昨日行われたフィギュア男子SP
 
リンクに登場した羽生結弦の姿を見た瞬間、
冷え知らずの私の手先が緊張のあまり氷のように冷たくなってしまいました。
 
その上、胃が「ギュ~~ッ!」っと雑巾絞りをされた様な感覚に襲われ
思わず「オエッ!!」っとえずいでしまう始末。
 
羽生結弦の身内でもなければ友達でもスケート関係者でもない
ただのオバちゃんの私がこんなに緊張するってどんだけよ?
と苦笑しつつ、手を合わせて祈りながら観戦させて頂きました。
 
 
 
結果は、111.68で堂々のトップ。
 
まさに王者の風格を漂わせる演技内容でした。
 
 
この時点で「イケる!絶対にイケるよ!」と絶叫した私でしたが
今日フィギュア男子フリーが始まった途端、
またまた手先が緊張のあまり氷のように冷たくなってしまいました。
そして胃もキリキリ。
 
その理由は、ソチオリンピックのことをつい思い出してしまったからです。
 
 
まだ全然記憶に新しいことですが
ソチオリンピックの時もSPではノーミスで完璧な演技を披露したんですよね。
 
でもフリーの演技ではジャンプで2度も転倒してしまって
一応金メダルは取れたものの、一部の海外メディアには
「あんなに転んで金メダルに輝いた王者は初めて」と酷評されています。
 
その時のことが頭をよぎってしまって
めちゃくちゃ緊張してしまいました。
 
 
羽生選手本人は「やるべき事はやってきてるんで」なんて言っていたけど
絶対に緊張しないわけがないじゃないですか。
 
「一体どれだけのプレッシャーと闘っているんだろう」と想像しただけで
「オエッ!!」っと吐きそうに(苦笑)
 
 
 
そして、運命のフリー
 
ジャンプの着地に2度失敗してしまいましたが
ソチの時のように転倒してしまうこともなく無事に演技を終えることができました。
 
そのフリーの得点は206.17
SPと合わせて合計317.85
 
見事オリンピック連覇を果たすことに。
 
 
その姿を見て
 
「有言実行かよ!」
「なんちゅー精神力なんだ!」
「メンタル強すぎる!」
 
なんて大感激してしまいました。
 
 
 
でも、実を言うと思わず涙が出てしまったのは
ネイサン・チェンのフリーを見た時。
 
ネイサン・チェンは2017年に行われた四大陸フィギュアスケート選手権のフリーで
史上初となる5回の4回転ジャンプに成功しています。
 
そのため羽生結弦と同じく金メダルの可能性がとても高かった選手です。
 
 
そのネイサン・チェンが、どうしたことかSPでジャンプにことごとく失敗して
82.27点しか取れず、まさかまさかの17位という結果になってしまいました。
 
ところが、そのネイサン・チェンが
フリーで信じられないような素晴らしい演技を見せてくれたんです。
 
何とオリンピックで史上初、
4回転ジャンプを6回飛び、その内5回を成功させました。
 
得点は215.08点
羽生結弦のフリー得点より9点近くも高い点数を叩き出していたことになります。
 
そして、SP・フリーを合わせた点数は297.25
 
SP17位から5位入賞を果たしました。
 
 
これってソチオリンピックの時の浅田真央と全く同じです。
 
「ああ、あの時の真央ちゃんと同じだ・・・」と思ったら
何とも言えない切ない気持ちになってしまって涙が出てしまいました。
 
もしネイサン・チェンがSPで失敗していなくて102点以上を出していたら
羽生結弦の金メダルはなかった事になりますが
「たら・れば」など一切通用しないのが勝負の世界。
 
「結果が全て」ということです。
 
 
 
あと、忘れちゃいけないのが
宇野昌磨がフェルナンデスを抜いて銀メダルに輝いたこと。
 
初出場で堂々としたあの受け答え。
そして堂々としたあの演技。
 
凄すぎる。
 
 

羽生選手、宇野選手、

金&銀おめでと~!

今日から金くん銀くんだね!