徒花の館・紅 RPGツクールMV (容量:137MB)
悪魔主催の心理戦ゲーム。

徒花の館の主人公・音霧 紅刃 (あかば)が登場する続編的作品。
何者かに攫われてしまった執事の翠を取り戻す為、再び生死を賭けたゲームに挑みます。


徒花の館紅

LIAR GAME(ライアーゲーム)や賭博黙示録カイジを意識して制作された作品との事。
前作は主人公の「紅刃」がゲームを開催する側でしたが、今回は呼び寄せられた屋敷で主催者が準備したゲームに参加する事になります。
敵に捕まってしまっている相棒の「翠」の代わりに、主人公に好意的な少年「黛」が同行。
ゲームの手助けはしてくれないものの、「紅刃」が敗北した場合、一度だけ身代わりになってくれます。
二度敗北すると、ゲームオーバー。

[Shift]キーでダッシュと、文章の高速化。セーブデータは、イベント時や対戦相手とのゲーム以外の場面で記録可能。
用意されたゲームは、手札の4枚と1枚を組み合わせて役を作る「4枚ポーカー」、兵士、隊長、将軍、地雷のカードを出し合う「軍人カード」、金庫のお金を取り合う「天使と悪魔」、鍵付きの宝箱にお金を隠しつつ奪い合う「宝箱ゲーム」、本物と偽者のコレクションを出し合う「偽コレクション」の5種類。
5種類のルールに慣れるまでは苦戦しますが、一回プレイすると敵の行動パターンが把握できるので、メモを取っておくと二周目以降は楽に進められます。

対戦相手もそれぞれが抱える事情からゲームに参加しており、ゲームを引き分けにしたがる者や、「紅刃」の知り合いがいたりと個性豊かなキャラクターが登場します。
ゲームの掛け金をちょっと高くすると勝負に乗ってこない人物等、勝負に参加者の性格が出ているようで毎回面白いです。
残酷な死亡展開は無いものの、ゲームに勝利すると対戦相手の事情が語られるので、前作より倒し難い心境になります。

一周の推定プレイ時間は、30分程度。初回は黛が死亡した状態のルートでクリアし、二周目で全ての対戦相手に勝利する結末に到達。
前作のように、主人公は明るくあっさり敗者を処刑するのかと思いましたが、意外に臨機応変な対応をする事もあり、登場人物との会話やストーリーの面も楽しめました。
制作者・雪月花様による前作の「鬼子母神の夢」、「夏の幽霊飴」等も公開されています→DLサイト


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