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中国ドラマ「孤高の花 ~General&I~」第34話 あらすじ

2017年11月19日 19時27分07秒 | 孤高の花(中)

「約束の日」


張貴妃は「何もかも知っていたのに、わざと知らぬふりをしたのね。芝居でも見るように私の様子を眺めていた?」と言う。「頭はぼけておらぬな」と返す司馬弘。張貴妃は「ぼけていない?ぼけているわ。お前の狡猾さに気づかなかった。そうよ、すべて私がやった。後悔はないわ。お前に尻尾をつかまれたことが悔しいだけ。お前と皇后は 私をさげすみ、踏みつけにしてきた。2人の死を願っていたわ。私を殺しなさい。生きているかぎり、お前を殺そうとするわよ」と言う。

笑った司馬弘は、立つと張貴妃の周りを歩きながら「なぜ、そなたを生かしたと思う。皇后の逝去以来、宮中は沈み、活気を失い、あまりに退屈でな。欲望にのまれたそなたの悪あがきが愉快だった。堕ちていく姿を見て、多少なりとも楽しめたぞ。“新しい皇后は自分だ”とうぬぼれていたな。身分の低い侍女を、なぜ、わざわざ皇后にしたと思う。思い知らせるためだ。貴様など、捕われの道化にすぎぬとな」と話す。

張貴妃も立つと「よく分かったわ。では、この道化が、まだ話していない面白いことを教えましょう。陛下は愛する皇后様が悲しみのあまり死んだとお思い?尊きご身分の皇后様は、そんな理由で死んではいない。実はね、私がなぶり殺しにしたの」と言う。どれほど苦しんだと思う?死ぬまでの間、もがき続けていたわ、わざと長引かせたの、苦しめば苦しむほど私が楽しかったから、と。高笑いする張貴妃の頬を「貴様…許さぬ。この極悪人め」と言って叩く司馬弘。張貴妃は柱に頭を打ち付け座り込む。

「陛下でも苦しむのね。私を殺したって、どうにもならないわ。皇后は死んだの。生き返らない」と言う張貴妃。司馬弘が首をつかみ「今、ここで殺してやる」と言うと、張貴妃は「死を賜りまして感謝します。皇帝一族の司馬家から私が後継ぎを奪ってやった。司馬家は断絶よ。命に引き換えにしても、その甲斐はあったわ」と笑う。「後継ぎがおらぬだと?教えてやろう。実は北捷は司馬家の血を引く朕の異母弟なのだ」と言い、司馬弘は張貴妃の首から手を離す。

驚いた張貴妃は「嘘よ、信じないわ」と言う。そんな張貴妃に「朕は老いた、もう子供は作れぬ。だが北捷は若い。司馬家は存続する。貴様は一生、朕の慰みものとなれ。存分にいたぶってやる。死にたいか?では朕の殉葬まで待て」と言うと、司馬弘は人を呼ぶ。来た宦官に「しっかり見張っておれ。決して死なすな。死なせたら、お前らも殉葬とする」と命じる司馬弘。張貴妃は「だましたわね。よくも私を…」と泣き叫びながら司馬弘の衣をつかむ。司馬弘は「寄るな」と払い出て行く。
“しっかりと生きておれ。死ぬ以上の苦しみを存分に味わえ”と司馬弘は思う。


司馬弘は皇后の霊位の前に立ち“皇后よ、すまなかった。朕がそばにいてやれば、殺されずに済んだ。悪の元凶は、もう罰した。安心して休め”と思う。そこに駆けてきた馮総管が、小声で報告をする。「貴妃の懐妊は偽りゆえ、真偽を調べよと?」と言う司馬弘。馮総管は「はい。楚漠然将軍は、皇宮の門前で必死に拝謁を請い、鎮北王の無実を訴えております。また、何侠はすでに東山の屋敷を囲み、王妃と“2日の約束”を。鎮北王が現れねば、王妃をさらうそうです。そろそろ、その期限です。これ以上、遅れると、王妃はさらわれます」と話す。司馬弘は「晋の後継ぎに関わる話だ。慎重にせねば。待たせておけ」と言う。


江南の米で作った蒸し菓子を作った娉婷は「正月や節句、生まれた日に必ず作って食べるの。縁起がいい食べ物よ。北捷様が帰ってこなかったら?」と言う。「そんなことないわ、北捷様は必ず戻る。娉婷さんが作った蒸し菓子を見て、きっと喜ぶわよ」と言う酔菊。
娉婷は「幼い頃、両親が食べるのを見て、夫婦が離れるとどんな感じか考えた。今は分かるわ。愛する人を待つことのつらさが。いつも恋しく思い、待ちわびている。戸を開けて入ってくるのを。風と共に月明かりの中、土ぼこりを上げてね。私は何も言わず戸を閉めて、こう思う“二度とどこへも行かないで。ずっとそばにいて。このまま共白髪になるまで”」と話す。


端門の前で一夜を過ごした漠然は「陛下。鎮北王・楚北捷様は、陛下に忠誠を貫き、裏切っておりませぬ。鎮北王と王妃のお命に関わる一大事です。陛下、反逆の一件は鎮北王を陥れる陰謀。お調べください。鎮北王は無実です」と大声で叫ぶ。その時、門が開き「何をがなり立てておる」と言いながら馮総管が出てくる。

「鎮北王の配下の将軍だな。ここがどこか目を開けてよく見ろ。皇宮であるぞ。陛下のお住まいで騒ぐは大罪なり。罪人の擁護で罰を受けるなど、ばかを見るだけだ。とにかく大声を出すな」と言う馮総管。しかし漠然がその矢先から「陛下、お願いです」と大声を出し、馮総管が「陛下のご伝言だ。“忠臣も貴妃もむやみに疑うべからず”」と告げる。そして馮総管の命で、口を布で塞がれてしまう漠然。


娉婷が花を摘んでいると、何侠が現れる。「朝から出かけたと聞いた。花を摘んでいたとは風雅だな」と言う何侠。娉婷は「北捷様は風雅を愛する人だから、お酒と花を用意して北捷様の帰りを待つのです」と返す。
娉婷の顔を見た何侠が「疲れて見えるな」と言う。「もうすぐ北捷様に会えると思うと、眠れなくて」と話す娉婷。何侠が「そうか、まだ待つのだな。ならば私も、もう少し付き合おう」と言い、娉婷は感謝する。

「なぜ強がってみせる。最後の一時まで、諦めぬのであろう?ならば私も待つ。だが言っておく。だます気はない。そなたを守りたい。楚北捷がおらねば、そなたを守れるのは私だけだ」と言う何侠。娉婷は「自分で守るわ。いつもは北捷様が私を守る。いない時は、自分で守り北捷様を待つ」と言い返し行ってしまう。何侠はその背に向かい「発つ支度をしておけ。あとで迎えに行く」と言う。


漠然は額から血を流し、ふらふらになりながらも、陛下へのお目通りを頼み続ける。そして門が開き、馮総管と共に司馬弘が出てくる。這うように急いで司馬弘の前まで行く漠然。司馬弘は「貴妃の件は調べがついた。鎮北王は無実だ。無罪放免とする」と告げる。そして「鎮北王と王妃の危機を見過ごすわけにはいかぬ。令牌を龍虎軍の臣牟将軍に渡し、鎮北王を解き放て」と命じる司馬弘。漠然が令牌を受け取り、司馬弘は戻っていく。


晋の使いから“楚北捷は刑に処された”という知らせと、遺品として娉婷への履物が何侠に届く。約束の刻限になり、兵たちと共に屋敷へ向かう何侠。

娉婷は覚悟を決め、毒を飲もうとする。その時、お腹の子が動き、ハッとする娉婷。そこに酔菊が衛兵と一緒に入ってくる。猛毒を飲もうとしていたことが分かり、酔菊はすぐに捨ててしまう。娉婷は「子が動いたわ。北捷様の子よ。私はなんてことを」と言う。酔菊の合図で衛兵2人が娉婷を押さえ込む。「何をするの」と娉婷が驚くと、外から「白殿、約束の刻限だ。開けぬなら力ずくで入る」と言う声が。

酔菊が「娉婷さん、ここから出ないで。私たちが守るわ」と言い、衛兵たちも「命を懸けてお守りします」と言う。「やめて。多勢に無勢よ、誰も行かないで」と止めようとする娉婷。酔菊はそんな娉婷の口の中に薬を入れて飲ませてしまう。

酔菊は娉婷を寝台に寝かせる。「ごめんなさい。薬は無害よ。ただ、しばらくの間、動くことも話すこともできなくなる。気持ちは分かるけど、死なせられない。お腹には北捷様の子が」と話す酔菊。衛兵たちもひざまずき「“王妃様を守る”と北捷様に約束を。最後まで力を尽くすのみです」と言う。


衛兵たちは何侠たちが屋敷に入らないよう全力で戦う。その戦い合う音を聞きながら、娉婷は涙を流すことしかできない。


漠然は龍虎軍へ行き、令牌を見せながら「鎮北王を放免し、即刻、出兵させよとの勅命が下された。王妃の救援に東山へ向かう」と命じる。すぐに北捷は解放され、漠然が「何侠が東山に」と伝える。北捷は兵を連れ、急いで東山に向かう。
その頃、司馬弘は“正午を過ぎた。北捷よ、もう間に合わぬ”と思っていた。


衛兵が全員殺され、何侠が血の付いた剣を手にもって部屋に入ってくる。その剣を鞘に入れ、寝台で横になっている娉婷に「騒々しかったな。怖がらせたか?」と言う何侠。何侠は何も言わず、つらそうな娉婷に「死んだ者のために胸を痛めるな。夢だったのだ。今、夢から覚め、私はそなたの若君で、そなたは私の娉婷。行こう」と言うと、娉婷の体を起こす。「行きません。ここは私の家です、離れません」と言う娉婷。何侠は「あの男は、そなたの期待に応えなかった。これ以上、待っても危ない目に遭うだけだ」と言うと、晋王から届いたという北捷の遺品を見せる。

履物を目にした娉婷は驚く。「北捷…」とやっと声に出した娉婷は、涙を流しながら自分が「もしも屋敷へ戻る途中で履物を売っていたら買ってきて」と北捷に頼んだことを思い返す。それでも「行かないわ。あなたの話は信じない」と娉婷が言い、何侠は娉婷を抱きかかえ部屋から連れて行く。

娉婷が馬車に入れられ、冬灼が「やっと会えましたね」と喜ぶ。「そなたと私と冬灼の3人が、こうしてまた会えた」と何侠が言うと、その頬を叩く娉婷。娉婷は「よくも罪なき者たちを殺したわね」と言う。「あの者らは誰のために死んだのだ。しかも、あの者らが死なねば、そなたが死んだやも。私はそなたを守ったのだ」と言う何侠。その時「待ってよ」と言いながら、酔菊が駆けてくる。
「駙馬は娉婷さんと旧知の仲よね。体の弱い娉婷さんを私が世話してた。1人にできない。私も一緒に行くわ」と言う酔菊。何侠が「よかろう」と許し、酔菊も馬車に乗り込む。


屋敷へ着いた北捷は、衛兵たちの遺体を見て驚く。「奥方様と仲間を守れませんでした。私に罰をお与えください」と言う漠然。北捷は「私が守れなかった」と言う。悪いのは私だと。

部屋に入った北捷は、自分の帰りを待っていた娉婷のご馳走を見る。そして、床に落ちいてる履物も。
北捷が履物を手に持って見ている時、「申し上げます」と言いながら兵が駆けてくる。「敵兵の中に息のある者がおりました。問い詰めたところ、何侠は兵を率い白蘭に向かったとか。また…」と口ごもる兵。「申せ」と北捷が言い、兵は「先ほど厨房で、これを見つけました」と包みを差し出す。包みを開けた北捷は「何だ」と聞く。医官によると安産薬だと兵は話す。驚いた北捷は「安産薬だと?みごもったのか、私の子を」とつぶやき、安産薬の包みをまるめ床に投げつける。


北捷は「楚北捷が英霊に敬意を表し、ここに誓う。私の妻と子を守り、死んだ皆の敵を必ずや、この手で討ち、恨みを晴らしてみせる。白蘭軍は仲間を殺し、妻をさらった。この恨みを晴らさねば、楚北捷は男ではない。私と共に行く者は、その手の剣を掲げよ。わが晋の領土を踏み荒らし、仲間を殺し、王妃をさらった白蘭軍に敵を討つ。思い知らせるのだ、晋の男は辱めに黙ってはおらぬと」と兵たちに告げる。兵たちは「鎮北王と生死を共にします。凶賊を討ち、王妃を取り戻す。必ず討つ」と声を揃える。

司馬弘には「命に従い、何侠と白娉婷を行かせました。陛下の目論見どおり、何侠は鎮北王の怒りに火をつけました。私、臣牟の関与は内密のままです。陛下の妙案の勝利。晋の武神がめでたく、よみがえりました」という報告が届いていた。


ーつづくー


司馬弘のことはなんだか話したくないくらいモヤモヤする。
どんな理由を聞いても(国のためとか)、何だか納得できそうもない(o´д`o)=3

娉婷のそばに酔菊がいてくれるのが、せめてもの救い。
酔菊まで殺されなくてよかったー(;△;)
何侠が何を言おうと、もう元に戻ることはできないよね。
夢だと思うことなんて、無理。
これから連れて行かれた2人はどうなってしまうの?

北捷にはちゃんと娉婷の口から懐妊したことを知ってほしかった(;_;)
そして、一緒に喜び合ってほしかった。
切ないよぉ(;д;)

今回は漠然がかっこ良かったですよねー。




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2 コメント

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命あることを良しとして (time)
2017-11-20 00:22:17
娉婷のそばに酔菊が付き添って
白蘭に移動となったのは救いでした。

何侠も自分に心がない、娉婷がそばにいても
意味がないと思いますが、
そういう思いでなく、娉婷が脅威なのでしょうか。。。

晋王に踊らされているのが、
張貴妃だけでなく、北捷に、何侠と主役級が
手玉に取られている感じですね。
国と国の間で、どのような力学が働いているのか、
北捷と娉婷の幸せは、耀天と何侠の幸せは
いつ来るのか気になります。
えっ!えっ!えーーっ!? (媛みかん)
2017-11-20 01:05:09
司馬弘って、こんなヤツだったのね!!

ある意味、貴妃も哀れな女子です…。
貴妃になっていても、可愛いさが憎さに転じるまでは、『ほくしょうさま』を片恋してたんですものね。


『ほくしょうさま』が司馬家の血筋である事。
『ほくしょうさま』が、へいていの懐妊を知った事。
この二つが、これからのお話の幹になっていく筈です。
どの様な展開に、なっていくのでしょう?
二人、いえ子もいれ三人の幸せは、いつ?!

『ほくしょうさま』がへいていに買った靴を見つけたから、司馬弘の介入は、きっとバレる!

何侠に連れ去られたけど、酔菊が一緒だから、へいていとお腹の子は、守ってくれる!

『ほくしょうさま』の堂々した真の男っぷりに期待し、ワクワクしながら、次回UPをお待ち致します!

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