2018年3月21日「おたすけJAPAN」からです。

日本式スパルタダイエット
アメリカぽっちゃり娘をやせさせろ!
 
どうしても痩せられないアメリカの肥満女性3人が一軒家を借りて共同生活をし
トレーナーの山口絵里加さんが2ヵ月で15kg痩せさせる・・・という内容だったんですが、見ていて「はぁ!?」の連続でした。
 
まずこの3人の女性のスペックですが以下の通り。
 
●ジェニー
身長167.5cm・体重83.5kg
ブロードウェイの舞台に立つことを子供の頃から夢見ており、過去に舞台の経験はあるものの太り過ぎでオーディションは惨敗続き。
年齢的にも限界なため今回のダイエットにかけている。
 
●ベッキー
身長172cm・体重102.3kg
夫は彼女を考え痩せて欲しいと願っており、ベッキー自身も痩せて母親が昔作ってくれたドレスを着たいという目標を持っている。
 
●マッシェル
身長175cm・体重112.8kg
マイペースな性格で痩せたい理由も「ビキニが着たい」という軽いノリ。
 
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3人の中でまだマシだったのは
「ブロードウェイの舞台に立ちたい」という大きな夢があるジェニーだけで、
あとの2人は「何でこの企画に参加したの?」としか言い様がない程のやる気のなさでした。
 
しかも、「痩せられないから痩せさせて欲しい」という依頼をしたのは自分たちの方なのに
日本からわざわざ来てくれたトレーナーに対してのリスペクトは全くなし。
初日から「運動がキツ過ぎる」とか「食事が口に合わないとか」文句のオンパレードで
しかも山口さんのことを「何なのあの女。ずいぶん上からよね」
「あんなにガリガリちっとも可愛くない」と悪口を言う始末。

もうこの時点ですでに「はぁ!?」でしたが、更に唖然としたのはその翌日。
2日目の夜、ベッキーが「夫と1ヵ月ほど旅行に行く」と言い出したんです。
 
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ホント「はぁ!?」でしょ?笑
 
だって「2か月間共同生活しながらダイエットをして2ヵ月で15kg痩せる」っていう条件を飲んで参加したんですよね?
それなのに2日目で「夫と1か月間旅行に行ってくる」って何なんすかね?
 
でもこの山口さんていう方、全く怒らず「どのくらいいないの?」と質問しちゃうんですよ。
 
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「1ヵ月」と言われても、
 
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唇を噛みしめるだけで全く何も言わず。
 
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もし私だったら
「あ、そう。じゃもう貴女は帰って来なくていいです。一生太っていなさい」
といって失格にします。
 
「日本式のスパルタダイエットで痩せさせて欲しい」という依頼を受けて
わざわざ日本から指導をしに来てるわけじゃないですか。
それなのにこんなふざけた態度ってありますか?
こんな女に指導する必要なんかないし、そんな義務もないはずです。
 

ここで画面がスタジオに切り替わり、
「ベッキーやめちゃったじゃん!」と中丸君に突っ込まれた山口さんが
「うまく言い訳を作ってきたのかな、っていう感じ・・・」とコメントしたその時!
 
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「こういうの一番嫌い!」
 
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出ました。テルマ姐さんです。笑
 
「だってオファーきた時にちゃんと2ヶ月って決まってたんでしょ!?」
 
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「そん中で旅行行くとか」
 
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「マジ筋通ってねえ女 一番嫌いだから!」
 
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「絶対許さない!」
 
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山口さんって「カリスマトレーナー」とか「スパルタトレーナー」とか言われているみたいですけど
やる気のない態度でダラダラと運動していたり
「運動したくない」「疲れたからもうやめたい」「家に帰ってケーキ食べたい」と言われても
「日本人と全然違う」と苦笑いするだけで全くビシッ!っと言えないんですよ。
 
全然厳しくないどころか弱腰だし弱気だし、プロ意識とかプライドがないとしか思えない言動でガッカリでした。

それに比べて、この企画の後に放送された安藤美姫さんの態度は本当に立派でした。
 
安藤さんはフィギュアスケート後進国であるインドネシアの子供たちに
フィギュアスケートを教えに行ったんですが、
安藤が説明をしていた時、あくびをしていた生徒がいたんです。
 
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それを見た安藤さんは「帰りなさい」と言って彼女をリンクから追い出しました。
 
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そして一言

「あくびは許さない」
 
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一度はリンクから出てしまったものの
「安藤先生に謝ってきます」ともう一度リンクへ。
 
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安藤さんの傍に行きますが、「帰っていいよ」と冷たく突き離されてしまいます。
 
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それでも引き下がらずに、
「すみませんでした。もう2度とやりません」と謝罪すると・・・
 
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「OK でもこれで最後よ」
 
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「次はないよ」とピシャリ!
 
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これがプロとしてあるべき姿ではないでしょうか。
 
スタッフに「ケオナが戻ってくると思いました?」と聞かれた安藤さんは
 
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「戻ってこなかったらぶっ飛ばしてました」
 
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「フィギュアスケートに対するお前の気持ちはそんなもんなのかよ」
っていうことなんでしょう。
 
安藤さんは
「何より大切なのは自らやりたいという気持ちを持つこと」
それを分かって欲しかったんだそうです。
 
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ホントそれ。
安藤さんにも激しく同意です。
 
「目標を達成したい。夢を叶えたい」
「そのために頑張ろう。一生懸命やろう」という気持ちを持っていない人に
何を教えたって無駄ですから。