その後は、
2013年→28勝・獲得賞金4億8096万円
2014年→21勝・獲得賞金5億1966万円
2015年→23勝・獲得賞金5億6853万円            
っちゅうように、勝ち星は安定しとるんやけど、賞金は、2010年や2012年と違うて6億円を下回っとったんで、去年の平田君は、「2010年や2012年と同じように稼ぎたい」と思っとった筈やけど、実際は、「29勝・獲得賞金5億3467万円」と、6億円どころか、2015年より、賞金が3000万円以上も減ってしもうたんですわ。

せやから、ワシが平田君やったら、「とにかく稼がなアカン」と考えるやろうし、
1着賞金9800万円のフェブラリーS→ゴールドドリーム
1着賞金4100万円の小倉大賞典→デウスウルト
1着賞金3600万円の京都牝馬S→トータルヒート
と、賞金の重賞に全部で3頭を使う今週は、どの馬も、全力で仕上げるでしょうな。

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「元調教師のHさん」から届いた、ゴールドドリームとデウスウルトとトータルヒートの報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。